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シェラトン・グランデ・トーキョーベイ、愛犬と過ごせる専用施設、客室を公開

専用チェックインカウンター、ラウンジ、トリミングサービスなどを用意

2016年12月19日 開業

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル

 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市)は19日、新客室棟「PARK WING」を開業し、同棟内に設けられた愛犬と滞在可能な施設「Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay」、および愛犬と宿泊可能な客室「Dog Friendly Room」を公開した。愛犬との宿泊が可能な客室数は16で、ニーズに応じて今後の増室も検討する。宿泊料金は1泊5万円台から。

愛犬用アメニティが充実。万が一の際の応急対応も想定した安心感のある設備

「PARK WING」は、175の客室(既存客室との合計は1016室)を備えるシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルの新たな客室棟。その175室のうち2階部分の16室が「Dog Friendly Room」と呼ばれる、愛犬とともに宿泊可能な専用客室となっており、1階部分の専用施設と合わせて「Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay」と命名された。

 1階部分には愛犬同伴客専用の入り口とチェックインカウンターのほか、犬用グッズの購入も可能なラウンジ「Dog Lounge」、いくつかのアジリティが設置された「Dog Run」を利用可能。チェックインカウンターの奥ではトリミング、シャンプーなどをサービスする「Dog Salon」があり、宿泊客はチェックイン時に愛犬のブラッシング、イヤークリーニング、ネイルカットなどを行なってくれる「エチケットサービス」も無料で受けられる。

 宿泊客以外も利用できる一時預かり施設「Dog Cabin」は、最大60キャビンのキャパシティをもつ。ここへ一時的に愛犬を預け、隣接の東京ディズニーリゾートを満喫することも可能だ。

 そのほかには、愛犬同伴客専用の駐車場、愛犬用の食事メニューを注文できるルームサービス、持ち帰り可能なクリーナーと携帯用エチケット袋のウエルカムキット、ペットフードボウルやトイレマットなどの専用アメニティがある。万が一、愛犬の体調が思わしくなくなった場合には、近隣の病院との提携で緊急搬送も可能にしており、愛犬と一緒に安心して過ごせる設備とサービスが整っている。

 担当者によると、すでに予約が入り始めており、現在の16室を恒常的に超過するニーズがあれば、現在一般客室となっている別フロアの16室も愛犬同伴客専用フロアとして開放することを検討するとしている。また、敷地内にあるチャペルでは、愛犬を連れて挙式が行なえる新プランの提供も計画中とのこと。

愛犬同伴客専用駐車場が用意されている
通路脇の植え込み
入口へと続く床のタイルには犬の足跡を模したデザイン
愛犬同伴客専用のチェックインカウンター入り口。駐車場からは比較的近い
入口付近の様子
ラウンジとドッグランが併設された、専用チェックインカウンター
専用チェックインカウンター
チェックインカウンターの下は巨大な水槽になっている
グッズ、土産物などを販売
愛犬を遊ばせることができる「Dog Run」。広さは5.5×5m
チェックインカウンターの奥にある「Dog Salon」
宿泊客の場合は愛犬のエチケットサービスを無料で受けることができる
シャンプー時に使用する大型シンク。オーガニックのシャンプー・コンディショナーを用いている
一時預かり用のキャビン。合計60個と、余裕をもって用意
同ホテルのコックが自ら作り上げたという犬用食事メニュー。ルームサービスとして注文できる。500~1400円
新客室棟「PARK WING」のエレベータ
犬使用禁止のマークがあるエレベータは、愛犬同伴は不可
廊下は愛犬をケージに入れるなどして運ぶ必要がある
2階の「Dog Friendly Room」の1室
この部屋の広さは38.5m2
犬用ベッド。人用のベッドは犬は使用不可のため、上らせないよう注意が必要
クリーニングやメンテナンス性を考慮し、床には傷や汚れに強い「ボロン材」を採用。壁は通常の客室と同様という
シェラトンホテルのロゴマーク入りマットとペットフードボウル
アメニティ類。最上段にあるクリーナーと骨の形をしたエチケット袋入れは持ち帰り可
備え付けの電話からルームサービスを注文可能
人用のトイレの前に、犬用のトイレマットを用意。浴室も犬の使用は不可
こちらはPARK WINGの通常の客室。2階のDog Friendly Roomと同等の広さ
通常客室のトイレと浴室