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シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、新客室棟「PARK WING」が2016年12月オープン
愛犬と泊まれる専用客室「Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay」も用意
2016年6月10日 00:00
- 2016年6月8日 発表
東京ディズニーリゾートにある「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市舞浜)」は、工事中の新客室棟「PARK WING」を2016年12月にオープンすると発表した。2016年7月中に予約受け付けを開始予定。
この新客室棟は2015年4月に発表があり現在工事中。室内の具体的なイメージが発表されたのは今回が初。オープンすれば階数にして12階、175室が増え、舞浜エリアでは初の客室数1000室超えとなる1016室の大型ホテルが誕生することとなる。
PARK WINGは、「MAIHAMA SEASIDE RESORT」をコンセプトにし、陽気で楽しくなる雰囲気で館内がデザインされている。客室インテリアもウッディなスタイルで統一。リゾートクルーザーが寄港する南国のシーサイドリゾートをイメージし、壁にはヤシの木のオブジェが配されるなど、リゾート感を高める内装となる。それぞれフロアごとにテーマカラーが異なり、ホワイト/ブラウン、ピンク/パープル、イエロー/クリーム、ブルー/グリーンと4タイプが用意される。客室は広めで38.5m2あり、最大4名まで滞在可能。ファミリーにちょうどよく、本館のグランデルームとほぼ同等のクラスとなる。
また、PARK WINGには愛犬と一緒に宿泊ができる、ドッグラウンジを併設した「Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay」を2階および3階に合計32室用意する。こちらは、チェックインカウンターからすべて一般客室とは完全に分離したエリアとなっていて、一般客には一切ペットを近づけずに滞在できる。ドッグラウンジでは、愛犬と一緒にくつろげ、シャンプーやトリミングなどのサービスや関連グッズなどの販売もされる。
Dog Lovers' Suites at Tokyo Bayの宿泊には、愛犬への基本的なトリミングといった、トリートメントも料金に含まれる。内装も愛犬が使うことを考慮し、ダメージを受けにくい素材を使うなど、専門家の助言を受け最適化されるとしている。なお、宿泊できるペットは、体重15kg程度までの中型犬のみとなり、ほかの動物はサービス外。
ほかにも、新たなレストラン「Galleria Cafe」を新設。アーバンリゾートにあるカジュアルダイニングをコンセプトとして、これまでのグランカフェとは異なるコンセプトのオールデイ・ダイニング。カジュアルな中にも大人のリゾートを感じさせる空間になる。席数は192席。比較的リーズナブルな価格帯にて提供される予定。
朝食は、ブレックファスト・ボードというプレートに、セルフサービスで特製のベーカリーやサラダ、ヨーグルト、コーヒーなどの飲み物を載せる。慌ただしくなりがちな朝に手早く済ませたいときに便利なスタイルの食べ方といえる。ほかにも、できたての日替わり卵料理やホームメードパンケーキ、おかゆなども楽しめ、こちらはキッチンで注文後、できたてのものを受け取る。
ランチとディナーは、フードコートスタイルで手頃な価格の、シェラトンバーガーやタイカレー、ナシゴレン、パスタ、窯焼きピザ、特製ラーメン(2種類)などの本場の味のアラカルトメニューが提供される。客室への持ち帰りメニューも提供。オープンは2017年2月を予定する。
また、ホテル最上階には新ラウンジ「シェラトンクラブ ラウンジ」も新設。これまで74席だったラウンジが144席まで増やされ、東京湾とディズニーパークの両方が一望できる絶好のロケーションでゆったりとくつろげる。数あるシェラトンのクラブラウンジの中でも有数の規模と眺望を持つラウンジになるとのこと。朝食、ランチではスナックが、ディナー前にはカクテルを提供。クラブフロア宿泊のゲストのみが利用可能で、クラブレベル客室の11~12階に直結している。専用スタッフが常駐し、チェックイン、チェックアウトをラウンジで行なう。オープンは夏の予定。
発表会では、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル 総支配人 長田明氏が挨拶した。「昨年4月にANNEX棟プロジェクトとして発表して以来、工事も順調に進んでいまして、当初予定では開業が2017年2月という計画でしたが、2016年12月には開業できるところまできています。このANNEX棟を正式に『PARK WING』と命名しました。
当ホテルは2018年に開業30年を迎えます。首都圏での海外からの宿泊者の増加は目を見張るものがあり、昨年春あたりから顕著に数字に表れ、現在20%程度は海外からの宿泊者になっています。平均滞在日数も増加の傾向があり、滞在もさまざまなタイプに変化してきています。ディズニーランドを訪れるファミリー中心であることはかわりませんが、家族3世代、シニア夫婦、健康志向の方々など、さまざまな目的に対応していかなくてはと考えています。
シェラトンでは“くつろぎの旅”を提供していきます。滞在型ホテルとしての、新しい旅を提案していきたいと考えています。お子さま向けのサービスもありますが、より大人の旅の欲求を満たされるだけの施設やサービスを充実させていきたいと思っています。具体的にはクラブラウンジの充実です。現在のラウンジは2階にありますが、今回の改装では最上階にすばらしいラウンジを用意します。1日中自由にご利用いただけます。当ホテルの特徴として広大な自由に散策でき季節感のあるガーデンがあります。フォトスポットとして楽しめますので、こういった記念のスポットも充実させていきます。
また、近年当ホテルではリニューアルを進めてきました。2014年に宴会場『The CLUB Fuji』、2015年には婚礼で使用する宴会場『ダイアモンド』、客室では、和洋折衷でホテルの中の旅館をイメージし多様な使い方ができる『ジャパニーズスイート』、2フロアを全面改装し海をイメージした『オーシャンドリームルーム』、12階クラブレベルの『シェラトンクラブルーム』と、リニューアルが完了しています。2016年もいくつか宴会場のリニューアルを計画しています。
PARK WINGの開業は、2016年12月の日付は未定ですが、いずれにしても年末までには間に合わせます。予約受付開始は来月7月中旬を予定しています。単に客室が増えるというだけでなく、滞在型のホテルを目指して新しいサービスを提供していきます」と、舞浜エリアのホテルの現状から、PARK WINGやほかのリニューアルを詳細に解説した。
発表会後のレセプションパーティでは、PARK WINGは、「MAIHAMA SEASIDE RESORT」をイメージした料理が振る舞われた。
最後に、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル マーケティング コミュニケーション マネージャー 塩川秀一郎氏は、「今年の12月にシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルに新しく増築しているPARK WINGがオープンします。この舞浜エリアでは初となる愛犬と一緒に宿泊できる『Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay』ができるということに、我々従業員もこれにはたいへん期待しています。現在鋭意準備中です。多くのお客さまに喜んでいただけるようなホテルにしていきたいと思います」とコメントした。
この夏から予約の始まる増築のPARK WING、愛犬家のディズニーファンなら「Dog Lovers' Suites at Tokyo Bay」も大いに気になるはず。新たなレストランとクラブラウンジともに、実際どのように仕上がるのか、とても楽しみだ。