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中部国際空港、「2016 空の日 エアポートフェスタ in セントレア」ステージイベント

JALのチアダンスやANAの歴代制服ファッションショーなど披露

2016年9月10日 開催

 セントレア(中部国際空港)は、9月20日の「空の日」と9月20日~30日の「空の旬間」を記念したイベント、「2016 空の日 エアポートフェスタ in セントレア」を9月10日に開催した。「空の日」「空の旬間」とは、民間航空再開から40周年となる1992年に国土交通省が定めたもので、9月20日~30日の期間は全国の空港などでイベントが開催される。

「2016 空の日 エアポートフェスタ in セントレア」のステージイベントでは、ANAによる歴代コスチュームのファッションショーやJALのチアダンスをはじめ、麻薬探知犬や検疫探知犬のデモンストレーション、入国管理局による入管クイズ、海上保安庁による各種制服を披露するステージなど、セントレア空港に関わるさまざまな機関が協力して参加し、時間いっぱいまで盛りだくさんのイベントが行なわれた。

国土交通省 大阪航空局 中部空港事務所 中部国際空港長の谷口安弘氏

 開催にあたって挨拶をした国土交通省 大阪航空局 中部空港事務所 中部国際空港長の谷口安弘氏は、「空の日、空の旬間は、航空事業に関する興味関心を高めてもらうことを目的として、全国でイベントが開催される。ここ名古屋ではMRJを代表とする航空産業が盛んで、航空に関する知識が多い人も多いが、今回のイベントによってよりいっそうの興味をもってもらいたい」などと述べた。

 会場にはセントレアの「なぞの旅人フー」、愛知県警察の「コノハけいぶ」「コノハまま」、気象庁の「はれるん」、税関の「カスタム君」、海上保安庁の「うみまる」「うーみん」、動物検疫所の「クンくん」など、関連する団体のマスコットキャラクターが駆けつけ、イベントを盛り上げた。

応援に駆けつけたマスコットキャラクターたち

SPGチアダンスプロジェクト

 地元のキッズチアダンススクール「SPGチアダンスプロジェクト」による演技が行なわれた。SPGは「Smile」「Powerful」「Group」の頭文字だそうで、幅広い年齢層の子供たちが日頃の成果を発揮して元気に踊っていた。

「SPGチアダンスプロジェクト」によるダンス

検疫探知犬によるデモンストレーション

 国内持ち込みが禁止されている動植物などをにおいでかぎ分けるのが検疫探知犬。混雑する空港内にいる乗客が持つ手荷物のにおいをかぎ分けるため、小型で鼻のきくビーグル犬が使われている。会場では輸入禁止されているソーセージのにおいをかぎ分けて当てるというデモンストレーションが行なわれた。

検疫探知犬の「ハンター」
検疫探知犬の「リトルマン」
会場から参加者を集い、手提げ袋の中に隠した品のにおいをかぎ分けた
においをかぎ分けた「ハンター」。禁止されたものを見つけるとその場に座って合図をする
ご褒美のおやつをもらう「ハンター」

JALチアリーディングチーム「Dreamys」がダンスを披露

 JAL(日本航空)の中部スタッフによるチアリーディングチーム「Dreamys」が登場。メンバーはさまざまな部署でシフト勤務に就いているため、全員が揃って練習できることは少ないというが、息の合った見事なダンスを披露していた。

JALチアリーディングチーム「Dreamys」によるダンス

麻薬探知犬によるデモンストレーション

 麻薬を探知するために訓練された犬たちのデモンストレーション。麻薬のにおいを覚えさせ、隠された麻薬を見つけると、ご褒美にタオルを堅く縛った「おもちゃ」で犬と遊んで喜ばせるという訓練をしているので、「犬が麻薬中毒なわけではありません」とのこと。

犬が大好きな「おもちゃ」。タオルを堅く縛ったもので、これをくわえて引っ張るのが大好きだという
さまざまな大きさの箱を用意して、その中の1つに麻薬のにおいがするものを入れ、犬が発見できるかを試した
ジャーマン・シェパード・ドッグの「クシタ号」。貨物検査対応犬として貨物を取り扱うエリアで働いている
麻薬を見つけてご褒美のタオルを引っ張るクシタ号。お兄さんもハイテンションで犬と一緒に走り回る
ラブラドール・レトリバーの「ケイスケ号」。旅具検査対応犬で、手荷物などのチェックを行なう
麻薬を見つけたケイスケ号。麻薬のにおいを見つけると、その場に座って知らせる
タオルをくわえて喜ぶケイスケ号。やっぱりお兄さんはハイテンションで一緒に走り回る

ANAは歴代制服のファッションショー

 ANA(全日本空輸)は歴代CA制服のファッションショーを行ない、1955年から最新の2015年までの、計10着を披露した。

1955年~1958年
1958年~1966年
1966年~1970年
1970年~1974年
1974年~1979年
1979年~1982年
1982年~1990年
1990年~2005年
2005年~2015年
2015年~

海上保安庁は制服のファッションショー

 海上保安庁では、関空とセントレアにしかない航空基地と海上保安部の機能を併せもった海上基地があり、ヘリコプターとしてアグスタウェストランド「AW139」が2機と、30メートル級巡視艇「いせゆき」が所属している。いせゆきは伊勢志摩サミットで海上警備も実施したという。イベントではその隊員が海保版のファッションショーを行なった。

第一種制服。モデルは巡視艇いせゆきの船長
第二種制服。モデルは警備救難係の隊員
第三種制服。モデルは航空機整備員で、出動時はヘリのホイストマンを兼ねるという
第四種制服。モデルは通信士で、ヘリや地上基地で巡視艇などとの通信を担当する
パイロットスーツ。モデルは海上保安庁のヘリコプター、アグスタウェストランド「AW139」のパイロット
救難出動服。モデルはいせゆきの機関士補で、救助作業も行なう
潜水服。モデルは潜水士で、いせゆきに乗り込んでいる5人の潜水士のうちの1人。ヘリに乗って救助活動を行なうこともある

会場内には物販や展示コーナーも出展

 そのほか会場内では、JALやANAが物販コーナーを設けたほか、気象庁 気象台による実験コーナーなども出展され、多くの人を集めていた。

JALはJAL SKY NEXTとしてリニューアルされたエコノミークラスシートを展示した
JALの物販コーナー
JALのオリジナルグッズなどを特別価格で販売
制限時間内に巨大なパズルの絵を完成させるゲーム「エアラインパズル」。子供たちが夢中になっていた
ANAの物販コーナー。定番のオリジナルグッズのほか、各地のご当地ベアや、整備員手作りのオイル缶貯金箱なども販売していた
セントレアが行なっていた飛行機の模型にペイントをするコーナー。参加費は無料
気象庁 気象台はペットボトルで雲や竜巻を作る実験を行なっていた
同じく気象台ブースに展示されていた震度計。足でパネルを揺らすと震度が計測される
雨量計の実物展示