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超オトク! 京成電鉄の「下町日和きっぷ」を使って、まだ知らない東京をめぐるワンデートリップ

500円で葛飾・墨田・台東・荒川・江戸川沿線さんぽ

京成電鉄の下町日和きっぷでおでかけしましょ!

「下町日和きっぷ」って?

 鉄道各社が発売するフリーきっぷ。値段も使える地域もさまざまなものがありますが、京成電鉄の「下町日和きっぷ」をご存じでしょうか。京成線の都内エリアが1日乗り放題というもので、その名のとおり葛飾区、墨田区、台東区、荒川区、江戸川区を中心とした東京の下町エリアの散策にとても便利なフリーきっぷなのです。

1日500円で乗り放題の「下町日和きっぷ」。今回は京成日暮里駅で購入しました

 この「下町日和きっぷ」、お値段500円とびっくりするくらい安いのが特徴です。例えば普通に日暮里駅~京成金町駅を行って帰ってくるとすると、片道260円なので往復で520円。ここですでに元がとれちゃう計算なのです。当日ならば何度でも乗り降り自由なので、町から町への移動にはぴったり。ちなみに京成線の千葉県内の各駅からは、都内フリー区間までの1往復料金込みの価格で発売しています(発行駅によって価格は異なります)。

券売機の「おトクなきっぷ」というボタンから
今日はめいっぱい下町めぐりを楽しむですわ~!

 きっぷの購入方法はいたって簡単。窓口に並ぶ必要はなく、京成電鉄の駅の券売機で簡単に購入できちゃいます。さらにこのきっぷ、沿線のさまざまな施設で入場料割引などの優待特典が用意されているのも魅力。カフェやお食事処ではソフトドリンク無料といったサービスもありますので、入店・注文の際にきっぷの提示をお忘れなく。優待特典が受けられる施設一覧は京成電鉄のWebサイトに掲載されていますので要チェックです。

 京成電鉄のWebサイトでは、たくさんのモデルコースが紹介されていて、例えば「下町のパワースポット」や「下町おすすめ撮影スポット」「下町で伝統の技にふれる」など、見ていると“ここ行ってみたい!”と思ってしまう充実のラインアップ。写真入りの詳しいインフォメーションが掲載されているので、スマホ片手に気楽にモデルコースをたどることができるはずですよ。

京成電鉄 下町日和きっぷ

URL: http://www.keisei.co.jp/keisei/tetudou/ticket/shitamachi/privilege/

 ということで私ゆきぴゅーも今回この「下町日和きっぷ」を使って、まだ知らない東京を楽しむ1DAYトリップに出かけてみました。それではレッツ・ゴ~♪

日暮里からスタート
電車がきました

葛飾区四つ木の「北星鉛筆」でえんぴつの魅力に触れる!

 工場見学や体験スポットが大好きな私がモデルコースを見ていてビビビッときたところ、それは葛飾区四ツ木にある「北星鉛筆」。ここでは1日3回、約1時間ほどの工場見学ができるのです。夏休みのチビっ子に混じって、一番身近な文房具“えんぴつ”の製造工程を間近で見学。まだまだ進化を遂げるえんぴつの魅力が再認識できました。さながら大人の社会見学、ここはオススメです!

最初の下車駅は四ツ木駅
1951年(昭和26年)創業の老舗鉛筆メーカー「北星鉛筆」。駅からは徒歩5分ほど
敷地内には鉛筆神社なるものがっ!
社長さん(!)が鉛筆についていろいろ教えてくださいます
鉛筆供養のお地蔵さん。短くなった(5cm以下)鉛筆5本を持っていくと、新しい鉛筆1本がもらえます
いろいろな鉛筆ずらり
北星鉛筆の「大人の鉛筆」は、2011年 日本文具大賞のデザイン部門で優秀賞を受賞しています。気に入って思わず購入!
プチ工場見学、楽しい♪
工場見学のあとで、木の粘土「もくねんさん」を型に入れてキーホルダー作り
乾けば木になるらしい! もちろん持ち帰りOK
北星鉛筆 東京ペンシルラボ

所在地: 東京都葛飾区四つ木1-23-11
工場見学: 平日10時~17時(ガイドツアーは10時~、13時~、15時~)
料金:
・東京ペンシルラボの入場は無料(ガイドツアーは大人400円、子供300円)
・もくねんさん体験 1人300円
TEL: 03-3693-0777
URL: http://kitaboshi.co.jp/

ランチはちょっぴり贅沢に寿司割烹へ

 四ツ木をあとにして次に向かうは京成金町線の終点、金町駅。乗り換えた高砂駅からは4両編成の車両が走っていてローカル感が増してきます。

京成金町線、初乗車中
金町駅に到着

 向かったのは金町駅から徒歩5分の「寿司割烹 和可奈」。実はランチタイムにソフトドリンク1杯サービスの優待特典があることを京成電鉄のWebサイトで調べておいたのです。あらためて「下町日和きっぷ」のコストパフォーマンスを実感! ということで、この日はちょっと贅沢に握り寿司御膳を食べちゃいました。満足、満足。

寿司割烹 和可奈
江戸前寿司をいただける名店
落ち着いた個室に案内されました
優待サービスのソフトドリンク
握り寿司御膳(2200円)
寿司割烹 和可奈

所在地: 東京都葛飾区東金町1-11-10
営業時間:
平日 11時30分~14時、16時~22時
土・日・祝 11時~22時
下町日和きっぷ優待: ランチタイムソフトドリンク1杯(要予約)
TEL: 03-3607-3976

寅さんの町、柴又をぶらり散策! 甘味処いっぱいでお腹もいっぱい

 次に向かったのは1つ隣の柴又駅。お馴染み“フーテンの寅さん”のふるさとです。駅の改札を出ると、大きな鞄を持って旅に出る寅さん像がお出迎え。少し離れたところにはそれを「見送るさくら」像が。こちらは2017年3月に建てられたばかりなんだとか。

1つお隣の柴又にやってきました
駅前には有名な寅さん像
柴又帝釈天へと続く参道

 柴又帝釈天参道商店街の入り口でひときわ目を引く建物、それが「柴又ハイカラ横丁」です。店内には懐かしいブリキのオモチャや駄菓子、雑貨などが所狭しと並んでいて昭和にタイムスリップしたかのよう。2階はおもちゃ博物館になっていて、これまた懐かしいゲームや雑誌などが展示されています。このおもちゃ博物館は「下町日和きっぷ」提示で200円の入場料が100円になりますよ。

柴又ハイカラ横丁
懐かしの駄菓子屋おもちゃ
人気の射的
2階のおもちゃ博物館。昭和40年代に大ブームとなったスロットレーシングなども楽しめます

 両脇にお団子屋さんや土産物屋さんが立ち並ぶ帝釈天参道は下町情緒を味わえるオススメの散策スポットです。

和菓子屋や土産物店が立ち並んで食べ歩きが楽しい帝釈天参道

 ところでこの参道、激戦区とあって? どのお店の甘味もかなり美味しくてビックリ! あっちフラフラ、こっちフラフラと食べ歩きをハシゴしているとお財布のヒモも胃袋も大変なことになっちゃいます。でも多くのお店で「下町日和きっぷ」の優待サービスが受けられるのはうれしいところ。お店の人との下町人情あふれる会話も思わず弾みます。

髙木屋老舗は木造瓦ぶきの建物
髙木屋老舗の名物草だんご。食べ歩き用(テイクアウト)は1本160円。参道を挟んで向い側には店内で食べられる喫茶スペースも
約170年前に建てられた「い志い」の店舗は、もともと呉服屋さんだった建物
くず餅やどら焼きと目移りしちゃう
「い志い」は下町日和きっぷ提示で優待あり。1000円以上お買上げで粗品が進呈されます。訪問時はご飯にかけるゆかりでした
「みずいろのあまがえる」?? 気になる看板を発見!
店頭にはいろいろなカエルグッズがずらり
ガラス製の小さなカエルたち
ガーゼ手ぬぐいと、寅さんバージョンのカエルの置物をお土産に
参道の先に帝釈天の二天門が見えてきました
ネコものんびりお散歩
帝釈堂に参拝して柴又をあとにしました
柴又ハイカラ横丁

所在地: 東京都葛飾区柴又7-3-12
営業時間: 10時~19時
おもちゃ博物館: 11時~19時(土・日・祝のみ開館)
下町日和きっぷ優待: 2階博物館入場料半額(200円→100円)
TEL: 03-3673-9627

高木屋老舗

所在地: 東京都葛飾区柴又7-7-4
営業時間: 7時~17時30分
下町日和きっぷ優待: お土産購入5%オフ(飲食を除く)
TEL: 03-3657-3136
URL: http://www.takagiya.co.jp/

柴又い志い

所在地: 東京都葛飾区柴又7-6-20
営業時間:
平日 8時30分~17時
土・日・祝 8時30分~17時30分
下町日和きっぷ優待: 1000円以上の購入で粗品進呈
TEL: 03-3657-1749
URL: http://shibamata-ishii.net/

延命堂街道一/みずいろのあまがえる

所在地: 東京都葛飾区柴又7-7-7
営業時間: 10時~17時
URL: http://kaeru.shop-pro.jp/

下町めぐりのラストは京成上野に戻って〆のビール!

 ワンデートリップ最後は京成上野駅。モデルコースで紹介されていた、アメ横にある本格英国パブに立ち寄ってみました。

終点の京成上野駅
アメ横のど真ん中にあるThe Warrior Celt(ザ・ウォーリア・ケルト)
店内は本格的なブリティッシュ・パブ
たっぷり汗をかいた1日だったので最高の1杯でした!
The Warrior Celt(ザ・ウォーリア・ケルト)

所在地: 東京都台東区上野6-9-22
営業時間:
日・月 17時~24時
火~土 17時~翌5時
TEL: 03-3836-8588
URL: http://www.warriorcelt.jp/

 ……ということで、思っていた以上に満足感を味わえた「下町日和きっぷ」の旅。個人的には、秋の“萩のトンネル”で有名な向島百花園や、“せんべろ居酒屋”がたくさんあることで知られる立石など、まだまだ気になるスポットがある京成線沿線。次回も“賢く、オトクに”めぐってみたいなと思っています。皆さまも東京の東側、下町エリアの散策にぜひ「下町日和きっぷ」を使って楽しんでみてはいかがでしょうか。

提供:京成電鉄株式会社

ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。