若林直樹のトラベルフォトギャラリー

立山連峰を望む室堂平(富山県)

 中部山岳国立公園の室堂平は立山連峰や大日連山に囲まれた美しい場所だ。写真は6月と7月に撮影したものだが、6月はまだ雪が多く残り、7月にも残雪はあるが緑が映え、花が咲きベストシーズンだ。

 ここの山小屋に泊まり立山登山に向かうアルペンルートは有名だが、室堂ターミナルまでは交通機関を乗り継いで行けるので、登山の経験がなくても高原を散策し山岳観光を楽しめる。もちろん標高2450mの山なので、服装や靴は山歩きに適した装備で雨具も忘れずに持っていってほしい。また室堂ターミナルにはレストランがあるが、終わるのが早いので帰りに食べようと思わないほうがよい。

 アクセスは富山地方鉄道 電鉄富山駅から立山線に乗車して、終点の立山駅で下車。立山駅から立山ケーブルカー、立山高原バスを乗り継ぐと室堂ターミナルまで行ける。

 そのほか黒部ダムからは黒部ケーブルカー、立山ロープウェイ、立山トンネルトロリーバスで室堂ターミナルまでと二通りのコースがある。予約制だが富山駅からの直行バスもあるようだ。クルマでは行くことができないので、立山駅周辺駐車場を利用するとよいだろう。

 室堂平に来たらまずみくりが池を見てほしい。天気がよければ山をバックに池の美しい風景に引き込まれるだろう。高山植物の花も40種以上はあるので7月はベストシーズンだ。紅葉も美しいと聞いているので、秋に散策しに行きたいと思案中だ。

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若林直樹(STUDIO海童)

元雑誌や広告などのカメラマンだが、現在は風景や動物などを被写体にしている。海外は25か国、国内はほとんどの都道府県を回ったが、まだまだ訪れたい場所はたくさんある。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在歴代11匹目になる子と暮らしている。
Webサイトはhttp://kaido.sub.jp/