ハワイ現地発
【ハワイ現地発】夏だ! ハワイだ! それならこのビールで乾杯を!
2023年7月3日 12:00
ハワイが本気で夏となると、青のパワーが違う。空の青、海の青が濃く輝き、太陽光を受けてグラデーションになる。それは美しい以外の言葉が見当たらないほど。
ひなたは突き刺すような強い日差しとカラッとした暑さで、木陰に入れば風が吹き抜けて涼しさを感じるハワイの夏。
こんな季節だからこそ楽しみたいのは、喉をスッキリ潤すビール。今回は、夏にゴクゴクいきたいハワイのローカルビールを紹介したい。スーパーマーケットで気軽に買ってホテルのラナイ(ベランダ)で堪能できるビールはコチラ!
サンシャインガール(マウイブリューイングカンパニー)
ネーミングもまぶしいこのビール。アルコール度数が4.6%と低めで、苦味を表わすIBUも28とそれほど高くない、軽くて飲みやすいゴールデンエール。甘ったるさはなく、だからといってキリリとした辛口でもないハワイらしい1本。するするっと喉を流れ、シトラスがほんの少しだけ香ったあと、フワッとトロピカルな余韻を残してくれる。
マイタイム・ライト(コナブリューイングカンパニー)
レコードの「ジャケ買い」ならぬ、ビールの「ラベルデザイン買い」をしたくなるような、ハワイの夏を表現したビール。このデザインのモデルになったのは、マウイ島のカアナパリビーチ。夏の期間だけの定番だった「マイタイム」のカロリーオフ&ローカーボバージョンとして登場した。マイタイをイメージして作られていて、トロピカルが押し寄せる味わいにもう1本!といきたくなる、アルコール度数4%の軽いビール。
ユズシトラスIPA(コナブリューイングカンパニー)
こちらもコナブリューイングカンパニーが発売したユズが香るIPA。IPAってあの苦いビールでしょ?と思う方も、ぜひチャレンジを。IPAの苦味に負けないユズの存在感を感じられて、そのバランスが素晴らしく、夏に飲みたくなるビールに仕上がっている。アルコール度数は6%なので一般のビールよりも高めだが、IPAとしてはそれほど強くはない。ラベルデザインのように、少し陽が傾いてきた夏の夕方にホテルのラナイでゆっくり味わおう。
ホップ・レイ・IPA(アロハビアカンパニー)
夏とはいえ軽いビールだけではもの足りないという場合はこちらを。アルコール度数は6.4%、IBU70%なので、苦味が強い。グレープフルーツのようなアロマを感じ、口に含むとシトラスとトロピカルなフレーバーがちゃんと主張してくれる。パイナップルとホップを掛け合わせ、「パインホップル」と呼ばれるロゴが印象的なラベルに思わず手が伸びてしまう1本。
コンブチャ・ピタヤ・パッション(フードランド)
ここでノンアルコールの飲料を。ビールの代わりに飲んでみたところ結構満足できたのが、マウイ島で作られたコンブチャ。地域密着型スーパーマーケット「フードランド」が、今年創業75周年を記念して発売したもの。ビーチでアルコールを飲むことは禁止されているので、キンキンに冷やしたコンブチャを飲むとサッパリ爽快な気分に。ピタヤ(ドラゴンフルーツ)、リリコイ(パッションフルーツ)、マンゴー入りのトロピカルなコンブチャ。甘さはなく飲みやすいヘルシーな1本。
【番外編】やっぱりお店で一杯飲もう! というときはこの3杯
ココ・ブラウン(コナブリューイングカンパニー/ハワイカイ店)
ポーターよりもあっさりしたブラウンエールのココ・ブラウン。アルコール度数5.5%、IBU28で苦味は少なく、ナッツのアロマ、ココナツを感じるフレーバーを満喫できる。
ハナホウ・へーフェ(ワイキキブリューイングカンパニー/ワイキキ店)
酵母をろ過していない白ビール、へーフェ・ヴァイツェン。濁りがあり、きめ細かい泡と独特の香りと甘みが特徴。アルコール度数5.8%、IBU15で、オレンジピールのジューシーな味を感じられる。
イングリッシュ・ブラウン・エール(ワイキキブリューイングカンパニー/空港)
旅の最後に美味しいクラフトビールを飲みたいときは、ダニエルイノウエ空港のチェックインをすませて「The Local」へ。しっかり冷えたクラフトビールを丁寧に入れてくれる。イングリッシュ・ブラウン・エールはアルコール度数5.1%でナッツとチョコレートのフレーバーをほのかに感じる味わい。
軽いビールであっても、どこかに南国の恵みを感じられるのがハワイのビール。香りと味、ラベルデザインを楽しみながら堪能しよう。
なお、もっとガツンとIPAタイプという方は以前の記事「2022年ハワイのローカルビールを総括! 家飲みクラフトビール10選」をご覧あれ。