ご当地土産セレクション

茨城土産の「吉原殿中」と「天満月」

茨城土産の新定番「天満月」

 東京都心からクルマで最短1時間ほどでアクセスできる茨城県。関東の名峰・筑波山や太平洋の自然に囲まれながらも、牛久大仏やアクアワールド大洗、学園都市つくばにあるJAXAの宇宙センター、近年ではネモフィラ畑の絶景が人気を集める国営ひたち海浜公園と、ファミリーで楽しめる観光スポットが盛りだくさん。冬には水戸・偕楽園の梅まつりや旬のアンコウ鍋も楽しめます。旅中のお土産選びに迷ったら、こちらの2商品をお試しあれ。

あさ川「吉原殿中」

 吉原殿中は、名君烈公(水戸藩第9代藩主・徳川斉昭公)の時代、御殿女中吉原が残った乾飯を炒って作ったおやつが起源とされる、歴史ある銘菓です。

 今回選んだのは吉原殿中メーカーのなかでも特に有名な「あさ川」の商品。創業1872年(明治5年)の老舗で、自社工場の敷地内から汲み上げた地下水を使い、熟練の職人がさまざまな水戸土産を手作りしています。

 看板商品の吉原殿中は、“ポン菓子”のような軽やかさとたっぷりまぶされたきな粉の香ばしさが特徴。口に入れた瞬間はふんわりサクッとしているのに、次第にモチモチと変化する不思議な食感が美味。

 こだわりは、原材料に水飴、きな粉、砂糖、餅米のみを使い、添加物は一切使用しないこと。また、その日の気温や湿度を考慮しながら、独特のやわらかな食感を生み出しているそうです。

茨城県と水戸市を代表する定番土産「吉原殿中」。甘しょっぱくて、まるできな粉餅を食べているような独特の食感
こちらは7本入り。日本三名園に数えられる「偕楽園」のお土産としても人気が高いそう
紙で包まれた棒状の吉原殿中。割ってみると、水あめが糸を引いて納豆みたいです

あさ川「吉原殿中」

内容量: 7本入り
価格: 972円
賞味期限: 製造日より30日
販売場所: 水戸京成店(京成百貨店内)、エクセルみなみ店、牛久大仏店、アトレ取手店など

亀じるし「天満月」

 天の満月と書いて「あまみつき」と読むこの商品は、夜空に輝く月と星をイメージしたというチョコレート饅頭。卵の風味が残る黄味餡を、チョコレートとココアパウダーを練り込んだ皮で包み、絶妙な火加減で焼き上げています。ほろ苦いチョコレートの皮と甘い黄味餡の組み合わせが絶妙な、和洋テイストです。

 茨城県を観光していると、生産量日本一のメロンや霞ヶ浦の土壌で育つレンコン、近年人気の干し芋、栄養たっぷりの奥久慈卵など、地元の特産品を使うのみならず、見た目もオシャレな商品が豊富なことに驚きます。

 この「天満月」を作るのは創業1852年(嘉永5年)の歴史を持つ「亀じるし」ですが、5個入りの化粧箱をスライドしたり、バラの外箱を並べたりすると、“満月”が現れるというギミックが斬新。可愛らしいウサギ柄のピロー包装にもこだわりがうかがえます。2023年の干支「兎」にあやかり、おひとついかがでしょうか。

ぎっしり詰まった黄味餡が満月を思わせる「天満月」。光沢のあるチョコレート皮にふりかけた金粉は、夜空にきらめく星のよう
「いばらきデザインセレクション2008知事選定」にも選ばれたこだわりのデザイン
ウサギのモチーフが可愛らしいピロー包装。茨城土産の新定番として人気です

亀じるし「天満月」

内容量: 5個入り
価格: 1080円
賞味期限: 製造日から45日
販売場所: 亀じるし本店、那珂インター店、常陸太田店、エクセルみなみ店、道の駅ひたちおおた店、茨城空港店など