ボーカリスト琴音の音楽旅
冬の自由が丘散策、上品なメルヘン世界とヨーロッパの雰囲気で心はポカポカ
2024年2月3日 08:00
冬の寒さも厳しくなり、どこかに出かけるのも少しおっくうになる気温が続いています。暖冬と言われているけれども、それでも寒いもんは寒い! でも、近場でいいからどこかお出かけしたい……。どこかよい街はないかな?と思っていたら、ずっと行きたかったピーターラビットガーデンカフェが自由が丘にあることを思い出しました。
自由が丘といえば落ち着いた住宅街に隣接していながら、オシャレなカフェやレストラン、お店がたくさんあり落ち着いた大人な雰囲気が魅力の街。何度も歌のお仕事で訪れていながらゆっくり散策はしたことがなかったので、今回はお昼のランチから家族と出かけてのんびりと散策を楽しみました。
念願のピーターラビットガーデンカフェで、メルヘンな世界観にノックアウト
今まで存在は知っていたものの、ゆっくり訪れる機会がなかった「ピーターラビットガーデンカフェ」、今回は念願かなっての初来店になりました。ずっと憧れていた世界観は期待以上で、入り口からかわい過ぎるピーターラビットがお出迎えしてくれます。
今回は平日のランチタイムに伺い、家族は「ジマイマのオムライス、ハンバーグのデミグラスソース」、私は「ねむねむサラダプレート~オムライスとハンバーグデミグラスソース」にドリンクセットのコーヒーを付けて注文。内装のかわいさにテンション上がりまくりですが、お料理もしっかりボリュームがあり美味しい。
オムレツで有名なラケルのプロデュースなので、さすがのお味でした。トロトロのオムライスに、バターがきいてるラケルパン、そして眠くなってしまうという「ねむねむの煙」が出てくるサラダはピーターラビットのお話にちなんでのメニューだとか。どこまでも手が込んでいて本当にかわいい。
そして、しっかりボリュームのある料理をいただいたにも関わらず食いしん坊の私たちは「ピーターラビットカフェ特製スコーン」単品と「ロイヤルミルクティーのパフェ」を注文しました。熱々に温められたスコーンをパフェのアイスクリームに付けて食べる至福の時……。まるでイギリスの湖水地方に来たような気分で、ピーターラビットの世界観を満喫しました。
メルヘンな雑貨屋さん、調理雑貨、調味料などセンスのいいお店がたくさんありました
満腹でお腹いっぱいになったあとは雑貨屋さん巡りでもしようと、まずは「コべントガーデンバザール自由が丘店」に入りました。ヨーロッパやイギリスの雰囲気たっぷりの店内で、ピーターラビットからの引き続きウサギの雑貨に心惹かれてしまいます。
グラスやガーデニング用品、家具など実用的でオシャレなのに家でも使えそうなグッズがたくさん。ヨーロッパの雑貨屋さんや蚤の市を彷彿とさせる店内で、日本にもこんな素敵なお店があったんだとうれしくなりました。
のんびりした空気の流れるカフェで休憩
少し散策をして歩き疲れたので休憩に入ったのが「茶乃子」というカフェです。なんだか落ち着いたゆるりとした雰囲気が魅力的で吸い込まれるようにお店に入ってしまいました。普段ならコーヒー党の私ですがお店のメニューにオススメとあったのでロイヤルミルクティーを注文してみました。寒い冬の日って、なんとなくロイヤルミルクティーを飲みたくなってしまいます。
仕事をしている人もいつつ、のんびりとした空気が流れるのは自由が丘という街の持つ特性でしょうか? 住宅街が近いからか近隣にお住まいと見受けられる方も多く、あくせくした雰囲気がないんですよね。美味しいロイヤルミルクティーを飲みながら、休憩しつつもホクホクと心まで温まりました。
知る人ぞ知る名店で絶品料理とワインに舌鼓
少しカフェで暖まったあとは少しお腹も空いて来て酒でも飲むかー!とビストロ「ウラジユウガオカ」へ。
こちらは何回か訪れているのですが、しっかり食事をいただいたことがなかったので今回はマスターにあらかじめお腹を空かせて行く!と来店を伝えての訪問。
まずは梅しそサワーで乾杯し、「マグロとオリーブのタルタル」をツマミにいただきます。塩気のあるオリーブと、ピンクペッパーのアクセントが心地よくギリシャや地中海料理の雰囲気も感じさせる味付けです。
からの、寒い冬の夜はこってりしたものが食べたくなる! ということで「鴨肉のソテー白カビチーズソース」を注文。ここまできたら白ワインか赤ワインか迷いますが、この日の赤ワインはボルドーのフルーティーな飲みやすいものだということで本来赤ワイン好きな私は赤ワインをセレクト。
動物的な鴨の香りと白カビチーズのクセが絶妙にマッチしてワインが進む進む。ホクホクした白インゲン豆の食感と少しコリっとした鴨肉の食感が楽しいです。このメニューに別名を付けるなら「ワイン泥棒」というところでしょうか。
少しほろ酔いになったところでシメのリゾットを。普段はリゾットは通常メニューにはないそうですが、今回は事前に食事を頼むのを伝えての来店だったのでマスターが用意してくれていました。
お腹の空き具合によって対応してくれるホスピタリティもうれしいです。イタリアのオリーブオイルがたっぷりかかったアラビアータ風リゾットはお米の芯の残り具合が完璧で、これも主食というよりはツマミにピッタリ!
お酒好きなマスターの作るお料理はどれも飲兵衛の心に刺さるものばかり。イタリアに滞在していたのもあり、味付けがヨーロッパの現地の味に近いのも日本にいながら海外にいる気持ちになれました。
東京にも色んな街がありますが、この自由が丘はゆったりした空気が流れつつもヨーロッパの香りを感じることができるトリップ感のある街でした。
まだまだ自由が丘で開発していないお店もあるので、また再訪していろいろ行ってみたいです。冬の寒い日でも街歩きならお店のなかは暖かいので楽しくお出かけできました。
お家のなかでぬくぬくゆっくりもよいですが、少し外に出てみるとまた新しい発見もありリフレッシュした休日を過ごせて楽しかったです。