ボーカリスト琴音の音楽旅

春の館山で絶品海の幸BBQとキャンプ、牧場で動物と触れ合いの癒し旅

春の館山でキャンプして、牧場で動物と触れ合ってきました

 春めいた陽気から、もはや初夏を感じさせる日も度々あってお外遊びにはピッタリの5月。そして私といえば、4月からいきなりソロキャンプにハマり、もはや毎週キャンプしていると言っても過言ではありません。今回は千葉県館山でキャンプをし、翌日は寄り道してマザー牧場で動物と触れ合う旅に出ました。

まずはキャンプ飯の買い出し「房総の駅とみうら」で海鮮と地元のお酒をGET

 今回は海の近くのキャンプ場、ということで夜ご飯は現地調達でまずはクルマで館山方面に向かい、館山自動車道 富浦ICすぐにある「房総の駅とみうら」でお買い物。地元の海産物から野菜まで取り扱いがあるので、調味料以外だったらだいたいのものがここで揃います。

 房総の駅とみうら内「南房総おさかなセンター」で今回はハマグリ、お刺身用の鯛、1人だけど余ったらアレンジ料理にすればいいや、とマグロのカマを買ってみました。「生産農家直売所菜っぱ」でアイスプラント、新玉ねぎ、プチトマトを買って晩酌用に鯛と一緒にカルパッチョにしようかと。

房総の駅とみうら内「南房総おさかなセンター」「生産農家直売所菜っぱ」
新鮮な魚介類、魚や貝、海藻の加工品がずらり
新鮮な南房総の野菜も買えます
魚介だけではなく、肉類の品揃えもバッチリ

 同じ敷地内にある「おみやげセンターとみうら」ではお菓子やお土産、お酒の販売、パン屋さん、カフェまでありました。

 夜のお酒はどこかコンビニででも買おうと思っていたのですが、こちらでご当地ビールとチューハイが売っていたのでそちらを購入しました。

おみやげセンターとみうら
パン屋さんも併設
地酒やご当地クラフトビール、チューハイも

女子のソロキャンプでも安心! RECAMP館山で南国気分を満喫

 買い出し完了して、お昼どきにRECAMP館山に到着。クルマ以外での交通の便は、目の前に「ファミリーパーク前」のバス停もあり、JR館山駅からはタクシーで約20分ほど。キャンプ場に着いたときにお腹すいて到着して、テントなどを設営して、気付いたら結構時間が経っていた……なんてことありますよね。

 というわけで、今回は併設のカフェ「CAMPER'S DINING」で設営前にハンバーガーのセットを注文しランチにしました。RECAMP館山に前に訪れたときに、カフェメニューも充実してて気になっていたんです。

 海に行って食べようと思い歩いて5分の「平砂浦海岸」に行きましたが、トンビがたくさん飛んでいたので食事は断念。絶景だけ楽しんで、RECAMP館山に戻って美味しくいただきました。

RECAMP館山、管理棟入り口
併設のカフェ「CAMPER'S DINING」
RECAMP館山から徒歩5分「平砂浦海岸」
プルドポークバーガーとドリンクのセット

至れり尽せりのRECAMP館山で快適キャンプ

 今回はフリーサイト(区切りがなく、自分でスペースを確保するサイト)を予約していたので、ヤシの木が見えるところにテントを設置しました。ほかにもクルマの乗り入れ可能なオートサイト、電源付きの区画サイトもあるので至れり尽くせりのキャンプ場です。

 売店も、もはや売店のレベルを超えて高機能なキャンプグッズを販売しています。前回ここに来たときは、強風で思った以上にガスコンロに火が付かず手持ちのガスが切れてしまい、こちらの売店でお世話になりました。何かしら忘れ物があったり、持ってきた物を使い切ってしまってもだいたいの物はこの売店で揃うと思います。

 サニタリー棟にはシャワーブースにドライヤーまであり、しっかり汗を流して眠りにつけますね。電気ポットに電子レンジまであるので、本当に至れり尽くせり。洗濯機&乾燥機のランドリーコーナーもあるので、連泊でも荷物少なめで来ることができます。

 ほかにもサニタリートレーラーがあり、そちらにはドライヤーはありませんがトイレ、シャワーは可能です。どこもオシャレできれいなので、女性やお子さんはうれしいですね。夜のトイレも怖くない!

何でも売っていると言っても過言ではない売店
サニタリー棟入り口、ボードでお絵描きも楽しそう
清潔できれいな炊事場
灰捨て場
薪わり場まであるんです
ランドリースペース
電子レンジと電気ポットも
明るい雰囲気のサニタリー棟
カートがあるので、フリーサイトでも荷物の運搬が楽
温水洗浄トイレ、明るいのと男女別なのがうれしい
シャワールーム
洗面台、サニタリー棟にはドライヤーも完備
白を基調とした明るいシャワールーム

まるでハワイ!? 南国感あふれるRECAMP館山で景色を満喫

 日が落ちてきて、絶景を楽しみつつもそろそろアルコールを……とビールの栓をぷしゅり。このクラフトビール「ヴァイツェン」、爽やかな味でゴクゴク飲めてしまいます。ビールを飲みながら、道の駅で買った鯛のお刺身、新玉ねぎをカットして、プチトマト、アイスプラントを乗せてオリーブオイルと塩で鯛のカルパッチョの完成。

 お刺身とちょっとした野菜で美味しく仕上がるので、カルパッチョは私のキャンプの定番料理です。そして、そのカルパッチョをツマミにビールを飲みつつ、焚き火の準備に取り掛かります。焚き火台で火を起こしながら、カルパッチョをビールで流し込む、目の前には絶景とキャンプの醍醐味を味わう時間です。

 焚き火で火が起こったら、ハマグリを焼き、次のクラフトチューハイ「南房総夏みかん」に移行。そして、マグロのカマをドーン! やはりその存在感はすごいです。塩をかけて、マグロの油の旨味とチューハイの相性のよいことと言ったら、まさに相思相愛。えっ、そこの2人付き合ってたの?というマッチング具合です。

 そして、持参した白ワインをぐびぐび飲みつつマグロのカマと焼きハマグリ、夜空と焚き火を眺めながらの晩酌。最高とはこのことですね。ひとしきり海鮮とお酒を楽しんだら、焚き火の火が消えたのを確認してシャワーを浴びにサニタリー棟へ。昼間の汗をしっかり流して、テント内で少し読書を楽しんでから眠りにつきました。

南国ムードと整えられた土地でキャンプというか別荘に来たような景色
鯛のカルパッチョとクラフトチューハイ「南房総夏みかん」
千葉県産のハマグリ焼き
夕日が有名な館山ならではの景色
ごちそう感満点のマグロのカマ

動物との触れ合い、絶景に絶品グルメと盛りだくさんのマザー牧場

 翌朝、なんと9時間も眠りこけてグッスリと良質な睡眠をとることに成功。最初の頃はキャンプでなかなか眠れなかったのですが、ここまで眠れるようになるとは……。そして、グッスリ睡眠をとってコーヒーを飲んで撤収作業をしていたらあっという間にチェックアウト時間に。

 そして、中学校の遠足でずいぶん前に訪れたマザー牧場を目指して出発。以前、RECAMP館山に来たときにそういえばマザー牧場近かったな、と思い出してからずっと行ってみたかったんです。久しぶりに訪れたマザー牧場の感想は「こんなに大きかったっけ!?」。学校の遠足だったから、限られたエリアだけ行っていたのか? まずはその広大な敷地に驚くばかり……。

 だって、遊園地まであるんですよ? そして、この時期はネモフィラも咲いていて、まるで絵本のようなお花畑も楽しめました。マザー牧場といえば、シープショーや乳牛の手搾り体験など動物との触れ合いのイメージが強かったのですが、こんなに景観がよいとは驚きでした。が、まずは腹ごしらえ、とジンギスカンを食べに「ジンギスカンガーデンズ」へ。

 セルフサービスでお肉や野菜など具材を選びお会計、席で焼いて楽しむシステムです。特製ジンギスカンのタレが美味し過ぎて、ジンギスカンの香りとタレのフルーティさが絶妙にマッチ。白ご飯ともよく合います。お野菜もジンギスカンの油が染みてこれまた美味しい。あっという間に食べ切ってしまいました。

マザー牧場山の上ゲート
ジンギスカンと白ごはん
遊園地「わくわくランド」

 そこからシープショーを観て、羊と触れ合いました。ショーのなかでは羊の毛刈りも行なわれて見応えがありました。羊ってこんなにたくさん種類がいて、それぞれ全然違うので見ていて楽しかったです。

動物のショーが見られるアグロドーム
羊の毛刈りショーは圧巻
ショーのあとは実際に羊に触れ合えちゃうんです

 そこからこぶたレースを鑑賞、「うさモルタッチ」でうさぎとモルモットを愛でて、少し休憩しようと「フードスタンドWAKUWAKU」で「プレミアムチョコソフト」をいただきました。やっぱりマザー牧場といえばソフトクリームですよね。

 生チョコも入っていて、ワッフル生地もチョコでチョコ三昧。マザー牧場内は広いので、歩いてるだけでもかなりカロリーを消費しそう、というわけでこのソフトクリームは必要な栄養素だったということで……。ハイキングコースもあるので、歩きながらこの景観をゆっくりと楽しむこともできますよ。

 今回私は参加しませんでしたが、季節の味覚狩りや土日にはジャムの手作り体験もできるので、Webサイトで情報をチェックして参加してみると、よりマザー牧場を楽しめると思います。

こぶたレース、意外と速く走ってビックリ
フワフワのうさぎに癒された「うさモルタッチ」
プレミアムチョコソフト

 最後に、マザー牧場に来たのに牛に会っていない!とトンネルをくぐり「うしの牧場」へ。The牧場という景色が広がり、牛が草を食む姿がまさに牧歌的。メルヘン好きには堪らない景色です。

 さて、うしの牧場から私がクルマを停めた山の上駐車場まではまた坂を登って移動をしなくてはならないのですが、この日何往復かしてすでに疲れていたので場内を運行する「とんとんバス」に乗って移動しました。このバスの豚のルックス、かわい過ぎてずっと見ていられます。

 広大な敷地のマザー牧場ですが、こういったバスの運行もありますし、車椅子(無料)やベビーカー(有料)の貸し出しもあります。老若男女、どんな方にも楽しんでいただきたいというホスピタリティが伝わってきますね。ワンちゃん連れの方も多く、駐車場に足洗い場まであって、どこまでも動物に優しいマザー牧場です。

 無事にとんとんバスで山の上エリアに戻り、最後にお土産をたくさん買って帰路につきました。美味しくて感動したジンギスカンのたれをたくさん買ったので、家族に配るつもりです。ほかにもソーセージやチーズ、ヨーグルト、お菓子、食べ物以外にもぬいぐるみなどのお土産もたくさんありました。

 Tシャツやウインドブレーカーなど、突然の天候の変化に対応できるアパレル販売もうれしいところ。中学生ぶりに訪れたマザー牧場は、さらなる進化を遂げてまた訪れたい!と思う素晴らしい場所でした。今回はキャンプで自然に触れ、牧場で動物と触れ合い、目でも触感でも楽しめる旅になりました。帰りの運転も、ルンルン気分でテンション高めに旅の余韻に浸りまくり。

 これからの行楽シーズン、本格的な梅雨、暑い夏が来る前にお天気のよい日は外で過ごすのはいかがでしょうか?

うしの牧場
キュート過ぎるルックスのとんとんバス
さまざまなお土産があり、全部欲しくなってしまいます
琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。
ブログは https://kotone1010.com/