ボーカリスト琴音の音楽旅
中央線の大人な街、阿佐ヶ谷を散策! 古着に輸入雑貨に心は海外へトリップ
2022年7月23日 08:00
暑過ぎる夏になるかと思いきや、お出掛けにはちょうどよい暑さの今年の夏。海にでも行こうと思いつつも、支度や距離を考えるとちょっと尻込んでしまいます。
どこか気軽に行けるおもしろい街はないかな、と考えていたら先日訪れた阿佐ヶ谷が思い浮かびました。阿佐ヶ谷に何度か飲みに行ったりしたことはあるけれど、そんなにゆっくり散策したことはなく、あまり阿佐ヶ谷のお店を知らないなぁと。
前々からゆっくり阿佐ヶ谷を散策してみたいと思っていたので、思いついたが吉日!ということで気楽にプラっと阿佐ヶ谷散策に出かけました。
美味し過ぎるうどんに舌が鳴りまくる「東奔西走」
今回はほぼネットで検索をかけず、気のおもむくままに歩いて、気になったお店に入ってみることにしました。阿佐ヶ谷駅南口からアーケード街を抜けて、ふらふらしているとうどん屋「東奔西走」を発見。
ただのうどん屋さんではなく、夜は出汁酒場にもなるようでオシャレなカフェのような雰囲気です。
お持ち帰りのメニューも充実。せっかくなので持ち帰りは難しいという「牛明太釜玉バターうどん」を注文しました。
大盛り無料とのことでしたが、年々量を食べられなくなっているので並盛りにしました。よく食べる方にはうれしいサービスですね。レコードの流れる店内で、うどんの到着を待ちます。
登場した牛明太釜玉バターうどんは、お出汁もついていて最後の方で出汁を入れるとよいと店員さんからアドバイスをいただきました。具材と麺をよく混ぜると、少し縮れたうどんに明太バターがよく絡みます。
そこに甘辛い牛薄切り肉を口に入れると、阿佐ヶ谷の人たち、こんな美味しいもの食べてたの!?と嫉妬の炎が湧き上がってしまいました。
海苔もよいアクセントになり、たまにお出汁だけお口直しに飲んだりなんかして。あっという間に完食してしまいました。このクオリティだと、ほかのメニューも絶対に美味しいので全メニュー制覇したくなりました。
天然酵母のパン「けやき庵」と、どこを見てもパンダパンダパンダのカフェ「ぱんだ珈琲店」
東奔西走を出て、腹ごなしに少し歩きながらJR阿佐ヶ谷駅南口方面に向かいます。天然酵母パン、と大きく看板に書かれたパン屋さん「けやき庵」を発見。
そういや我が家はパンが切れていたっけ、と店内に入りシンプルな材料で作られた「田舎パン」が気になって購入しました。家に帰って食べてみると、外はカリッとしているのになかはむっちり。
バターや卵は使っていないのに、ボソボソ感は一切なくむっちりとした食感に感激。色んなお食事に合いそうです。
けやき庵から今日はどこかで甘いものが食べたいな~と歩いていると……。かわいいパンダの看板が目に入りました。もう少し歩いてからカフェ休憩にしようと思っていましたが、看板がかわい過ぎて「ぱんだ珈琲店」に入店。
これが大正解! 店内はとにかくパンダパンダパンダのグッズで埋め尽くされた空間が広がっていました。ブレンドコーヒーとチョコバナナパフェのパフェセットを注文。
その間に店内を散策、一部のパンダグッズは展示のみですが、ほか雑貨は購入可能です。
チョコバナナパフェにはマジパンで作られたパンダもひっそり。温かいコーヒーとチョコバナナパフェ、細かい心配りに心に灯がともります。ぱんだ珈琲店、とても居心地のよいお店でした。
大人な落ち着いた古着店でゆっくりお買い物
JR阿佐ヶ谷駅南口エリアから、北口方面へ。前に自転車でこの辺りを通ったときに、いろいろお店があるのが気になっていたんです。
なんとなく散策していると店頭に古本や雑貨を置いてあるお店が。店内を覗くと古着屋さんのようだったので入ってみました。
「雑踏」というお店で、古着はレディースとメンズ、どちらも取り扱いがありました。古本があるのがおもしろいですよね。こちらでワンピースやシャツなどを購入しました。
音楽イベントも開催したり、音楽にもリンクしているのがとても印象的なお店でした。
続いて、「雑踏」から道路を挟んでお向かいの「eel」という古着屋さんを発見。英語で「うなぎ」という意味のお店で、初めて英語でうなぎを何というか知りました。
エキゾチックなワンピースに惹かれて入店しましたが、結局シルクのワンピースを購入。こちらもメンズ、レディースともに取り扱いあり。ラジカセやカセットテープがたくさん置いてあって、阿佐ヶ谷の古着屋さんはほかのエリアに比べて音楽へのリスペクトを強く感じます。
お店のお姉さんが丁寧に商品説明してくださったのもうれしかったです。レディース、メンズどちらもあると、男女でお買い物を楽しめますね。
阿佐ヶ谷の古着屋さんは丁寧なセレクトで古着の質も高く、落ち着いた雰囲気でお買い物できるなぁと感じました。
乙女の夢をすべて詰め込んだ雑貨に大興奮、海外にトリップしたような雑貨店を発見
続いて、自転車でお店の前を通ってからずっと気になっていたロシア雑貨店「パルク」へ。看板の店名がキリル文字表記で読めなかったのですが、店名の発音は「パルク」だそうです。
思い返せば、この連載の初回はロシア旅でございました。そのときのサンクトペテルブルクの美しさがずっと忘れられない私。現在の世界情勢は悲しいものですが、文化や芸術に罪はありません。
ロシアで見たマトリョーシカやロシアらしいポストカードなどもたくさん。今回はバレリーナと貝細工の素敵な小物入れを購入しました。
そして、また道路のお向かいにめちゃくちゃかわいい外観の雑貨店「Lotty」を発見。店内は乙女の夢をこれでもか!と詰め込んだ夢のようにかわいい空間が広がっていました。
主にアメリカ雑貨のポップでキュートな色合いの物が多く、目が喜んでいるのが分かるくらいかわいいです。
めっちゃかわいらしい雑貨達なのですが、子供っぽい感じではなく大人の女性が持っていてもかわいく見える物ばかり。その絶妙なセレクトに心を打たれてしまいました。
今回はかわいいカップケーキ型のお皿を購入。これにスイーツのせて食べたら絶対にかわいいでしょ!
ホルモンとハイボールの悪魔的相性のよさを堪能「ホルモン焼肉ぶち阿佐ヶ谷店」で締めくくり
お買い物を満喫したあとは、阿佐ヶ谷北口駅前スターロードにある「ホルモン焼肉ぶち阿佐ヶ谷店」でホルモンとハイボールを1人黙飲。時短営業中に自宅でのお酒の楽しみ方の幅もずいぶんと広がりましたが、ホルモン焼きに関してはお店で食べるのが1番だと思います。
ホルモン盛り合わせをみそ味で焼き、ハイボールで流し込む快感といったら。筆舌に尽くしがたい喜びですよ、皆さん。
みそ味ホルモンを堪能したあとは、塩味でギアラをオーダー。脂肪分の少ないギアラを、塩味でさっぱりといただきます。1人飲みを満喫しながら、阿佐ヶ谷散歩を振り返ってみると、思ったより大人っぽいお店が多い印象でした。
中央線沿いは、それぞれの街でどこもおもしろいのですが、ほかの町よりも阿佐ヶ谷は少し落ち着いたお店が多いように感じました。
それもこれも、私自身がいい大人だからかもしれませんが……。今回も知らなかったおもしろいお店をたくさん知れて、大満足のお出掛けになりました。