ボーカリスト琴音の音楽旅
2018年の年明けを福井の恐竜王国で過ごす。セイコガニに父特製のパスタ、県民食の秋吉の焼鳥でしっかりお正月太り!?
2018年1月27日 00:00
私の母の実家がある福井県。毎年、家族で年越しをしてお正月を過ごすのが我が家の定番となっています。1番下の妹が嫁いで、今年は真ん中の妹と2人での帰省です。12月を忙しく過ごしていた反動で、ダラダラモード全開の私たち。無事に年越しをし、元旦も昼まで寝ているという体たらくでした。親戚も集まり、みんなで酒を酌み交わします。
福井県は越前蟹と呼ばれるズワイガニが有名ですが、セイコガニと呼ばれるメスガニも地元の人はよく食べます。こちらは、オスガニにはないカニのウチコ(卵巣)などを食べられてとても美味しいのです。
遊びに来ていた、元料理人さんが美しく剥いて盛り付けて下さいました。そして、その越前蟹の身を使って贅沢にカニクリームスパゲッティ、おせちの余りのタコを使ったペペロンチーノを父が作ってくれました。実は料理上手な父上。お正月は毎年、自慢の腕を振るってくれます。
1月2日は、祖母の希望で福井市のカラオケラウンジ「天使の羽」に。メンバーは妹、伯母、祖母、私です。みんな歌が好きなので、地元の方々とともに歌いまくりました。お茶目なママと、遊びに来た野良猫ちゃんも加わって、楽しい時間を過ごしました。
そして、3日は午前から家族で勝山市の福井県立恐竜博物館に向けて出発。祖母の家は鯖江市にあり、途中の大野で、父が調べておいてくれたお蕎麦屋さん「そば処 梅林」でランチをいただきました。
やっぱり「福井といえば!」のソースカツ丼とおろし蕎麦のセットを注文。そして、大野は里芋が有名なんです。というわけで、お芋の煮っころがしも注文して、家族で仲よくシェアしていただきました。道中、「天空の城」と呼ばれている大野城も外から見学。
そして、恐竜博物館に向かう途中でもすでに街並みに恐竜のオブジェが! 大の恐竜好きの妹は大興奮。車内から写真を撮ります。この辺りから、ドーム型の恐竜博物館が見えてきます。
恐竜博物館ができたばかりの2000年に家族で訪れましたが、そのときよりも展示化石も増え、内容もパワーアップしているそうです。子供のころの記憶でも、リアルな恐竜の化石や映像に驚かされましたが、大人になってから行くと、内装や照明も芸術的なことに気付きました。
建物は建築家の黒川紀章さんが手掛けてらっしゃって、恐竜の化石を展示するのなら柱のない設計、ということでドーム型が採用されたそうです。来場者からは、「恐竜の卵のイメージ?」と聞かれることも多いそうです。恐竜コーナーもさることながら、地球自体の歴史、生物の歴史、地理の歴史なども見ることができます。
生物の歴史は本当にロマンや神秘に満ちていて、太古の昔にトリップできます。地理のコーナーでの、地球上のさまざまな石なども本当に美しかったです。宝石の原石なども展示されていました。「本当に美しいものは、人工では作れないのかしら?」と自然の美しさに感動しっぱなしでした。
そして、お土産コーナーも充実しています。恐竜のフィギュアなど男の子の好きそうなものから、キティちゃんとコラボした羽二重餅という福井の名菓まで。恐竜パスタなんてものまでありました。子供が使いたくなる文房具など、たくさん売っていました。仕事仲間などにお土産を数点購入。そして、同じ階にはカフェもあり、恐竜ココアなどかわいいメニューばかり。恐竜が怖い子供も、これなら楽しめるかも?
最後に福井で発見された「フクイラプトル」をイメージしたラプトルくんと記念撮影。ちびっこから大人まで、恐竜と地球の歴史のロマンに触れられる博物館でした。
帰りは、福井の県民食といっても過言ではない焼鳥チェーン「やきとりの名門 秋吉」で夕食にしました。人気店の秋吉はお正月で大混雑でしたが、福井片町店にお邪魔しました。家族みんなで焼鳥をほおばり、大満足。1日運転してくれた父にはビールを飲んでいただき、帰りは私の運転で帰路に着きました。
帰省のたびに、なんだかんだ私たちをお出掛けに連れて行ってくれる両親、美味しい食事を作って待っていてくれている祖母と、家族に感謝する時間になりました。「お正月太りがヤバイ」なんて言ってしまったけど、帰る場所があること、食べ過ぎてしまうくらいのご馳走に囲まれること、そのどれもがありがたいですね。楽しいお正月を過ごせました。読者の皆さま、2018年もよろしくお願いいたします。