ボーカリスト琴音の音楽旅

小湊鐵道線で秋の養老渓谷へ! 紅葉と滝とぬくぬく温泉日帰り旅

秋の養老渓谷を訪ねました

 東京では秋も深まり、冬の気配も少し漂ってきました。都心でも紅葉を見られますが「少し足を伸ばして自然のなかで紅葉を見たい!」と思い、千葉県の養老渓谷に行ってきました。

 今回は、なんとなくのんびりしたくて1人旅です。JR千葉駅で内房線に乗り換え、さらに五井駅で小湊鐵道線に乗り換えます。この日は日曜だったので、観光客がたくさんいました。トロッコ電車にも乗れるそうですが、日曜のため予約で一杯だったので、普通電車で向かいました。

 途中、里見駅で豚汁やお弁当の販売をしていて、これは車内でも飲食可能とのことで、豚汁を購入して車内でいただきました。終点、養老渓谷駅に到着してバスに乗り、粟又の滝方面を目指します。

 今回は、滝めぐりコースを歩こうと思い、原ノ台というバス停で下車しました。駐車場に簡易トイレもあり、トイレを済ませ、いざ滝めぐりへ! 最初に登場したのは「幻の滝」です。こちらは奥まで見に行くのに大人で200円の入場料がかかります。

 これが、お金を払ってでも見に行く価値がありました! 階段を降りて近付いて行くと大迫力です。なかなか急な階段で、雨の翌日で濡れていたので、気を付けて登り降りしました。マイナスイオンにしっかり癒されて、幻の滝から歩道を進むと、焼き芋と磯辺焼きの販売をしていました。

 滝めぐりコースは約1時間30分でまわれるコースですが、この日はまだ豚汁しか食べていなかったこともあり、焼き芋でしっかりエネルギーチャージ。

 ここから、川沿いを緑に囲まれながら歩いていきます。気持ちよくて、本当に来てよかったと思いました。紅葉はチラホラ色付き始めという感じでしたが、この川沿いの感じだと真夏でも気持ちよさそうです。小さな滝に遭遇しながら、粟又の滝を目指します。

 しばらく歩くと粟又の滝が見えてきました! 粟又の滝は、優しい女性のような温かみを感じる滝でした。以前行った茨城の袋田の滝が男性的だったので、対照的な雰囲気です。日曜ということもあり、たくさんの人が滝見物に来ていました。道中がそれほどハードではないので、子供連れの人もたくさんいました。

里見駅で買った豚汁
滝めぐりの入り口
たくさんの滝を見る事ができます
のどかな風景
上から見た幻の滝。階段で下まで降りられます
下から見た幻の滝。マイナスイオンに癒やされます
焼き芋購入。歩きながら食べられて便利
簡易トイレ。きれいでした
川沿いの遊歩道。気持ちよくて、荒んだ心が洗われるようでした
道の途中には川を渡るこんな場面も
木々の間に見える空。最高!!
色付いてきた木々たち
粟又の滝、到着
滝と筆者
こちらの入り口からも粟又の滝を見られます
木に絵が描いてあります
この絵がツボりました
粟又の滝と紅葉

 遊歩道散策でしっかり歩いたあと、粟又の滝から歩いて5分ほどの日帰り温泉「ごりやくの湯」に向かいました。入館料とタオル代を支払い中に入り、早速冷えた身体を温めに温泉につかりました。

 露天風呂と内湯とサウナがあり、内湯で身体を温めてから露天風呂へ。岩づくりの湯舟で、さすがに日曜なので混み合っていました。そして、恒例のサウナ温冷浴3セット!

 水風呂がなかったので、水シャワーと露天風呂の冷たい山の外気でしっかり冷やしてまたサウナへ。ここから、1度お風呂を上がって館内の食事処「大多喜」で遅めのお昼ご飯にしました。

 聞いたことのない「乳茸(チチタケ)」というキノコを具にしたうどんとイカ焼きの食券を買ってオーダー。広い天井の食事処は、柔らかな雰囲気の照明で寛げます。乳茸は、今まで食べたことのないキノコのお味でした! 香りが芳醇で、熟成したワインのよう! 平麺のうどんと相性抜群でした。モチモチのうどんも美味しかったです。イカ焼きも、柔らかさを残したままゲソはパリッと焼いてあって絶妙でした。

 食後少し休んでから、館内探検へ。1階には読書室があり、マンガから小説まで読めるようになっています。2階はマッサージチェアのある癒し処、有料の休憩室がありました。

 お腹が落ち着いたところで、もう1回お風呂で温まりました。山のなかの温泉、本当に最高です。内湯も木の温もりのあるつくりで、気持ちよかったです。温まったところで、ごりやくの湯から歩いてすぐのバス停へ。ここから、また養老渓谷駅に向かい、小湊鐵道線に乗り五井駅まで向かいます。

 帰りの小湊鐵道線の中では、グッスリと寝込んでしまい夢見心地でした。小湊鐵道線は、味のある路線でファンも多いそうです。のんびり景色を眺め、電車の旅もよいものだなと思いました。自分の心も都会のなかで疲れていたんだなと大自然のなかで気付くことができました。川沿いを歩いたときの景色も、岩の模様など人間が作り出せない美しさに心打たれました。

 紅葉には少し早かったようですが、色付き始めた葉に季節の移り変わりを感じることができました。シャンソンには「枯葉」という曲があり、色付いている葉っぱについても歌われています。秋から冬には少し、メランコリーになる人が多いのでしょうか。

 今回の1人旅も、リフレッシュとインスピレーションをたくさんもらった旅になりました。養老渓谷、温泉もあり素晴らしいところだったので、今度は誰か友人を案内したいと思います。11月28日には、千代田区いきいきプラザ1番町カスケードホールのシャンソンコンサートに出演します。ご興味のある方は、いきいきプラザ一番町のWebサイト私のブログをご覧ください。

「ごりやくの湯」に到着
「ごりやくの湯」の入口。入口に喫煙所もあります
木の温もりのある食事処「大多喜」
写真付きメニュー。「イノシシうどん」も気になりました
イカ焼き
乳茸入りキノコうどん
マッサージチェアのある癒し処
個室の休憩室。時間制の有料です
読書室
本がズラリ。本好きとしてはラインアップをチェックしてしまいます
この廊下を歩いてお風呂に向かいます

琴音

シャンソン、JAZZなどをメインに歌うボーカリスト。たまにアルトサックスも吹きます。1986年10月10日生まれ。趣味・特技は、ライブなどで訪れた日本各地の美味しい食べ物を探すこと。思い立ってふらっと一人旅をすることもしばしば。ブログはhttp://ameblo.jp/singersax-kotone/