トラベルグッズレビュー
「地球の歩き方」などの旅行ガイドブックがぴったり収まる多機能ブックカバー
キングジム「スキットマン 旅行ガイドブックカバー 2513」
(2015/4/20 12:00)
ダイヤモンド社が発行する「地球の歩き方」といえば、海外旅行においてなにかと頼りになる存在だ。最近は大きめの判型もラインナップされているようだが、もっとも知名度の高いA5変形版のサイズは、コンパクトなことから旅行中に持ち歩くにも最適だ。海外旅行にあたっては、事前の情報収集から現地での持ち歩きまで、この1冊で済ませている人も多いのではないだろうか。
最近は電子書籍版も充実しつつあるこの「地球の歩き方」だが、A5変形版という特殊な判型のため、市販のブックカバーではなかなかぴったり収まらないのが難点だ。そんな「地球の歩き方」を始めとするA5変形版のガイドブックを持ち歩くのに便利なのが、キングジムから発売されている「スキットマン 旅行ガイドブックカバー」だ。Amazonなどでも評価が高いこの製品を、今回実際に試用してみた。
本製品の適合サイズは145×230mm(幅×高さ)。「地球の歩き方」をはじめ、片手で読めるA5変形版サイズの観光ガイドブックがぴったりと収まるサイズだ。片方の端が折り返し構造になっており、厚みは最大25mmまで自由に調節できるので、ほとんどのガイドブックが問題なく収まる。
単にサイズがぴったりというだけであれば、ほかにも選択肢はあるが、本製品はブックカバーとしての使い勝手はもちろん、旅行で持ち歩く際の便利さにもこだわった作りになっている。
例えばしおり。多くのブックカバーにはひも状のしおりが接着されているが、左綴じの本に取り付けるためにカバーの向きを上下逆にすると、しおりが上ではなく下からぶら下がるという、不恰好な状態になりがちだ。
しかし本製品はしおりが中央付近に接着されているため、どちら側が上になっても、しおりを上から伸ばすことができ、使い勝手を損なうことがない。しおりは二股になっているので、2カ所に目印を付けられるのも、一般的なブックカバーにはあまりない便利なポイントの1つだ。またゴム製のバンドをかけておけば、バッグの中で不用意に開くこともなく、テーブルなどの上に置いた際も風でページがめくられることがない。
冊子構造になったPP製のクリアポケットが付属しているのも面白い。これは本体とは完全に分離できる仕様になっており、4つのポケットがあることから、例えば3泊4日の旅行で、チケットの半券などを1日ごとに整理しつつ収納できる。さらに本体の表紙の内側に脱落防止のマジックテープを備えたメッシュポケットが備わっているほか、表紙の外側にもう1カ所ポケットがあり、頻繁に出し入れする取り外し式の地図などを入れるのに重宝する。
特に海外旅行ではセキュリティの関係上、自分が旅行者であることはなるべく明かさないのがベターだが、観光ガイドブックを手に持ったまま歩き回っていては、旅行者であると自ら名乗っているようなものだ。そんな際にこの製品があれば、ガイドブックの表紙を隠せるのはもちろん、旅行で発生するチケットの半券などの整理整頓にも重宝する。1680円とやや値は張るが、ポリエステル素材の作りも頑丈で、価格なりの価値は十分にある一品だ。
製品名 | スキットマン 旅行ガイドブックカバー 2513 |
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発売元 | キングジム |
価格 | 1680円(税別) |