週末駅弁

東京駅「復刻・日本食堂 トンカツ弁当」

復刻・日本食堂 トンカツ弁当

 昭和51年(1976年)に販売されていた日本食堂の「トンカツ弁当」の復刻版。パッケージ、中身ともに当時の資料をもとに再現した、いわゆる昭和レトロ弁当です。

 ちなみに50年前、昭和51年といえば、沖縄県は本土復帰はしていたもののアメリカ統治時代の名残でまだ道路はクルマが右側を通行していたような時代であり、黒柳徹子司会の「徹子の部屋」の放送開始もこの年だそうです。その割にパッケージデザインに半世紀もの古さを感じないのは記者がオジサンだからであり、若い世代にはかなりレトロなデザインと感じるのでしょうか……。

旅のレストラン 株式会社日本食堂調理所の表記や0系新幹線をモチーフとしたイラストに時代を感じます。消費期限のスタンプも再現しています

 さて肝心のお弁当ですが、蓋を開けると上段にトンカツ、下段にカレーピラフの2段構え。添付されているのは割り箸、お手拭き、楊枝、そしてトンカツソース、からし、レモン汁。いたってベージックなラインナップ。

 主役は豚のヒレカツが3枚。脂身のないヒレ肉と軽い感じの衣の組み合わせは、揚げ物としてはあっさりとしていますが、ボリュームも十分で食べ応えがあります。

カレーピラフとトンカツが別に盛られています
割り箸、お手拭き、楊枝、そしてトンカツソース、からし、レモン汁
3枚のヒレカツはボリュームも十分
衣は軽い感じで、味も肉料理としてはあっさりしています

 実はこのカツの味わいが、カレー味のしっかり効いたカレーピラフや、その上にのった甘いレーズンとよく合っていて、お弁当全体としてはバランスがとれていてとても美味しいのです。

 また、シャキシャキ感を残しながら、塩麹のマイルドさとほんのりニンニク味が効いた付け合わせの“キャベツにんにく入り塩麹炒め”もなかなか美味しい。凝った味付けながらとてもやさしい味わいです。主役にまけない存在感があります。

 ほかにはマヨネーズ+胡麻の風味のごぼうサラダがついています。

カレーのスパイシーな味わいと甘いレーズンの組み合わせが楽しい
キャベツにんにく入り塩麹炒めは塩麹のマイルドな味わい

 トンカツの駅弁は比較的全国にありますが、カレーピラフとの組み合わせは珍しく、洋食っぽさを強く感じる駅弁となっています。

「復刻・日本食堂 トンカツ弁当」

価格: 1400円
販売駅: 東京駅
購入場所: 東京駅構内 駅弁屋 祭
購入日: 2026年1月14日