週末駅弁
姫路駅「但馬牛と焼穴子のおむすび弁当」
2022年4月22日 11:00
弁当の弁の字が“4”と“十”の組み合わせに見えることと、当の字は“とう”と読むことから、4月10日は「駅弁の日」とされています。
その4月10日に、新型コロナウイルスの影響で打撃を受けた全国の駅弁業者21社と、FMヨコハマ「FUTURESCAPE」がタッグを組み、駅弁のはじまりと言われている「おにぎり」にちなんだ駅弁を期間限定で発売しました。そのうちの1つが、今回紹介する「但馬牛と焼穴子のおむすび弁当」です。こちらは、姫路駅などで駅弁を提供しているまねき食品が手がけたもので、4月10日から5月31日の期間、姫路駅などで販売される予定になっています。
但馬牛と焼穴子のおむすび弁当のコンセプトは、「姫路駅ロングセラー駅弁がおにぎりになりました」というものだそうです。そのロングセラー駅弁とは、「但馬牛 牛めし弁当」と「あなごめし」です。つまり、その2つをおむすびという形で楽しめる駅弁に仕上がっている、というわけです。
蓋を開けると、その2種類のおむすびが現われます。一方には、但馬牛の牛肉煮が、もう一方には焼穴子がトッピングされています。但馬牛は甘めの味噌味で煮込まれるとともに、但馬牛の風味もしっかり感じられて、すき焼き風の煮込みとは違った美味しさです。もちろんご飯との相性も抜群で、おむすびと一緒に頬張ると、お肉の旨味がより強く感じられると感じます。
もう一方の焼穴子のおむすびですが、焼穴子には軽く醤油風味がつけられてはいますが、香ばしい焼穴子の美味しさがダイレクトに楽しめます。また、横には細かく刻んだ椎茸煮と生姜漬けが盛り付けられていて、それらと一緒に食べてもまた違った美味しさが楽しめます。
また、おむすびだけでなく、充実したおかずもうれしい部分です。まず、おむすびのすぐ横にはあさりの佃煮が盛り付けられています。これはあなごめしの駅弁にも盛り付けられているものですが、あさりの旨味が強く感じられて、どんどんご飯が進みます。
このほかにも、鰆の塩焼きやつくね団子、紅白なますなど、おむすび弁当としてはかなり豊富なおかずが盛り付けられています。おむすびだけでも十分に箸が進みますが、いろいろな味を飽きることなく楽しめる点も、大きな魅力と感じます。
おむすび2個とおかずだけということで、ボリューム的にはややもの足りなさを感じるかもしれませんが、実際に食べてみると豊富なおかずがあることで、かなり満足感が高いです。人気駅弁の味をはじめ、いろいろな味を一度に楽しめる駅弁としてお勧めです。
「但馬牛と焼穴子のおむすび弁当」
価格: 980円
販売駅: JR姫路駅
購入場所: 姫路駅構内 まねき食品中央売店
購入日: 2022年4月11日