旅レポ
4泊6日のニューカレドニア旅、離島イルデパンの3大ビーチには素朴でホスピタリティの高いホテルあり!
2023年11月27日 12:00
4泊6日で訪れたニューカレドニア観光局主催のプレスツアー。離島イルデパンでは、宿泊した「ル・メリディアン・イルデパン」以外の2つのホテルを視察することができました。どちらのホテルも島で人気のビーチに近く、ヤシの木などの樹木に囲まれたナチュラルなバンガロースタイルが基本。本稿ではこの2つのホテルと島内の観光スポットをご紹介します。
島にあるリゾートホテル、それぞれが美しいビーチのそばにあり!
イルデパンには、島を代表する3つのビーチにそれぞれ建つ星付きのホテルがあります。まずは5つ星ホテルの「ル・メリディアン・イルデパン」、4つ星ホテルの「ウレ・ロッジ」、そして3つ星の「ホテル・クブニー」です。
そして、それらのホテルはどこもイルデパンで有名なビーチの近くにあるのが特徴。例えば「ル・メリディアン・イルデパン」はピッシンヌ・ナチュレルがあるオロ湾に、「ウレ・ロッジ」はシュノーケリングスポットとして人気のカヌメラ湾に、「ホテル・クブニー」はイルデパンで最も美しいと言われるクトビーチ沿いにあります。
ほかにも、島の北西部にある「ホテル・コジュー」や、何軒かのゲストハウス(いわゆる民宿)、キャンプ場も数か所あるようです。
飽きるまで熱帯魚と一緒に泳ぎたい人はカヌメラ湾の「ウレ・ロッジ」
ではイルデパン南西部、カヌメラ湾沿いにある4つ星ホテル「ウレ・ロッジ」からご紹介しましょう。リゾート内にはビーチバンガローやトロピカルバンガロー、エキゾチックバンガローなど、全30棟のバンガローがほどよい間隔で点在しています。一番人気のビーチバンガローは3棟のみ。海が見えるテラスから眺める夕やけは格別のはず!
滞在中はカヤックやシュノーケリング、卓球などが無料で楽しめるほか、有料ですが自転車やスクーターのレンタルサービスもあるそうです。フロントではタクシー手配や体験ダイビング、ウピ湾のピローグクルーズツアー、ピッシンヌナチュレルへの移動などの手配にも対応してくれます。
バンガローが点在するガーデンはよく手入れされていて、フロントやレストランのスタッフも気さくな感じで好印象でした。目の前のカヌメラ湾は絶好のシュノーケリングスポットになっていて、特に岩場や小島の周辺には熱帯魚がたくさんいるみたいですよ。
レストランは2つあって、プールの奥にあるカヌメラレストランではビュッフェスタイルの朝食を、ビーチが目の前のバンヤンレストランではランチを提供。ディナーはカヌメラレストランで先住民族カナックの郷土料理とフレンチをミックスしたグルメが堪能できるそう。今回はランチをいただいたのですが、思っていた以上にクオリティの高いお料理でびっくりでした。
白砂のクトビーチを見ながらレストランのテラス席で朝食を食べたい! ホテル・クブニー
続いて、世界で最も美しいビーチのひとつといわれるクトビーチに道を挟んで面している「ホテル・クブニー」です。実は、前述したウレ・ロッジのあるカヌメラ湾とは徒歩5分の距離。ホテル名のクブニー(Kou-Bugny)とはローカルの言葉で「ブニーの木の下」という意味。古来からこの地に根を張って世紀を生き延びたブニーの木の木陰に佇むホテル、なのだそう。そのブニーの木をはじめ、さまざまな植物や花に囲まれた敷地内は、まるで童話やファンタジーの世界のような雰囲気でした。
ホテル・クブニーの客室は、メラネシアの伝統的家屋カーズを模した一棟建てのバンガロータイプと、ルーム棟と呼ばれる2階建てのホテルタイプの2種類があります。バンガローには2タイプあって、ひとつはダブルベッドとシングルベッドの両方を備えるコンフォートバンガロー(最大大人3名+12歳以下の子供1名)。もうひとつはメゾネット仕様で最大6名での滞在ができるファミリータイプ。どちらもこじんまりとした屋外テラスのスペースがあります。
ルーム棟は1階がバスルーム横に小さな中庭があるトロピカルルーム、2階が開閉式の天窓付きのデラックスルームとなっています。
そんなホテル・クブニーで「お、いいな!」と思ったのはトヨタのカッコいいSUV(ライズ)がレンタカーで用意されているところ。公共交通機関がない島なので、自分たちのペースでイルデパンをのんびり巡ってみたい人にはお勧めです。レンタカー料金を聞いたところ7950CFP(約1万335円、1CFP=約1.3円換算)とのことでした。
クルマで島内一周観光してきました
宮古島と同じくらいの大きさのイルデパンには1周約40kmの舗装された道路があります。島の人口は約2500人。日本人は数名で、そのうちおひとりはイルデパンの学校で日本語を教えている先生なのだそう。島は電気は整備されていますが、水は雨水を利用しているのでどこのお家にも雨水タンクがあるそうです。一番高い山は「エンガ山」という山で標高260mほど。そういえば映画「天国にいちばん近い島」で原田知世さん演じる主人公の万里は、深谷さん(峰岸徹さん)と島の子供と一緒に山に登っていましたね。
ということで、今回2泊したイルデパンは私にとって「またいつか絶対に行きたい!」と思う、地球上でトップ10に入る大好きな場所になりました。首都ヌメアから国内線で30分ほどなので日帰りも可能ですが、素朴な島の魅力と美しい風景を存分に味わうなら宿泊を強くオススメします!