イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2018】中央アジアブースではカザフスタンとウズベキスタンが観光名所を紹介

2018年9月20日~23日 開催

カザフスタンのブース。中央アジアブースから少し離れた台湾ブースの横に位置する。ブースの横に立っている民族衣装をまとった大柄な男性と記念写真も撮れる

 ツーリズムEXPOジャパン2018の中央アジアブースでは、カザフスタンとウズベキスタン、シルクロード周辺のツアーを取り扱う旅行会社がブースを用意している。

 なかでもカザフスタンは大きなブースを構えており、観光名所を積極的にPRしていた。

民族衣装を着て記念撮影もできるカザフスタンのブース

 カザフスタン共和国はユーラシア大陸の中心に位置しており、世界最大の湖であるカスピ海の北に位置する。世界第9位の国土面積を持ち、1800万人の人々が暮らしている国だ。中央アジアという位置柄、乾燥地帯が多いのも特徴。アルティン・エメル国立公園は砂漠と岩山が広がる絶景ポイントとしても有名とのこと。

 シルクロードという交易路だったことから、さまざまな国々からも持ち込まれた文化が入り混じっているのも魅力の1つであり、教会やモスクといった建築物も見どころ。そのなかでも有名なのはカラフルな「ゼンコフ正教会」であり、訪れる観光客が多い。

 一方、都市では近代的なビルなどが多く建ち並び、首都のアスタナや最大都市であるアルマトイも観光地として人気があるとのことだ。

乾燥地帯と水量豊富な湖を紹介するパネル。地域ごとに景色が大きく変わる
ブースの奥では民族衣装をまとって記念撮影もできる。こちらは女性に人気

日本からの直行便もあるウズベキスタン

 ウズベキスタン共和国はカザフスタンの南に位置し、国土の大半は乾燥地帯に属する。シルクロードの中心地として栄えたことから、人口は約3000万人と多くの人々が暮らしている。近年では天然ガスの採掘と綿花の栽培が盛んなことで知られている。

 観光地としては世界遺産に登録されているサマルカンドが有名であり、史跡も多く残っていることから観光ツアーも豊富に用意されているとのことだ。1990年に世界遺産登録されたヒヴァや、2000年に登録されたブハラにシャフリサーブスも人気が高い。

 そのほかアクティビティとしては、ラクダにまたがって砂漠を観光するツアーが貴重な体験ができるのでオススメですと担当者は話していた。

 意外と知られていないのが、日本から直行便があること。運航するウズベキスタン航空も一画にブースを構えており、週2便あることを紹介している。路線は成田~タシュケントで、往路は9時間30分、復路は7時間50分の飛行時間になる。

ウズベキスタンのブース。旅行会社やウズベキスタン航空がブースを用意している