イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2018】アフリカ各国はワイルドな大自然を満喫できるツアーを紹介

2018年9月20日~23日 開催

東3ホールにアフリカブースが集結

 ツーリズムEXPOジャパン2018の東3ホールの入り口付近にはアフリカのブースが並び、自国の観光地を熱心に紹介している。アフリカといえば、広大なサファリが大人気。今回の展示でもアフリカならではのスケールの大きい、動物王国を前面に押し出した内容が数多く見られた。ここでは、いくつかの見どころを紹介しよう。

野生動物を観察するツアーは人気が高い

 そのなかでも大きなブースを構えていたボツワナ共和国はアフリカの南部に位置する内陸国で、ナミビアやジンバブエ、ザンビア、南アフリカ共和国と国境を接する。標高は1000mほどの高原地帯になるので熱帯とはいえ気温は温帯並みで、広大な草原地帯が国土を覆っている。

 北部にある「チョベ国立公園」はまさに野生の王国であり、「ビッグファイブ」と呼ばれるアフリカゾウ、ライオン、サイ、バッファロー、ヒョウが数多く生息している。これらの動物に出会えるサファリツアーは欧米でも人気が高く、多くの人が訪れているそうだ。また、イギリス連邦に加盟しているので、英語が通じる点も高く評価されている。

ボツワナのブース。大きなスペースで大自然や文化にまつわる魅力を紹介している
民芸品も多く展示されている
セミナーが始まると多くの人が聴講していた

ケニアは自慢の農産物を紹介

 ケニア共和国も多くの動物が見られる大自然で有名だが、今回はコーヒーやナッツをはじめとする農産品をブースでは展示・販売していた。

 コーヒーはタンザニアとともにアフリカ産としては高級品で有名だが、最近ではワインの生産も始まっている。紹介されていた「レレシュア」は1992年に誕生したワイナリーで、歴史は新しいながらも2017年には南アフリカの国際的なワインコンクールでゴールド賞を受賞し、注目を集めている。赤、白、ロゼを生産しているが、会場では赤と白ワインを試飲として配っていた。

ケニアのブースでは、ワインやコーヒーをPRしていた
ケニアワインの「レレシュア」。試飲もできる
マカダミアナッツの販売
コーヒーも販売している

アフリカ南部の国々を知ることができる

 アフリカブースのなかほどには大陸南部の国々が小さいながらもスペースを設けて自国を紹介している。国境を接する国も多く、話を聞いたザンビア共和国とジンバブエ共和国は世界三大瀑布の一つとして有名な観光地「ヴィクトリア滝」を擁する。南米のイグアス滝があるブラジルとアルゼンチンと同様に、それぞれの国からしか見られないビューポイントを解説してくれる。

 ほか、南アフリカ共和国、タンザニア連合共和国、マダガスカル共和国など、個性あふれる国がブースを用意している。

アフリカ南部に位置する国のブースが設置されている。紹介されているのは、アンゴラ、ボツワナ、レソト、マダガスカル、マラウイ、モザンビーク、ナミビア、南アフリカ共和国、タンザニア、ザンビア、ジンバブエの11か国
ブースには各国の見どころを紹介しているパンフレットが並ぶ。日本語で表記されているものも用意されている