13代ミス加賀友禅の石村美侑さん。金沢駅正面に建築された「鼓門」の模型前で ツーリズムEXPOジャパン 2017の日本エリアで、これまでレポートした北海道と沖縄、九州以外で目についたブースをまとめて紹介していこう。
ワンダフルセトウチ
昨年に続き、瀬戸内海の魅力を合同で展示するワンダフルセトウチは、JR西日本(西日本旅客鉄道)、DISCOVER WEST連携協議会、日本観光振興協会中国支部との合同で、大きなブースとなっている。ワンダフルセトウチというネーミングは、両備グループのリョービツアーズが発行するフリーペーパーからきていて、書籍はブース内で配布されている。試食や試飲のカウンターがあり、体験コーナーも豊富で、見どころはとても多い。
ブース前に置かれたワンダフルセトウチタクシー。実際に岡山で運行される シートに倉敷デニムを使用。タブレットも備え付け、Wi-Fiも完備する 運転手の制服もデニム。児島のデニムメーカー「241co.」製作 隣には岡山県に本社を置くカバヤ食品の目立つ宣伝カー 岡山はフルーツが豊富。桃に見立てた木から取って、その色により異なるブドウの品種を試食する しまなみ街道と村上水軍の解説。周囲にこのような解説がある 玉野市にはアート作家が多く住む。カブトムシはアート作品のひとつ 日本遺産
文化庁は日本遺産のブースを出展していた。日本遺産は、地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを日本遺産として文化庁が認定するもの。今年認定されたものを中心に紹介している。
安田町、奈半利町、田野町、北川村、馬路村の「森林鉄道から日本一のゆずロードへ ─ゆずが香り彩る南国土佐・中芸地域の景観と食文化─」のゆずジュースが出る蛇口 備前市、越前町、瀬戸市、常滑市、甲賀市、篠山市の「きっと恋する六古窯 ─日本生まれ日本育ちのやきもの産地─」の焼き物の展示 東京
東京は、西多摩地域と島しょ地域の魅力を伝える「多摩・島しょと東京の特産品」と、特に外国人観光客に向けて東京を認知して貰うために活用するロゴを周知する「Tokyo Tokyo」という2つのブースを並べて出展していた。
多摩・島しょと東京の特産品ブースでは、時間により各地域の特色をいかした20もの多彩なのワークショップがあり、特産品を試食、試飲するコーナーなどがあり盛況だった。
東京のよる「多摩・島しょと東京の特産品」ブース。右奥に「Tokyo Tokyo」のブースが並んでいる 荒川区指定無形文化財保持者に認定されている木版画刷版画摺職人の松崎啓三郎氏の指導で版画摺り体験 小笠原村と多摩地区から集めた自然の素材で「Myオリジナル宝箱づくり」体験 旅行ブロガーの記事から抜粋したチラシ。ブース内にもぶら下げられている 「Tokyo Tokyo」ブースにて。このロゴマークで世界に東京をアピール ロゴにも付いている落款のスタンプを作るワークショップを開催 昇龍道
昇龍道(GO! Central Japan)のブースでは、昇龍道の見どころを紹介。昇龍道とは、龍の頭を能登半島に、尾を三重県に見立てて龍の体が中部地方の9県(愛知、岐阜、三重、静岡、長野、石川、富山、福井、滋賀)を通りながら昇っていくイメージで、南から北へと縦断していく中部地方の観光周遊ルートのこと。アンケートに答えると景品がもらえるほか、ブース内に9県の名前が書かれた墨文字を模したスタンプがあり、これをスタンプラリー台紙(御朱印帳)に押しておき、各県ブースにある朱印を上に押すと、御朱印帳っぽく完成する。
昇龍道(GO! Central Japan)のブース。昇龍道を通る各県のノボリが目立つ 昇龍道にある観光地を背景に記念撮影ができるブース。自撮り棒も用意 まずはここのブース内の県名スタンプを押し、その後各県ブースにある朱印を上に押す 北陸、飛騨、信州
合掌造り集落のある富山県南砺市、金沢市、飛騨高山は「北陸、飛騨、信州 3つの星街道の旅」と題してブースを出している。伝統工芸品の展示を主体に、地域の文化を伝える作りになっている。来訪者には加賀棒茶の試飲や金箔入りの飴を配布していた。
富山県南砺市、金沢市、飛騨高山の「北陸、飛騨、信州 3つの星街道の旅」と題したブース 秋の高山祭で使われる豊明台と呼ばれる豪華な山車の模型 金沢市が銀座1丁目に構えるショップ「銀座の金沢」にて販売されている小物 四国
四国ブースでは、日本遺産にも認定されている四国遍路などの見どころや、みかんジュースが出る蛇口などを展示。本州四国連絡高速道路のガチャは、誰でも回すことができ「わたる」グッズなどの景品が貰える。
四国ブースにて、ミス高知観光キャンペーンレディー妹尾佳奈さん 四国ブースに愛媛県のPRキャラクター「みきゃん」が登場