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エアウィーヴ、東京オリンピック・パラリンピックのオフィシャル寝具パートナー契約締結

卓球の石川佳純選手や森喜朗会長も登場

2016年4月27日 開催

 エアウィーヴは4月27日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)のオフィシャル寝具パートナー契約を締結、発表会を行なった。

 列席者はエアウィーブの代表取締役会長である高岡本州氏、代表取締役社長の松田孝裕氏、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗氏、日本オリンピック委員会(JOC)会長の竹田恆和氏、日本パラリンピック委員会委員長の山脇康氏。さらにトークショーゲストとして、リオデジャネイロオリンピックの卓球女子日本代表が内定している石川佳純選手も登場したので、その模様をレポートする。

質のよい睡眠で選手たちをサポートしたい

「エアファイバーはリサイクル可能。掛け布団も天然羽毛と同等の能力を持つ人工羽毛を使い、動物愛護の観点でも優れている」と自社製品の優位性についてコメントする高岡会長

 最初にエアウィーブの高岡会長が登壇し、「東京2020大会にオフィシャル寝具パートナーとして参画できますことを、社員一同大変うれしく思っています」とコメントし、「質の高い睡眠を得ることでアスリートの運動能力向上などのパフォーマンスによい影響がでることに関する研究を続け、製品へ反映してきた。最高の状態を常に求める人たちから選ばれ続けられるために、エアウィーヴが掲げる、『眠りの世界に品質を』の理念に基づいた質の高い睡眠を選手たちに提供することで、寝具の代表メーカーとして大会をサポートしたいと考えております」と挨拶した。

 さらに「ほかのパートナー企業さまとの業界の垣根を超えたコラボレーションについても、積極的に進めさせていただきたいと考えています。東京2020大会を機に、より多くの国民の皆さまの健康的な生活の促進につなげたいと思っています」と、全社的に東京2020大会に貢献していく姿勢についても語り、「各選手の体重、体格、筋肉質量など、それぞれに合わせた寝具の提供を行なう」と、エアウィーブの研究から蓄積された技術を惜しみなく投入する意向についてもコメントした。

パートナーにエアウィーヴを選んだ理由

高岡会長の挨拶について「政治家になられたらどうかな、と思うくらい素晴らしいお話だ」ともコメントし、会場内の笑いを取る森会長も、すでにエアウィーヴのユーザーであることを明かした

 東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森会長は、「一般の方々にとってもアスリートにとっても、大切な睡眠について、さまざまな研究を重ねてこられた魅力的な取り組みで、睡眠によって健康を管理するということを担っていただける、最高の快眠環境を作ることに取り組んでこられた、日本を代表する総合寝具メーカーのエアウィーヴさんをオフィシャルパートナーとしてお迎えできることを私どもも喜んでいる」と来賓の挨拶のなかで語った。

 また「睡眠は科学だと語る高岡会長は先見性が高い。スポーツ界に目を向けて努力していただいたエアウィーヴさんに、選手村の寝具一式を提供していただくことで、国内選手のみならず世界中の選手がベストなパフォーマンスを発揮することができる、そんな大会が実施できるのではないかと思う」ともコメントした。

「JOCはスポーツを通じ相互理解を深めることに貢献したい。アスリートの姿は国民に夢、感動、勇気を湧き起こし、活力ある社会の実現に寄与できる」と語る竹田会長

 日本オリンピック委員会の竹田会長は「エアウィーヴさんがパートナーになったことは、JOCとして、たいへん心強くうれしいこと。2013年からJOCのオフィシャルスポンサーをしていただいていたが、2014年のソチでは睡眠の面から選手のサポートもしていただいていた。森会長もコメントしていたが、私もエアウィーヴ製品の愛好者であり、疲労をとるには睡眠がいかに重要であるかを感じている。8月のリオでもエアウィーヴから代表選手に商品を提供していただく予定になっているが、今回特に30時間以上という移動時間がかかり、飛行機のなかで使用するクッションを提供いただいており、精神的な疲労も軽減していただける。もちろん提供いただいた寝具で選手のパフォーマンスが向上し、よい結果につながることを期待している」と話した。

眠りを通じて人々を幸せにし、アスリートに最高のパフォーマンスを発揮させることを目指すエアウィーヴの参画に、山脇委員長も称賛を贈った

 日本パラリンピック委員会の山脇委員長は、「エアウィーヴさんには、これまでも日本障がい者スポーツ協会のオフィシャルサポーターとして協賛していただいており、障がい者スポーツに関して深い理解と支援をいただいている。リオで提供いただける製品やサポートなどにも深く感謝している。アスリートたちが失われた機能を補うために、潜在能力を健常者の何倍も発揮して、人間の持つ能力、限界に挑戦し不可能を可能にする力と、あきらめず最後まで戦う姿を見せてくれる。アスリートが妥協せず最高を目指す姿は、エアウィーヴの企業姿勢と深く重なり、人に勇気や感動を与えてくれる。パラリンピックには障がい者に対する人々の意識や社会を変える力がある。東京で行なわれるパラリンピックは、成熟し高齢化を迎えた日本にとって、お互いに助け合う行政社会創生の第一歩になると確信しています」と話していた。

発表会見に含まれていた調印式の模様。高岡会長と森会長が順に調印した
発表会見列席者のなかでも、高岡会長と森会長が終始笑顔だったことが印象的だった
ステージ横にはアスリートが使用するエアウィーヴが展示されていた

卓球の石川佳純選手が登場

リオデジャネイロ大会の卓球女子日本代表が内定している石川佳純選手がゲストで登場

 昨年だけでも全日本選手権 シングルス、ダブルス、ミックスダブルス3冠、世界卓球選手権個人戦 ミックスダブルス銀メダル、ワールドカップ準優勝という輝かしい戦績を残している石川佳純選手がトークショーに登場。もちろん石川選手も4年ほど前からエアウィーヴのユーザーとのこと。「すごく疲れがとれやすいんです。夜遅くまで練習があっても、次の日のためにしっかり眠ることができるんです。ベストパフォーマンスのためには睡眠は重要です。いいプレイをするためには、いい睡眠が一番大事かなと思ってます」と実際に利用している感想をコメント。睡眠に対するこだわりについて問われると、「部屋の明かりを真っ暗にして寝ることですね。寝覚めはあまりよくないので目覚ましは3つくらいかけてます」と笑いながら答えた。トップアスリートにエアウィーヴが選ばれている理由について聞かれると、「普段から使わせていただいていて、毎日の練習のなかでもエアウィーヴで寝ることで疲労回復の効果を実感しています」と話し、リオまで100日となったタイミングでの練習や状況を問われると、「いまの大きな目標はオリンピックですが、それ以外の試合もあるので練習をたくさんしています。リオでは金メダルをいただけるように頑張りたいと思っています」と、意気込みを語った。

 東京2020大会が開催される4年後のイメージについて問われた石川選手は、「やはりリオだけでなく東京2020大会でプレイしたいという気持ちもありますし、4年間って意外とあっという間だと思っているので、すぐにくるんじゃないかなと思ってます。リオまでは残り100日を切ったので、1日1日の練習を大切にしたいと思います。リオでいいプレイをして、東京2020大会は私にとっても集大成の大会になると思うので、1日1日を大切に、これからもがんばっていきたいです」と、将来に向けての意思表示もあった。

「あんまり寝相がよくないので……」と、寝返りを打っても布団が体についてくるエアウィーヴに感心していた石川選手。「母の日のプレゼントにエアウィーヴはどうですか?」との質問には「もう母もエアウィーヴです」と笑顔で答えていた

【お詫びと訂正】初出時、石川佳純選手の名前の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

(酒井 利)