ニュース
千葉県立美術館「大チーバくん展」開幕。展示会場と観覧券なしで入れるグッズストア、赤に染まったセレモニーをレポート
2026年11月2日 06:00
- 2026年10月31日~2027年1月17日 開催
千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」が誕生して20周年を迎えることを記念した特別展「大チーバくん展」が千葉県立美術館で始まった。会期は2027年1月17日まで。
千葉県内外で愛されるチーバくんを、作者・さかざきちはるさんの活動やその魅力と合わせて紹介する展覧会だ。会場には20年の歩みを振り返る記録のほか、さかざきちはるさんによる描き下ろしイラストや絵本など新作オリジナル作品が展示されている。
大チーバくん展−さかざきちはるとチーバくんの20年
会期: 2026年10月31日~2027年1月17日
開館時間: 9時~16時30分(入場は16時まで)
会場: 千葉県立美術館 第3・8展示室
休館日: 月曜日(11月23日、1月11日は開館)、11月24日、12月28日~1月4日、1月12日
入場料: 一般1000円、高大生500円
※中学生以下・65歳以上、障害者手帳をお持ちの方と介護者1名は無料
アクセス: JR京葉線または千葉都市モノレール「千葉みなと」駅下車、徒歩約10分
開幕初日となった10月31日にオープニングイベント取材を兼ねて足を運んできた。ファンにはたまらないグッズが並ぶ「チーバくんSTORE」も見てきたので紹介しよう。
1200個の段ボールが創り出すあたたかい展示空間
大チーバくん展の会場に一歩足を踏み入れて驚くのが、そのユニークな空間デザインだ。会場を構成しているのはなんと1200個もの段ボール箱。積み上げられた段ボールには、チーバくんのほか、Suicaのペンギンやカクカク・シカジカなど、さかざきさんの手がけたおなじみのキャラクターたちが散りばめられている。
詳しい展示内容は現地でのお楽しみとしてほしいが、「チーバくんができるまで」や、20年の歩みを振り返る年表、「ゆめ半島千葉国体」の全種目に挑戦したイラストなど、見応えたっぷり。
チーバくんが主人公の初の絵本『チーバくんのあいうえお本』の「あ」~「ん」すべての展示をはじめ、実際に手にとって遊べる「チーバくんと日本の仲間たちパズル」といった体験型展示もあり、大人から子どもまで夢中になれる内容だ。
また、本展のために描き下ろされた新作『二曲一双屏風絵招きチーバくん』の原画も展示されている。愛らしいチーバくんが描かれた貴重な原画の魅力を、ぜひ間近で確かめてほしい。
無料で入場可能! 限定グッズもある「チーバくんSTORE」
展示を満喫したあとに、ファンにはたまらないグッズが並ぶ「チーバくんSTORE」も見てきた。ノートや消しゴム、クリアファイルなどの文具のほか、キーホルダー、アクリルスタンド、カレンダー、新作絵本などがずらり。ちなみにレジはキャッシュレス決済のみとなっている。
このショップが位置する第3展示室は特別展の観覧券を持っていなくても無料で入場できるエリアとなっているため、グッズの購入を目的に気軽に立ち寄ることも可能だ。
そんな「チーバくんSTORE」の数あるグッズのなかでも注目なのが、今回の展覧会開催を記念して作られたプレミアムな限定アイテム「チーバくん meets 海洋堂高知 ソフビフィギュア」(2万2000円)。
フィギュア制作で知られる海洋堂高知とのコラボレーションによるもので、チーバくんらしい鮮やかな赤が美しいソフビフィギュアに仕上がっている。実際に見てはいないが、販売品のチーバくんの首元には、シリアルナンバー入りのアニバーサリータグが掛かっているそうだ。
オープニングセレモニーにはチーバくんも登場! 生みの親とのハグシーンも
最後に、チーバくんや作者のさかざきちはるさんが出席したオープニングセレモニーの様子もお届けしよう。
事前抽選をくぐり抜けたこの日の参加者には、「必ず赤いものを身に着けて、または持参してご参加ください」というドレスコードが設けられており、会場はチーバくんカラーの“赤”でいっぱいに。冒頭、チーバくんが登場すると大きな歓声が上がった。
セレモニー冒頭、千葉県知事からチーバくんの20年の歩みについて紹介があった。
チーバくんは最初、2007年の「ゆめ半島千葉国体・ゆめ半島千葉大会」のキャラクターとして誕生した。しかし「国体が終わってもチーバくんを見たい!」「千葉県のキャラクターにしてほしい!」という声が多く寄せられたことから、2011年1月に千葉県の公式マスコットキャラクターへと昇格している。
そして“生みの親”で千葉県市川市出身のさかざきちはるさんの挨拶では、チーバくん誕生のエピソードも。さかざきさんは「一番最初はコンペへの参加のお声がけでした」と当時を振り返り、千葉の名産である「落花生」をモチーフにすることも考えたというが、他の参加者とアイデアが重なることを懸念。
あらためて千葉県の地図を眺めていたところ、「この形に鼻と目を描いたらキャラクターになるんじゃないか。あ、これはいける!」とひらめいたことが、チーバくん誕生の瞬間だったという。
セレモニーでは20周年をお祝いする特別映像が流れたほか、テープカットも行なわれ、華やかな幕開けとなった。
なお千葉県立美術館では、コレクション関連展示「大あかい作品展」を同時開催している。チーバくんのトレードマークである「赤」を手がかりに、千葉県立美術館の豊富なコレクションから多彩な作品を厳選したユニークな試みだ。
動植物や人々の暮らしの中に息づく「赤」を描いた作品から、作品名に「赤」がついているにもかかわらず、一見すると赤く見えない変わり種の作品まで、知的好奇心をくすぐるラインアップが並んでいる。ぜひこちらも大チーバくん展と一緒に鑑賞してほしい。
©Chiharu Sakazaki
































































