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1年半ぶり再開「箕面温泉スパーガーデン」を見てきた。温泉リトリートに進化、常設の「ミライ人間洗濯機」は先着順

2026年10月1日 開業
「大江戸温泉物語Premium 箕面観光ホテル」と「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」がリニューアル

 GENSEN HOLDINGSは10月1日、「大江戸温泉物語Premium 箕面観光ホテル」「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」(大阪府箕面市温泉町1-1)をリニューアルオープンした。これに先立ち行なわれた内覧会で、新しくなった館内を見てきた。

 今回のリニューアルは約1年半にわたる工事を経て実施したもの。なかでも大きく変わったのが箕面温泉スパーガーデンで、これまでの「お祭り」をテーマにした温泉施設から、箕面の自然に包まれて過ごす「温泉リトリート」へとコンセプトを一新した。

装い新たに生まれ変わった「箕面温泉スパーガーデン」の受付

 大浴場もそのコンセプトに合わせて装いを変えた。「山景の湯」は、赤富士と鶴が描かれていた従来の銭湯スタイルから、箕面の自然をイメージした深緑の山並みを壁面に描く落ち着いた空間にリニューアル。中央の円形浴槽は残しながら、照明や内装を大きく変更している。

従来のにぎやかな銭湯スタイルを一新した「山景の湯」

 もう一つの「やぐら檜の湯」も、木組みや自然石を取り入れたモダンな浴場へと一新した。男女の浴場は曜日によって入れ替わり、「山景の湯」は日・月・金・土曜が男性、火・水・木曜が女性、「やぐら檜の湯」はその逆となる。

こちらも「山景の湯」同様に、モダンなスタイルに一新。落ち着いた雰囲気に

 湯上がりに過ごすスペースも充実した。新設した「くつろぎ空間」には、屋外で過ごせる「だんだんの丘」、切り株をイメージしたスツールを並べた「はらっぱ」、約5000冊のマンガを揃える「ひとやすみの木立」などを用意する。

 さらに、木を使ったワーキングスペース「こかげの机」や、緑を基調としたリラクゼーションフロア「やすらぎの芝」も設置。温泉に入って終わりではなく、湯上がりも館内でのんびり過ごせる施設になった。

湯上がり後のくつろぎスペースも充実。風呂同様に落ち着いた装いに一新された

 そして今回のリニューアルで気になるのが、2025年の大阪・関西万博で話題になったサイエンスの「ミライ人間洗濯機」だ。

 万博に登場した設備を、今度は箕面温泉スパーガーデンの貸切風呂に導入。展示ではなく、実際に利用できる施設として営業する。

 利用時間は1回1時間30分で、定員は2~4人。料金は1室1万1000円で、中学生以上が対象となる。営業時間は7時30分~22時30分、1日最大8枠。7時30分~9時の1枠のみ宿泊者限定で、それ以外は日帰り利用も可能だ。事前予約は行なわず、当日に館内で先着順に受け付ける。

リニューアルの目玉「ミライ人間洗濯機」。金額だけでみると高く感じられるが、最大4人の家族利用やグループ利用であれば良心的価格と言えるかも。先着順での利用ではあるが、一般利用ができるのは画期的だ

 リニューアルオープンに先立って行なわれた式典では、サイエンスホールディングス代表取締役会長の青山恭明氏が、万博では一般約1300人がミライ人間洗濯機を体験したと説明。アンケートでは「大変満足」「満足」を合わせて98.3%だったという。

 今回の導入は、GENSEN HOLDINGS側がサイエンスのショールームを訪れたことがきっかけ。青山氏は、スパーガーデンが従来の「にぎわい・お祭り」から「温泉リトリート」へ転換すると聞き、「私どもは本当にこれはお役に立てる。親和性を非常に感じました」と振り返った。

 館内にはミライ人間洗濯機だけでなく、シャワーヘッド「ミラブルEX」や浴槽向けの「ミラバス」なども導入している。

オープニングセレモニーで登壇した株式会社サイエンスホールディングス 代表取締役会長 青山恭明氏

 隣接する「大江戸温泉物語Premium 箕面観光ホテル」も合わせてリニューアルした。

坂倉準三建築研究所の西澤文隆氏の設計によるホテルは、箕面の山肌の特徴的ランドマークだった

 宿泊者向けには、大阪平野を望む「プレミアムラウンジ」を用意。アルコールやソフトドリンクを無料で楽しめるほか、レストラン「GRAND DINING」も木目を基調とした空間に一新した。全407席を備え、「明石焼き」や「なにわ肉吸い」といったご当地グルメ、「温泉せいろ蒸し」などをビュッフェ形式で提供する。

宿泊者限定のプレミアムラウンジ。晴れた日には大阪平野を一望でき、無料でソフトドリンクやアルコールなどの提供を行なう
レストラン「Grand Dining」はオープンキッチンを採用。目の前で料理人が調理したできたての料理を提供するほか、ビュッフェ形式で大阪にちなんだ食が数多く並ぶ

 また、ホテルの大浴場「天空湯屋」は標高約180mに位置し、露天風呂から大阪平野を一望できる。

ホテル側8階の大浴場。標高180mの高さに位置。露天風呂も併設され、大阪平野を望むことができる。隣接のスパーガーデンにはない眺望は、宿泊者のみが堪能できるもの

 内覧会では、GENSEN HOLDINGS代表取締役の川﨑俊介氏、サイエンスの青山氏らが出席してテープカットを実施。川﨑氏は約1年半にわたった工事を振り返るとともに、ミライ人間洗濯機やミラブルの導入に触れ、「大阪、この箕面市とともに発展できれば」と話した。

GENSEN HOLDINGS株式会社 代表取締役 川﨑俊介氏

 これまでのにぎやかな温泉テーマパークから、温泉とその前後の時間をゆっくり過ごす施設へ。そこに大阪・関西万博で話題になった「ミライ人間洗濯機」という新しい体験も加わり、箕面温泉スパーガーデンは、施設の雰囲気だけでなく、過ごし方そのものが大幅にリニューアルされた。

「大江戸温泉物語Premium 箕面観光ホテル」と「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」のリニューアルオープンを祝ってテープカットセレモニーを実施
阪急箕面駅から徒歩5分ほどで、施設専用のエレベーター乗り場へ。そこから一気にエレベーターで施設エントランスに行くことができる
自家用車利用では、阪急箕面駅前付近から住宅街をあがり、途中専用ゲートをくぐれば施設前に到着。駐車場も約400台分用意している。箕面スパーガーデンの日帰り利用では6時間まで駐車料金が無料に

写真で見る「大江戸温泉物語 箕面温泉スパーガーデン」

箕面スパーガーデンのエントランスと受付
やぐら檜の湯に併設された露天スペース
プライベートな空間で温泉を楽しみたい人には貸し切り風呂
岩盤浴やサウナも充実。特にサウナは木の香りが素晴らしい
食事処もぬかりなく。広々としたスペースで風呂上がりの食事を楽しめる
子供向けのキッズスペースも完備。小さな子供のいる家族連れでも楽しめる配慮

写真で見る「大江戸温泉物語Premium 箕面観光ホテル」

箕面観光ホテルのレセプション
スタンダードトリプルの客室
スタンダード和室の客室
ビューバス付きのスイート和洋室トリプルの客室。どことなく昭和の懐かしいホテルの趣を残しつつ、現代風にリニューアルされている。宿泊するならぜひ、眺望のよい街側をリクエストしたい
ビューバス付きスイート和洋室ツインの客室
ちなみに山側の客室からの眺望はすこし残念
スタンダード和室の客室。スタンダードとはいえ、都会のホテルとは比べものにならない広々とした空間は魅力的
ジュニアスイート和洋室の客室
こちらは現代風にリニューアルされたスタンダードトリプルの客室
ビューバス付きのスタンダードツインの客室
ホテル最下層に位置するレストラン「Grand Dining」