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佐野SA上りがリニューアル完了! 佐野ラーメン人気店が24時間営業、歩いて行き来できる上下線の完成形を一足先に見て・食べてきた
2026年3月16日 17:00
- 2026年3月17日 リニューアル
NEXCO東日本とネクスコ東日本エリアトラクトは、東北道 佐野SA(上り)のリニューアルオープンに先立ち、報道公開を行なった。
公開した新しい施設はNEXCO東日本が地域の特色を活かしたSA/PAとして展開する「ドラマチックエリア」と位置付けるもので、佐野市をはじめ栃木県やその周辺地域の特産品を豊富に取り揃え、飲食や買い物を楽しむことができる。
施設は上下線を徒歩で行き来できる構造になっており、2023年の下り線に続き今回の上り線リニューアルをもって、異なる魅力やサービスを展開する2つのSAを一度に楽しめる上下線一体型の「佐野パークSA」の完成となる。
リニューアルオープンは3月17日。オープンから3日間はオープニングイベント・キャンペーンとして施設内のレストランやフードコート、ショッピングコーナーなどでさまざまなプレゼントや割引き、福袋などを用意する。
佐野ラーメンの人気店が24時間営業する「麺屋 ようすけplus」
内覧会の式典には佐野市長の金子裕氏が登壇しており、あいさつのなかで「佐野パークSA」のオープン、佐野佐野日大高の甲子園出場に合わせ佐野市が全国に発信した3つのこととして昨年の「日本ご当地ラーメン総選挙2025」で佐野ラーメンが初の栄冠に輝いたことを挙げた、
佐野ラーメンはこれまでの佐野SAでも定番の人気メニューだったが、今回のリニューアルを機に市内の人気店「麺屋 ようすけ」の店主・渡邉氏と地元製麺工場、SAスタッフが共同開発したラーメンを24時間営業で提供する「麺屋 ようすけplus」がフードコートに誕生した。鶏油、ラード、牛脂、かつお節をベースとしたスープと、つるんとした麺の弾力に個性を感じる佐野ラーメンは、伝統の味と新しさを同時に感じるものでとても美味しかった。
また、ザ・キャピタルホテル東急「ORIGAMI」出身の笹木浩一シェフ監修のレストラン「SANO SKY DINER」でも佐野ラーメンが用意され、下り線のフードコートを合わせると「佐野パークSA」では3つの店舗の佐野ラーメンを選べるSAとなる。
ちなみにショッピングコーナーに設けられた「らーめんウォール」では地元の人気店やSA限定の土産用佐野ラーメンが一堂に並び、「佐野パークSA」で食べられるラーメンもすべて購入できる。
施設内のレストラン「SANO SKY DINER」で提供するオムライスに使用している寿宝卵は佐野市産。足利マール牛のハンバーグやステーキなど地域の特色を活かしたメニューも多く、「ドラマティックエリア佐野(上り線)」にふさわしい食事を楽しめる。
今回試食してみたのは栃木県の特産魚ヤシオマスのソテー。脂がしっかりとありながら後味のいいヤシオマスをレアで焼き上げたもので県外の店ではなかなかお目にかかれないメニューだ。ご飯もクレソンソースも栃木県産のものを使用しているとのことだ。
そのほか、そば・うどんの「みかも庵」、定食・丼もの・カレーの「くろはかま亭」も地元の食材や料理にこだわったものが目白押しでメニュー選びに少々とまどってしまうほどだ。
旅の途中のちょっとした寄り道やトイレ休憩のついでに気軽に楽しめるのがテイクアウトコーナー「旅のイロドリカフェ」。店内で一つ一つ仕上げる生ドーナツや、スイーツも充実。佐野ラーメン風コロッケやらーめん味のさのまる焼き、レモン牛乳公式ソフトクリームなど栃木色、佐野色強めのメニューも楽しい。ちなみに さのまる焼きを作る器具は1100年の歴史を誇る天明鋳物を今に伝える佐野市内の栗崎鋳工所製。ショッピングコーナーで販売している「さのまるベーゴマ」もこちらの手によるものだ。
飲食店に負けない充実ぶりのショッピングコーナーには、地域の名産品が揃っていてこちらも楽しい。佐野ラーメン土産が勢揃いした「らーめんウォール」をはじめ鬼怒川金谷ホテル直営の「金谷菓子本舗」や小山市の老舗和菓子店「蛸屋」、宇都宮や佐野の餃子など地域に根ざした商品の数は圧巻。
栃木市・岩下食品の「岩下の新生姜」、通称「レモン牛乳」として知れた栃木乳業の「関東・栃木レモン」は商品そのものから関連グッズまで膨大な商品群が目を引く。
蛸屋の新ブランド「AOYAカンパーニュ」の栗最中「隈」は、建築家 隈研吾氏との縁から生まれたもので、パッケージに氏のサインがあしらっていたり、佐野市産のブランドいちご・スカイベリーを使った「リピチョコ」は市内の「SHINOZAKI5115FARM」と佐野SA上り線の共同開発商品だったり、オリジナル商品も数多く揃えている。
以上、食とショッピング中心にお届けしてきたが、1972年に供用開始してから大きな改修がなされなかった佐野SAは、今回のリニューアルを機に駐車場と施設の段差を大幅に解消するなど施設全体を大幅にアップデートしている。大型車の障害者用駐車場を整備し、サブトイレに多機能トイレを設置するなどその数は多岐にわたる。「ドラマチックエリア佐野(上り線)」に進化を遂げた佐野SAには一般道からもアクセスでき、駐車場も完備しているので、地域性豊かな食事や買い物を高速道路利用者以外でも利用できるのがポイントの1つだ。
3月17日のオープニングイベント・キャンペーンは、9時50分から行なうセレモニーのあと、佐野のブランドキャラクター「さのまる」とNEXCO東日本マナーアップキャラクターが出迎えるなか10時にリニューアルオープンする。入店先着100名には天明鋳物の「さのまるベーゴマ」をプレゼントするほか、佐野日本大学中等教育学部・高等学校 和太鼓部による演奏など、さまざまな催しが行なわれる。
内外装を手掛けた隈研吾氏「空間・サービス・食べ物、どれをとっても日本のSA/PAが最高」
内覧会の冒頭に登壇したネクスコ東日本エリアトラクト 代表取締役社長の吉見秀雄氏は、「長年取り組んできた佐野SAのリニューアルはNEXCO東日本グループにとっても大変な事業であり、地域性を最大限に取り入れたドラマチックエリアの20か所目となります。高速道路のお客さまに立ち寄っていただくSA/PAとしてのこれまでの取り組みに加え、地域の皆さまにご利用いただきながら、高速道路と地域をつなぐゲートウェイとして取り組んでいきたい」と語った。
また、世界中の高速道路を旅したなかで空間・サービス・食べ物、どれをとっても日本のSA/PAが最高と語ったのは、施設の内外装を手がけた隈研吾建築都市設計事務所の隈研吾氏。明るく開放的なこの施設を、これからの地域交流のモデルとしてほしいと期待をこめた。
来賓としてあいさつを行なったのは佐野市長の金子裕氏。春の選抜高校野球の出場を決めた地元・佐野日大高の甲子園への出発式に出席後、会場に駆けつけた。下り線のSAが先に完成していたことに触れ「これで上下が揃った。これからがこのドラマの始まり。お客さまに喜んでもらい、進化のなかから歴史や伝統を紡いでいくことを約束する」と述べた。




































































