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旧三笠ホテル、5年半ぶりリニューアルオープン。貸室サービスやドレス試着体験、カフェなど新設

2025年10月1日 オープン
旧三笠ホテルが5年半ぶりにリニューアルオープン

 日比谷花壇が運営する重要文化財「旧三笠ホテル」(長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢1339-342)は、耐震補強を含む保存修理工事を終え、10月1日にリニューアルオープンした。

 1905年に竣工後、翌年から1970年まで営業を続けた木造純洋式ホテル。ガス灯のシャンデリアや英国製カーペットなど明治期最高峰の設備を擁し、もてなしの場として多くの文化人や政財界人に親しまれた。1980年に重要文化財として一般公開を開始したが、2020年に工事のため公開を中止。今回約5年半ぶりのオープンとなった。

 リニューアルでは、展示内容の変更や新たな有料サービスを導入。建物内の一室をウエディングの前撮りや座談会などさまざまな用途で使用できる貸室とし、カレーやデザート、コーヒーなどが楽しめるカフェスペースに加え、オリジナルグッズを販売するミュージアムショップも新設した。また新たに、当時のレトロなドレスを着用できる貸衣裳サービスも開始する。

120年の歴史を持つ旧三笠ホテル
日比谷花壇が旧三笠ホテルの運営を受託。日比谷花壇 代表取締役社長 宮島浩彰氏(左)、軽井沢町長 土屋三千夫氏(右)
多くの文化人や政財界人から愛された旧三笠ホテル
有料貸室
大正・明治時代のドレスを体験できる
建物内にはカフェも新設
三笠ホテルビーフカレー
軽井沢アップルパイ(バニラアイス添え)
ミュージアムショップではオリジナルグッズを販売

旧三笠ホテル

開館時間: 9時~17時(最終入館は16時30分)
休館日: 水曜(7月15日~10月31日を除く、水曜が祝日の場合は翌平日が休館日)、12月28日~1月3日(年末年始)
入館料: 一般1000円、小・中学生500円
※20名以上の団体は1人100円引き、町民は半額
駐車場・駐輪場: 乗用車25台、大型バス1台、車いすの人専用2台(エントランス門前)、駐輪場20台(エントランス門前)