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全室オーシャンビュー「TAOYA南志摩」が本日開業。非日常と三重グルメ味わう温泉宿にさっそく行ってきた!

2025年9月24日 開業
海辺にたたずむ温泉リゾートホテル「TAOYA南志摩」がいよいよ開業。絶景ラウンジやインフィニティ温泉をさっそく見てきた

 大江戸温泉物語グループは、温泉リゾートホテル「TAOYA南志摩」(三重県志摩市浜島町浜島1645)を9月24日に開業する。伊勢志摩国立公園の南端に位置する浜島温泉にあり、真珠養殖の発祥の地としても知られるリアス式海岸の雄大な自然と「日本の夕陽百選」にも選ばれる風光明媚な景色、三重県食材をふんだんに使ったグルメが楽しめる。

 デザインコンセプトは「プチ・アマルフィ」。イタリア南部の地中海リゾートをオマージュした大人の非日常を、館内のいたるところで味わえるのが最大の特徴だ。開業前に行なった内覧会で、さっそく絶景ラウンジや温泉大浴場を見てきた。

海に面した浜島温泉エリアに建つ「TAOYA南志摩」外観。三重県内では「TAOYA志摩」「大江戸温泉物語Premium 伊勢志摩」「大江戸温泉物語Premium 鳥羽彩朝楽」「大江戸温泉物語 志摩彩朝楽」に次ぐ、5つ目の施設となる
エントランス
フロント

潮風に癒やされる「オーシャンラウンジ」と重厚感のある「暖炉ラウンジ」

 宿に到着するとまず、ロビーフロントの奥に設けた2つのラウンジが出迎える。1つは、潮風と波音が心地いいオープンエアの「オーシャンラウンジ」。水盤やチェアを設置しており、まさに地中海リゾートにいるようなロケーション。

 2つ目は、中央に暖炉を配した室内の「暖炉ラウンジ」。ここではお酒類を含むフリードリンクに加え、夜食の「クリーミーカレーうどん」も提供する。

 大江戸温泉物語グループ最上級ブランドである「TAOYA」は、食事や夕食時のアルコールのほか、ラウンジで提供されるドリンクや夜食といった施設内サービスがほぼ宿泊料金に含まれる「オールインクルーシブ」制を採用しているのもポイント。チェックイン直後からチェックアウト前まで、滞在中は自由に寛ぐことができる。

潮風が心地いいオーシャンラウンジ
暖炉ラウンジではドリンクと夜食の「クリーミーカレーうどん」を提供

全93室がオーシャンビュー。3室限定で「露天風呂付客室」も

 客室は全93室がオーシャンビュー。和室、洋室、和洋室のほか、新設した「スタンダード和洋室ツイン」(約77m2、定員1~6名、シャワーブースのみ)や「スタンダードトリプル」(約50m2、定員1~4名、内風呂あり)、「スーペリア露天風呂付和洋室トリプル」(約84m2、定員1~6名、内風呂なし)など全10種類のタイプを擁し、メインターゲットである大人のカップルや夫婦のみならず、家族旅行やグループ利用にも対応する。

「スタンダードトリプル」(約50m2、定員1~4名、内風呂あり)
窓際のデイベッドでオーシャンビューを独り占め
枕元やデスクに電源コンセント
洗面台やトイレなどの水まわり

 なかでも和の温かみと洋の機能性をいいとこどりした「スタンダード和洋室ツイン」と3室限定「露天風呂付客室」のタイプは、広々とした室内に大きなベッドを配置し、畳の小上がりスペースや海の絶景を堪能できるソファ兼デイベッドを完備している。小さな子供連れやプライベート性を重視したい派にもおすすめだ。

 価格の一例として、スタンダード和洋室ツインは1泊2食付き1人あたり2万3600円~(平日大人2名利用時)。

新設した「スタンダード和洋室ツイン」(約77m2、定員1~6名、シャワーブースのみ)
窓際のリビングスペースで足をのばして寛げる
新設した「スーペリア露天風呂付き和洋室トリプル」(約84m2、定員1~6名、内風呂なし)
広々した洋室に大きなベッド3台と和の小上がりスペース
露天風呂と洗い場、テラスのような休憩スペースが備わる

大浴場は“インフィニティ温泉”。シャワーやドライヤーもこだわりのメーカー

 大浴場は、海の絶景を一望できる“インフィニティ温泉”の造りになっており、浜島温泉に浸かりながらまるで雄大な太平洋の青に溶け込むかのよう。黄金色に染まるマジックアワーや清々しい朝など、時間帯によって異なる趣が楽しめる。

大浴場の内湯は、外の景色がよく映えるシックな内装デザイン
海に溶け込むようなロケーションで湯浴みできる
露天風呂は屋根付きの全天候型。外気浴できる椅子も備わる

 男女それぞれに、広めの洗い場、サウナ、水風呂を完備しているほか、開放的な露天風呂には外気で涼める“ととのい椅子”も。さらに、シャワーはすべて「ミラブル」で、ヘアドライヤーは「ReFa」と「ダイソン」。ジャンプーやボディソープ、化粧水などのアメニティーもいくつか種類を用意している。

ひとつひとつ仕切りが付いた洗い場
シャワーヘッドはミラブル
シャンプー、コンディショナー、ボディソープ
男女それぞれにサウナと水風呂
脱衣所にはドライヤーやアメニティーを完備している

 また併設の「湯上りラウンジ」では、サーバーから注ぐ生ビールやアイスキャンディーをサービスする。

大浴場に併設の湯上りラウンジ
冷たいドリンクやアイスキャンディーをサービス

ディナーは、伊勢志摩の恵みたっぷり“地中海グルメバイキング”

 食事はレストラン「Sera(セーラ)」でバイキングを提供。イタリアの田舎町をイメージした店内は広々していて、こちらも海一望のロケーション。

店名は、夕日の「夕」をイタリア語に翻訳した「Sera」が由来。「Buona sera(こんばんわ!)」という意味もあり、大江戸温泉物語グループ自慢の豪華なグルメディナーへ歓迎する気持ちを込めて名付けられた
イタリアの田舎町をイメージした店内
店内からも海を望む

 料理のテーマは「伊勢志摩の海の幸を用いた地中海風料理」。卓上コンロで作るパエリアや南イタリアの郷土料理レモンクリームパスタ、オーブンで焼きたての熱々ピッツア、さらに、ライブキッチンで提供する「TAOYA特製ローストビーフ」は三重県のあおさとオイスターのクリームソースで味わえる。

 そのほか、地中海野菜のトマトソースでいただく三重県産豚のシュニッツェル(カツレツ)、錦爽どりとじゃが芋のローストハーブレモンソルト添え、松坂牛入りコロッケといった肉料理が揃う。

三重県産豚のシュニッツェル(カツレツ)
メープルチキン
秋冬限定メニューも
三重県産真鯛と地野菜の鉄板焼き
ライブキッチンで作っているのは三重県産真鯛と地野菜の鉄板焼き
オーブンで焼き上げるピッツアは、マルゲリータとバジルソースのペスカトーレ

 和食では、新鮮なお造りをはじめ、三重県産こしひかりに好きなネタをのっける海鮮丼、牡蠣めし、伊勢うどん、鳥羽あかもくとアサリの和え物、カツオの手こね寿司と、主役級ご当地グルメがラインアップしている。

 デザートも、伊勢抹茶わらび餅からパッションフルーツの南国ココナッツムース、ハーゲンダッツアイスクリームまで食べ放題。ビールやワイン、三重県のお酒といったドリンクも追加料金なしで楽しめる。

握り寿司やサババッテラ
マグロや甘えびのお造り
伊勢名物の手こね寿司
松坂牛入りコロッケ
セルフで作る伊勢うどん。やわらかい麺が特徴のご当地グルメ
ほかにも和洋中メニューがラインアップ
伊勢抹茶のわらび餅
パッションフルーツの南国ココナッツムース
ビールやワイン、三重県のお酒といったドリンク類も飲み放題

千葉支配人「大切なパートナーとゆったり、かけがえのない時間を過ごしていただきたい」

 開業に先立ち行なった内覧会では、TAOYA南志摩 支配人 千葉拓哉氏が施設について説明。「太平洋の絶景と海の幸グルメを思う存分ご体感いただく温泉リゾート」であり、そのコンセプトの核となるのが目の前に広がるロケーション。「ここから望む夕日、空と海が一体となって黄金色に染まる光景は、息を吞むほどの美しさです」とアピールした。

TAOYA南志摩 支配人 千葉拓哉氏
来賓として出席した志摩市長 橋爪政吉氏。「現在、志摩市では約400万人の観光客がお越しになっていて、そのうち宿泊旅行は約150万人と言われている。1泊でもたくさんのお客さまに来ていただきたいという想いのもと、志摩市をあげてインバウンド政策や国内観光需要を掘り起こす取り組みを行なっており、ぜひTAOYA南志摩にも協力いただきたい」
一般社団法人志摩市観光協会 会長 中村滋氏。「伊勢志摩は海がきれいな場所ですが、温泉というイメージがあまりなく、温泉施設もたくさんありますがまだ知られていない。TAOYA南志摩の開業によって志摩の温泉をさらに知ってもらい、ここ浜島温泉にもたくさんの方々が来てくれることを望む」

 また、ホテル周辺には観光スポットが点在しており、英虞湾の景色がミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで1つ星を獲得した「横山展望台」、異国情緒あふれるテーマパーク「志摩スペイン村」、そして三重県を代表する「伊勢神宮」と門前町の「おかげ横丁」など、TAOYA南志摩を起点にアクセスしやすいのも魅力という。

 最後に「唯一無二の絶景、伊勢志摩が誇る豊かな食、そして心身を癒やす温泉。これらすべてを満喫いただきながら、大切なパートナーとゆったり、かけがえのない時間を過ごしていただきたい」とした。

浜島町は「日本の夕陽百選」にも選ばれる
ホテル周辺には観光スポットが点在
三重県や伊勢志摩のお土産が並ぶショップ
卓球コーナーからも海を望む
空室・料金チェック