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西武鉄道、2026年3月に運賃改定へ。池袋~所沢のIC運賃は356円→402円、通学定期は据え置き

2026年3月 改定
改定前後の普通旅客運賃

 西武鉄道は、3月14日に行なった鉄道旅客運賃の変更認可申請について、7月23日付けで国土交通大臣から認可されたと発表した。実際の運賃改定は2026年3月の予定。

 電気動力費や人件費の上昇に加え、車両更新や連続立体交差化、ホームドア整備などの設備投資が拡大することを主な改定理由としている。鉄道駅バリアフリー料金制度は運賃に含む形で廃止し、全体の改定率は10.7%、増収率は8.4%となる(現行運賃に鉄道駅バリアフリー料金を含めた改定率)。

 普通旅客運賃の改定率は11.9%で、1円単位(IC運賃)の初乗りは157円→169円に。池袋駅~所沢駅間に相当する25~28キロのIC運賃は356円→402円となる。

 通勤定期旅客運賃の改定率は10.0%。池袋駅~所沢駅間での1か月定期は1万3580円→1万4980円に値上がりする。通学定期旅客運賃は変更しない。

改定前後の通勤定期旅客運賃