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JR九州、新観光列車の名前を「かわせみ やませみ」とし、デザインを発表

水戸岡鋭治氏デザイン。熊本駅~人吉駅で2017年春ごろ運行開始

2016年4月13日 発表

工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザインした「かわせみ やませみ」

 JR九州(九州旅客鉄道)は、鹿児島本線・肥薩線の熊本駅~八代駅~人吉駅で2017年春ごろの運行開始を目指す、新しいD&S列車の名称が「かわせみ やませみ」に決定したことと、その車両デザインを発表した。

 D&Sは「デザイン&ストーリー」のことで、単なる移動手段にとどまらない、個性あふれるエクステリアやインテリア、仕掛けを施した観光列車をJR九州ではそう呼称している。

 沿線の自然豊かな渓流、球磨川に生息する小鳥「かわせみ」「やませみ」をイメージし、すでに熊本駅~吉松駅で運行している「いさぶろう・しんぺい」が急勾配が続く通称「山線」であるのに対し、「川線」となることをコンセプトに、工業デザイナーの水戸岡鋭治氏がデザイン。

 かわせみ やませみはディーゼルエンジン駆動の2両編成で、テーブル付きの座席を配し、定員は70名程度になるという。運行時刻や停車駅などは調整中だが、1日3往復程度を予定している。

(編集部:稲葉隆司)