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JR東日本、クルーズトレイン「四季島」の運行3ルート発表

上野駅から北海道、東北、長野・新潟・福島を巡る

2015年12月2日 発表

2017年春より運行開始を予定している、クルーズトレイン「四季島」

 JR東日本(東日本旅客鉄道)は12月2日、2017年春より運行開始を予定している、クルーズトレイン「四季島」の3つの運行ルートを発表した。春~秋に3泊4日と1泊2日コース、冬には2泊3日のコースが設定されており、いずれも上野駅を出発し、上野駅に帰着する。ルートの詳細は以下のとおり。

3泊4日コース(春~秋運行)

 コンセプトは「豊かな自然が四季折々に見せる風景や、自然と共にある暮らしや文化にふれる旅」。

・1日目
上野駅発→(東北本線)→(日光線)→日光駅→(東北本線)→(IGRいわて銀河鉄道)→(青い森鉄道)→車中泊→
・2日目
→(津軽海峡線)→函館駅→(函館本線)→(室蘭本線)→伊達紋別駅→登別駅→列車外の宿泊施設で宿泊→
・3日目
→東室蘭駅→洞爺駅→(函館本線)→新函館北斗駅→(津軽海峡線)→青森駅→(奥羽本線)→弘前駅→車中泊→
・4日目
→(奥羽本線)→(羽越本線)→鶴岡駅→あつみ温泉駅→新津駅→(信越本線)→東三条駅→(上越線)→(高崎線)→(東北本線)→上野駅着
※一部の線区名は省略

1泊2日コース(春~秋運行)

 コンセプトは、「里山、棚田、ぶどう畑などのぬくもりのある風景や、その地に息づく工芸品の粋すいを味わう旅」。

・1日目
上野駅発→(中央本線)→塩山駅→(篠ノ井線)→姨捨駅→(信越本線)→車中泊→
・2日目
→(しなの鉄道 北しなの線)→(えちごトキめき鉄道 妙高はねうまライン線)→(信越本線)→(磐越西線)→会津若松駅→(東北本線)→上野駅着
※一部の線区名は省略

2泊3日コース(冬運行)

コンセプトは、「雪国の冬ならではの繊細な景色や、冬の愉しみを再発見する旅」。

・1日目
上野駅発→(東北本線)→白石駅→松島駅→(IGRいわて銀河鉄道)→(青い森鉄道)→車中泊→
・2日目
→青森駅→(奥羽本線)→弘前駅→青森駅→(青い森鉄道)→(IGRいわて銀河鉄道)→(東北本線)→一ノ関駅→車中泊→
・3日目
→(陸羽東線)→鳴子温泉駅→(東北本線)→上野駅着

 上記の運行ルートのうち停車駅では乗車または降車を予定。また、現時点で検討中のルートのため変更になる場合がある。3泊4日コースの2泊目は、列車外の宿泊施設での宿泊となるが、詳細な宿泊地は検討中とのこと。また、同列車はハイブリッド動力を搭載しているため、電化区間と非電化区間の両方を走行できるほか、青函トンネルを単独で走行できる仕様となっている。

 同列車に関して映像や展示物などで案内を行なうギャラリー「GALERIE 四季島」を2016年1月14日、東京駅八重洲中央口にオープンする。同施設の利用は予約制で四季島のWebページもしくは官製はがきにて申し込みを行なう。

「GALERIE 四季島」のイメージ

(編集部:柴田 進)