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ANA、伊丹空港にダイヤモンド会員向け「ANA SUITE LOUNGE」を11月5日オープン
空港内で焼いたマネケンのベルギーワッフルが目玉
(2015/11/4 07:00)
- 2015年11月5日 オープン
ANA(全日本空輸)は、伊丹空港南ターミナル2階の国内線出発口にダイヤモンドサービスメンバー向けの上級ラウンジ「ANA SUITE LOUNGE」を11月5日にオープンする。オープンに先立ち、同ラウンジの施設やサービスを紹介する報道関係者向け内覧会が11月3日に実施された。
伊丹空港のANAのラウンジは、これまで2階と3階に分けられた「ANA LOUNGE」が用意されていたが、この2階部分を改装し、11月5日からはダイヤモンドサービスメンバー限定の「ANA SUITE LOUNGE」として利用されることになる。ANA SUITE LOUNGEは、ダイヤモンドサービスメンバー以外に、国際線ファーストクラスからの乗り継ぎ客、ミリオンマイラーの乗客も利用できる。
ダイヤモンドサービスメンバーに限定した国内線の上級ラウンジは、2010年10月にオープンした羽田空港、2014年12月にオープンした那覇空港に次いで3空港目。伊丹空港は羽田空港に次いでダイヤモンドサービスメンバーの利用が多く、比率では国内最高という。ビジネス利用客も多く、伊丹空港へのANA SUITE LOUNGE開設の要望が多かったというのがオープンに至った経緯だ。
伊丹空港のANA SUITE LOUNGEには、旅程の予約やビジネス文書のコピーなどのサポートを行なうコンシェルジュ1名が常駐。席数は106席で、奥には、幅の広いソファを14席用意したリラクゼーションコーナーを設置する。
電源は各席1個以上用意されており、一部はアース付きコンセントになっているのも特徴。メインスペースのソファ席は2席で2口の配置となっているが、リラクゼーションコーナー、窓寄りのソファ席、ビジネスコーナーは1席あたり2口の配置となっていた。なお、ビジネスデスクのコーナーには従来通りQi対応の無接点充電器が置かれるが、対応機器も減少傾向にあることから、将来的にはUSB電源ポートの提供へと切り替えていく方針であるという。
羽田空港、那覇空港同様に、プレミアムビールやワイン、焼酎といったアルコール類、パンやスープなどの軽食を提供するのも特徴。
プレミアムビールは「プレミアムモルツ」「ヱビスビール」の2種類。ワインと焼酎は半年間で入れ替えを行ない、2015年9月~2016年3月はワインがイタリアワインの「グラン・サッソ・シャルドネ・テッレ・ディ・キエッティ」とスペインワインの「ヴィニャ・モンテラ・カベルネ・ソーヴィニヨン/メルロー」。焼酎は鹿児島県産の本格芋焼酎「あらわざ桜島」を提供する。
パンは時間帯によって用意するものを変える。朝から昼間にかけては、クロワッサン、エリタージュのレーズンミニパン、テーブルロール、夜はお酒にも合うオニオンブレッドやオリーブのフォカッチャをそれぞれ提供。なお、ミニパン、テーブルロール、オニオンブレッドは月替わりで種類を変更するという。また、スープも月替わりで、11月はカリフラワーのクリームスープを提供する。
さらに伊丹空港のANA SUITE LOUNGEは、伝統の製法にこだわったマネケンのベルギーワッフルが用意されるのが、他空港のANA SUITE LOUNGEにない大きな目玉となっている。伊丹空港内の同店で焼いたもので、ベルギー産パールシュガーが入ったプレーンワッフルを提供する。なお、マネケンのワッフルは11時からの提供となっており、夕方ぐらいまでは大丈夫な数量とのことだが1日に提供する数にも限りがあるとしている。