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幅広く390軒を掲載した「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南 2015 特別版」を5月22日発売
(2015/5/19 16:01)
- 2015年5月22日 発売
- 価格:2300円(税別)
日本ミシュランタイヤは、厳選した飲食店やホテルを紹介するガイドブック「ミシュランガイド」の新ラインナップとして、神奈川県横浜市、川崎市、湘南エリアを対象とした「ミシュランガイド横浜・川崎・湘南 2015 特別版」を5月22日に発売する。価格は2300円(税別)。
本誌の内容は、公式会員制Webサイト「Club MICHELIN」でも19日より公開。同日よりClub MICHELINを通じたレストランの予約などにも対応する。
神奈川県をカバーするミシュランガイドとしては、2014年度版まで「ミシュランガイド東京・横浜・湘南」で、横浜/湘南地域の星付き店のみを紹介してきたが、2015年度では「ミシュランガイド 東京 2015」として東京が独立。神奈川エリアは、新たに川崎エリアを加えて「特別版」として提供することになった。
対象となるエリアは、神奈川県横浜市、川崎市、湘南エリアの湯河原町から三浦市までの相模湾沿岸一帯で、相模湾沿岸であれば、市町村内すべてのお店が対象となる。日本ミシュランタイヤ 代表取締役社長のベルナール・デルマス氏は「横浜、川崎、湘南エリアは、観光地として人気があり、国内外から訪れる多くの観光客で賑わっている。また、東京近郊からのアクセスしやすく、ドライブや一泊旅行で訪れる人もいる。このエリアは海に囲まれ、自然も豊かで、新鮮な食材やおいしいものがたくさんありそうだ。情緒あふれる旅館や温泉もあり、温泉好きの私にとっては個人的にも魅力的で、発売が決定した頃からどんなセレクションになるのか心待ちにしてきた」と同ガイドブックのエリアを紹介。
星付き店だけでなく、“星は付かないがコストパフォーマンスが高く上質な料理を提供する店”を示す「ビブグルマン」や、星やビブグルマンはつかないが調査員がお勧めする店舗を掲載するのも特別版の特徴。ミシュランガイド横浜・川崎・湘南 2015 特別版では、3500円以下で食事ができるお勧めの飲食店/レストランをビブグルマンとして掲載する。ちなみにビブグルマンとは、「ビブ(Bidendum)」+「グルマン(Gourmand)」を組み合わせた「食いしん坊のビブ」という意味の造語。「ビブ」はいわゆるミシュランマンのことだ。
掲載される料理のカテゴリは、日本料理、フランス領し、イタリア料理、インド料理、タイ料理など33種類。このうち25種類は日本料理で、そば、おでん、居酒屋、ラーメン、焼き鳥などに分類されている。
掲載店舗数は390軒で、ホテルが40軒、旅館が20軒、飲食店/レストランが330軒。3つ星は、藤沢市の日本料理店「幸庵」の1軒で、ほか2つ星が6軒、3つ星が29軒、ビブグルマンが79軒、調査員お勧め店が216軒となっている。飲食店/レストランの掲載数が330軒で、星付きおよびビブグルマンの合計が331軒となっているのは、2つ星に旅館が1軒含まれるためである。
エリア別では、横浜が98軒、横須賀市が47軒と、2014年度版の「ミシュランガイド東京・横浜・湘南」の24軒、2軒から、それぞれ大幅に増加した。新エリアの川崎は37軒。湘南エリア内の初掲載エリアとなる三浦市は8軒、二宮町は7軒、真鶴町は1軒が採用されている。
なお、国内のミシュランガイドは、2007年に「ミシュランガイド東京 2008」を発売後、2009年に「ミシュランガイド京都・大阪 2010」を発売。その後、地域に特化したミシュランガイドとして、北海道、広島、福岡・佐賀の3冊が特別版として発売された。今回の横浜・川崎・湘南は、4冊目の特別版となる。
デルマス社長は「全日本へ広げるという夢がある。ただ、調査をして何度も食べに行く必要があるし、日本は広く、島もたくさんある。楽しみな挑戦だが、時間がかかる。また、星が付かないビブグルマンを知りたい人も多い。地域を広げるだけでなく、深く日本の食文化を調べることも必要で、大変に長い旅になると思うが、この夢を達成できるようにしたいと思っている」と、他地域のミシュランガイド制作についても、今後エリアを広げていくことに意欲を見せた。