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JR各社、ゴールデンウィーク中の指定席の予約状況を発表

新幹線、在来線ともに予約席数は前年比アップするもピーク日以外の席数は余裕あり

2015年4月17日発表

 JR北海道(北海道旅客鉄道)、JR東日本(東日本旅客鉄道)、JR東海(東海旅客鉄道)、JR西日本(西日本旅客鉄道)の4社は、ゴールデンウィーク中に運行する列車の指定席の予約状況を発表した。

 4社ともに前年の予約数を上回っており、混雑のピークは下りが5月2日、上りが5月5日~6日と予想している。各社ではゴールデンウィークの期間中に臨時列車を増発しているため、ピーク日を除けば用意している指定席にはまだ余裕があるとのこと。

JR4社の予約席数と前年比
会社名新幹線予約席数新幹線前年比在来線予約席数在来線前年比前年比合計
JR北海道--7万2501席111%111%
JR東日本99万席128%18万席104%123%
JR東海130万席107%7万席110%107%
JR西日本89万9000席133%19万2000席115%129%
合計(前年比は平均値)318万9000席122.7%51万4501席110%117.5%

※JR北海道に関して、5月2日~5日まで本州~北海道間の夜行列車が運休のため、夜行列車を除いたデータ

 以下は4月16日現在の各社の予約状況。

JR北海道

 予約のピークは、札幌駅発着ともに5月2日。

 北海道~本州間の夜行列車は、臨時寝台特急「カシオペア」は札幌駅発着の両方が混雑。同じく「北斗星」は、札幌発の4月24日、28日以外の列車は札幌発着ともに混雑、寝台急行「はまなす」は札幌発の5月1日は混み合っているものの、他は空席がある。他にも札幌駅~函館駅間の特急は、札幌発が5月2日、3日が混雑しているがそれ以外には空席がある。札幌着は5月2日、3日、5日、6日に混雑。

JR北海道の予約ピークのグラフ

JR東日本

 予約のピークは、下りが5月2日で午前中に発車する新幹線は満席の列車が多くなっているが、午後や他の日にはまだ席に余裕がある。上りが5月5日がピーク。午後に発車する新幹線「はやぶさ」「やまびこ」「こまち」「つばさ」「かがやき」「はくたか」「あさま」は満席の列車が多くなっているが、午前中の列車や他の日にはまだ空席がある。

JR東日本の予約ピークのグラフ

JR東海

 東海道新幹線の予約のピークは下りが5月2日、上りが5月6日。在来線は下りが5月2日、上りが5月5日。ピークの日の一部の時間帯を除けば、まだ空席がある状況。

JR西日本

 山陽新幹線は、下りに関して、5月2日の昼過ぎまでと5月3日の午前に新大阪駅を出発する「のぞみ」、5月2日の昼過ぎまでと5月3日の午前、5日、6日の午後に新大阪を出発する「みずほ」「さくら」などを中心に満席に近い状況。5月2日、3日については15時以降に新大阪駅を出発する列車にはまだ空席がある。

 上りは、5月5日、6日の午後に新大阪駅に到着する「のぞみ」、5月2日、3日の昼過ぎまでと5月4日の午後以降や5月5日、6日の昼以降に新大阪駅に到着する「みずほ」「さくら」を中心に満席に近い状況だが、午前に新大阪に到着する列車には座席に余裕がある。

 北陸新幹線は、下りに関して、5月2日の夕方までと3日の昼過ぎまでに金沢駅に到着する「かがやき」「はくたか」を中心に満席に近い状況。5月2日、3日については夕方以降に金沢駅に到着する列車には座席に余裕がある。

 上りは、5月5日、6日の午後に金沢駅を出発する「かがやき」「はくたか」を中心に満席に近づいているが、午前および夕方以降に金沢駅を出発する列車には座席に余裕がある。

 在来線は、下りに関して、5月2日、3日の午前に大阪駅を出発する「サンダーバード」「スーパーはくと」が満席に近づいているが、その他の列車と日付は座席に余裕がある。

 上りは、5月4日、5日の夜に大阪駅に到着する「サンダーバード」、5月5日、6日の午後に大阪駅に到着する「スーパーはくと」が満席に近いが、その他の列車と日付は座席に余裕がある。

編集部:柴田 進