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JR各社、夏の臨時列車を発表
北陸新幹線「かがやき」増発や上野東京ライン経由列車、臨時サンライズ出雲、夜間運転のSL列車など
(2015/5/22 18:57)
- 2015年5月22日発表
JR北海道(北海道旅客鉄道)、JR東日本(東日本旅客鉄道)、JR東海(東海旅客鉄道)、JR西日本(西日本旅客鉄道)は5月22日、2015年夏期(7月~9月)の臨時列車の運行について発表した。
各社の臨時列車の増発数は新幹線と在来線を合わせて、JR北海道 1059本(前年比436本減)、JR東日本 5310本(新幹線2738本、在来線2572本 前年比612本増)、JR西日本 2978本(新幹線2499本、在来線479本 前年比976本増)となる。
なお、JR東海に関しては総列車運転本数として数字を発表しており、2015年夏期(7月~9月)は3万3660本(新幹線3万3244本、在来線416本 前年比966本増)の列車が運転される。
また、JR四国は臨時列車の運転や定期列車の増結を発表しているが、具体的な臨時列の運転本数は発表していない。
各会社の状況は以下の通り。
JR北海道
2014年度との違いは、臨時寝台特急「北斗星」の運転と「トワイライトエクスプレス」の運行終了、「SL函館大沼号」「SLニセコ号」の中止となっている。また、北海道新幹線の開業準備に伴い、臨時列車の運行本数が減少している。
JR東日本
北陸新幹線「かがやき」を増発。東北の夏祭りやお盆、シルバーウィークなどに合わせて新幹線を増発。今年の特徴としては、3月に開業した上野東京ラインを活用した我孫子駅~伊豆急下田駅間の「踊り子161号/162号」などの臨時列車が運転される。ほかにも2014年に引き続き、お盆期間(8月11日、12日、15日、16日)に臨時寝台特急「サンライズ出雲91号/92号」を運行、「ムーンライトながら」「ムーンライト信州81号」といった定番の夜行列車も運転される。高崎地区のSL列車は、恒例の2本のSL列車が水上駅の手前ですれ違う「SLレトロみなかみ織姫」と「SLレトロみなかみ彦星」が7月5日に運転されるほか、「SL蛍」(7月3日)や「SL/DL YOGISHA 碓氷」(8月21日、9月25日)といった夜間運転のSL列車も運行となる。
JR東海
東海道新幹線は、1時間あたり最大10本の「のぞみ」を運行するほか、山陽新幹線直通列車も多く運転。在来線は「ワイドビューしなの」「ワイドビューひだ」「ワイドビュー南紀」を増発。また「F1日本グランプリ」開催にあわせ9月26日~27日には名古屋駅~鈴鹿サーキット稲生間駅で、臨時特急「鈴鹿グランプリ」を上下計8本運転する。
JR西日本
山陽新幹線と東海道新幹線を直通する「のぞみ」を増便するほか、九州新幹線を直通運転する「みずほ」「さくら」、山陽新幹線の「ひかり」などの臨時列車をお盆期間や夏休み、シルバーウィーク期間、三連休を中心に運転。500系「こだま プラレールカー」も運転する。同じく北陸新幹線は「かがやき」を増発し、接続する「サンダーバード」「しらさぎ」「はるか」「くろしお」なども臨時列車を運転。お盆期間には「サンライズ出雲」「きのさき」「はまかぜ」を運転する。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへのアクセスには「さくら580号」「ひかり580号」と、新大阪駅~ユニバーサルシティ駅の直通列車を運転。