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FDA、名古屋小牧~出雲線、北九州線の2路線拡充を祝うセレモニーを実施
県営名古屋空港は全9路線に
(2015/3/30 13:46)
- 2015年3月29日 就航
FDA(フジドリームエアラインズ)は3月29日、同社にとって14番目、15番目の路線となる「名古屋小牧(県営名古屋空港)~出雲空港線」「名古屋小牧~北九州空港線」の2路線を就航した。
名古屋小牧~出雲線は1日1往復、名古屋小牧~北九州線は1日2往復となり、それぞれを60分と80分で結ぶ。同社では、名古屋小牧~出雲線で年間3万6000人、名古屋小牧~北九州線で年間7万5000人の利用客を見込んでいる。
初日となるこの日には、県営名古屋空港にて就航記念式典が行なわれ、それぞれ初便の搭乗客には記念品が贈呈された。
就航記念式典では、同社の代表取締役社長 須川恒次氏のほか、愛知県、福岡県、島根県の各副知事、自民党愛知県連会長の参議院議員の藤川政人氏らが登壇し、新路線への期待を語った。
地方と地方を結ぶリージョナル航空として事業に取り組んでいるFDAは、この2路線を加えることで14空港15路線となり、現在の中心拠点である県営名古屋空港では、9路線(青森、いわて花巻、山形、新潟、出雲、高知、北九州、福岡、熊本)での運航となった。
出雲へはこれまで5時間近くかかる陸路を使うしかなかったが、出雲線の就航により1時間という大幅な短縮となる。出雲空港は宍道湖の西側に位置し、島根県庁のある松江や出雲大社、世界遺産である石見銀山遺跡といった山陰側の観光地へもアクセスにも有効だ。
北九州空港は九州の玄関口として、小倉や下関のほか、大分方面へのアクセスも良好。北九州空港から東九州自動車道を使って南下し、別府温泉や湯布院へ行き、大分自動車道を通って博多などにも足を延ばす、といった北九州の周遊観光もお勧めである。
なお、9号機が導入されたばかりの同社だが、FDA専務取締役の久保秀人氏によると、この2路線の追加で、フライトスケジュールはかなりタイトになっているとのこと。導入が予定されている10号機、11号機にも期待がかかると同時に、新型機が何色で登場するのかも楽しみだ。