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FDA 9号機は初のメタリックカラーとなる“ゴールド”に
県営名古屋空港にエンブラエル 175が到着
(2015/3/24 11:34)
- 2015年3月23日到着
3月23日、県営名古屋空港(愛知県西春日井郡豊山町)にFDA(フジドリームエアラインズ)の9機目となるエンブラエル 175が到着した。この機体はリースではなく30億円弱で同社が購入したもので、来年以降10号機、11号機の導入も予定されている。
9号機のフェリーフライトは3月19日にエンブラエル社のあるブラジル、サン・ホセ・ドス・カンポス空港を出発。スペイン、ドバイを経由する南まわりルートを通る、約1万8000kmにもおよぶもので、エンブラエルのパイロット2名が操縦を担当。FDAの領収検査員4名らと共に無事、長旅を成功させた。
FDAでは所有する機体を1機ごとに色を変える「マルチカラーコンセプト」を採用。1号機から順にレッド、ライトブルー、ピンク、グリーン、オレンジ、パープル、イエロー、そして8号機がティーグリーンとなっている。今回の機体は初のメタリックカラーとなるゴールドを選定、これまでとは趣の異なるイメージとなった。
また、この機体は日本導入初となる「Fuel Burn Improvement(Package2)」仕様。主翼端に従来のウイングレットではなく、大型化したウイングチップを採用するなど空力面を改善しており、エンブラエル社によればベースモデルより約5.5%の燃費改善を実現しているという。
エンブラエル 175(FDA 9号機)スペック
型式:エンブラエル ERJ 175(ERJ 170-200 STD)
機体登録番号:JA09FJ
客席数:84席
最大離陸重量:37.5t
航続距離:約2950km
巡航速度:マッハ0.78(870km/h)
全長:31.68m
全高:9.86m
全幅:28.65m
9号機は今後、3月24日に報道陣向けに客室内などを公開した後、3月25日からは定期便として就航予定となっている。
3月25日
名古屋小牧-青森(FDA361/362便)
名古屋小牧-熊本(FDA325/326便)
名古屋小牧-花巻(FDA357/358便)