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JR西日本、「トワイライトエクスプレス」を豪華編成として復活

5月16日より旅行会社専用団臨として運行

2015年5月16日より運転開始

3月12日に大阪駅~札幌駅間の臨時運用を終了した「トワイライトエクスプレス」。3編成からスイート、ロイヤル客車を抽出して豪華編成に再編

 JR西日本は、3月12日に大阪駅~札幌駅間の臨時運用を終了した「トワイライトエクスプレス」の24系客車を使用し、5月16日より旅行会社専用団体臨時列車として、西日本各地を運転する。

 従来運用されていた「トワイライトエクスプレス」は、A寝台扱いのスイート、ロイヤルのほか、B寝台扱いのツインやシングルツインなど電源車を含めると10両で編成されていたが、3本ある編成から2号車として使われていたスロネ25 500番台を1編成に集約して3両連結し、1号車となるスロネフ25 500番台を加えて4両の「スイート」と「ロイヤル」の客室を編成。さらにサロンカー(オハ25 550番台)、食堂車(スシ24 0番台)、乗務員用車両、電源車(カニ24 0番台)を含めた8両に再編される。これにより、提供される客室はすべて「スイート」と「ロイヤル」となり、定員は40名。

客室はすべて「スイート」と「ロイヤル」となるトワイライトエクスプレスの新編成

 運転区間は、大阪駅発10時頃~琵琶湖1周~大阪駅~山陽本線~下関駅着翌15時頃と、下関駅発10時頃~山陽本線~大阪駅~琵琶湖1周~京都駅着翌16時頃の2ルートが設定。運転日は土曜日の大阪駅発が5月16日から5月、6月に7回。月曜日の下関駅発が5月18日から5月、6月に7回の計14回となる。(7月以降の運転日は後日案内)

7月以降は、山陽本線コースに加え、山陰本線(大阪駅~伯備線~米子駅~山陰本線~下関駅)を通るコースも予定されている。

 車内サービスは、従来提供されていたフランス料理をグレードアップし、著名なブーランジェ、パティシエがプロデュースしたオリジナルのパンやデザートを提供する。食事は朝食1回、昼食2回、夕食1回をセットにする。ツアー募集は旅行会社経由で行なわれる。

 JR西日本では、2017年春に運転開始が予定されている「トワイライトエクスプレス 瑞風(みずかぜ)」を見据えて、地域共生に繋がる取り組みや、お客様へのおもてなしを検討し、観光振興の推進に繋げていきたいとしている。

編集部:柴田 進