ニュース

ANA、超音速サブオービタル機の利用で合意書締結。微小重力下の技術・研究開発に

2025年4月23日 発表
全日空商事が超音速スペースプレーンの利用で合意

 全日空商事は4月23日、超音速スペースプレーンの開発を行なうDawn Aerospace New Zealandと基本合意書を締結、新たな宇宙実証サービスを進めることを発表した。

 Dawn Aerospaceは、地上から打ち上げて超音速(マッハ3+、目標値)で宇宙空間(高度100km、目標)へ到達したのち、再び地上へ戻るサブオービタル機「Mk-II Aurora」を開発しており、機体に実証・観測機器を搭載することで微小重力下における研究開発や高高度気象観測などに利用できるほか、地上に帰還することで搭載した機器の回収も行なえるという。

 Mk-II Auroraはロケットエンジンを搭載した全長4.8mの機体で、これまで58回の試験飛行に成功しており、現在はマッハ1.1、高度25kmまで達成している。

マッハ3+(目標値)で宇宙へ飛び出す