関西4都市が乗り放題「KANSAI MaaS ワンデーパス」。利用期間は3月27日まで、夢洲駅も対象

関西の鉄道7社が1つのQR乗車券で乗り放題に

　関西MaaS協議会は、4都市（京都・大阪・兵庫・奈良）の対象路線が1日乗り放題になる企画乗車券「KANSAI MaaS ワンデーパス」を期間限定で販売している。利用期間は2月27日～3月27日。

　KANSAI MaaS ワンデーパスは、鉄道7社（Osaka Metro、近鉄、京阪、南海、JR西日本、阪急、阪神）の共同企画。購入には「KANSAI MaaS」会員登録とアプリのダウンロードが必要。支払いはクレジットカードのみで、駅の窓口や券売機では販売しない。

　販売期間は利用日1か月前～当日（3月27日まで）、利用開始日当日のみ有効。1月に開業した大阪メトロ中央線「夢洲駅」も対象となっている。

対象エリア

大阪メトロ： 全線
近鉄： 大阪府、奈良県、京都府内の全線（新王寺～西田原本、道明寺～柏原、市尾～吉野および鋼索線・ロープウェイを除く）
京阪： 全線（石清水八幡宮参道ケーブル・大津線を除く）
JR西日本： 大阪環状線全線、JRゆめ咲線全線、JR京都線（大阪～新大阪駅）
南海： なんば～南海線堺・中百舌鳥
阪急： 全線（神戸高速線 神戸三宮～新開地を含む）
阪神： 全線（神戸高速線を含む、西代・湊川は対象外）

　QR乗車券について、JR西日本は1月19日から、ほか6社（スルッとKANSAI協議会）は2024年6月から対応している。

　なおJR西日本は、2月19日の社長会見で「2028年度以降、券売機で販売している磁気券の近距離きっぷについて、順次QR乗車券に移行を進める。将来的にはインターネットで購入したきっぷもQR乗車券で利用できるよう、チケットレス化を進める」と説明している。

KANSAI MaaS ワンデーパスの対象エリア

QR乗車券（電子チケット）の利用イメージ