ニュース

渋谷PARCO向かいに200室、「lyf渋谷東京」に泊まってみた。ゲストの集まるコミュニティスペースが充実

2024年12月19日 開業

「lyf渋谷東京」に泊まってきました

 シンガポール発のソーシャル&ライフスタイルホテル「lyf(ライフ)」の国内3軒目となる「lyf渋谷東京」(東京都渋谷区宇田川町4-3)が12月19日、渋谷PARCOの向かいにオープンします。開業に先駆けて試泊する機会をいただいたので先日行って来ました!

渋谷駅から徒歩約7分の場所に開業する「lyf渋谷東京」
住所は渋谷区宇田川町。渋谷PARCOの向かいです

 地上9階建て、総客室数200室の「lyf渋谷東京」。2021年6月開業の「lyf天神福岡」、2023年11月開業の「lyf銀座東京」と同じく、「A New Way to Belong(新しいコミュニティ、ステイの形)」をコンセプトとするホテルです。ちなみに「lyf(ライフ)」というブランドネームは、生活や人生を意味する「LIFE」と間違えられがちですが、「Live your freedom(自由を生きる)」という言葉の頭文字からきています。

1階のフロント「SAY HI(セイ ハイ)」。チェックイン&アウトだけでなくローカル情報などlyf Guard(ライフガード)がサポート
lyf渋谷東京のマスコット的存在の犬「名前はまだない」は、もちろん渋谷のアイコンであるハチ公からインスピレーションを得ています

 lyfとほかのホテルとの大きな違いは、コミュニティ作りを重視している点。共用スペースやソーシャルキッチンなど、ゲストが集まる場所を用意し、積極的に“つながる”ことを仕掛けています。

 ここlyf渋谷東京は、日本有数の繁華街・渋谷という場所柄、世界中からの旅行者と出会えてコミュニケーションを楽しむことができそうですよね。実際に、福岡や銀座ではイベントなどを通してゲスト同士が知り合い、ビジネスにつながったという話もあるのだとか。

歯ブラシ以外のバスアメニティはこのボックスから各自持っていくシステム
エレベーター内はポップな犬のデザインが一面に! かわいい~

コミュニティスペースが充実

コワーキング・シェアラウンジ「CONNECT」

 私は約1年前に「lyf銀座東京」に泊まらせてもらってレポートしていますが、遊び心満載のインテリアデザインと、カジュアルでオープンな雰囲気がとっても気に入ったので、今回の渋谷試泊もワクワク! ではさっそく「lyf渋谷東京」の共有スペースから紹介していきましょう。

ソーシャルキッチン「BOND(ボンド)」
食材を持ち込んで料理をするのも可能
館内のグラフィックは、座二郎さんと増田洋一郎さんという2人の日本人アーティストが手がけています

 館内の至るところで楽しめるアートワークがlyf銀座東京とは異なるので、全体的な雰囲気は違うのは当たり前なのですが、聞くと「lyf」には、それぞれイメージカラーがあるとのこと。福岡はグレー、銀座はオレンジで(東京メトロ銀座線のラインカラーだと聞いた記憶が!)、ここ渋谷はブルーとのことでした。

ジム「BURN(バーン)」にはフィットネスマシンのほかに卓球台も。ヨガマットの用意もありました
ランドリー「WASH&HANG(ウォッシュアンドハング)」
ミーティングスペース「COLLAB」

客室のカテゴリーは5タイプ

エレベーターを降りると、階数を表示した“渋谷のどこかの景色”のアートが目の前に

ツーオブアカインド

 ゲストルームは5つのタイプが用意されています。まず「ツーオブアカインド」。こちらは定員4名の2ベッドルームのお部屋で、仲よしグループやお子さん連れのファミリー利用によさそうです。このカテゴリーは2室しかないので空いていたら超ラッキーかも!?

ドアを開けるとなかにまた2つの入り口があるユニークな構造の「ツーオブアカインド」は24m2
PCを広げられる机も
キッチンスペース

サイドバイサイド(スタジオツイン)

「サイドバイサイド(スタジオツイン)」の広さは13m2。プレゼン資料作りやメール処理などの作業をこなすのにいいお部屋とのこと。

「サイドバイサイド(スタジオツイン)」。デスクのないお部屋も一部あるようです

ワンオブアカインド(スタジオダブル)

「ワンオブアカインド(スタジオダブル)」は12m2。空間をうまく使っているので狭さを感じにくい。

ワークデスク完備の「ワンオブアカインド(スタジオダブル)」
ベッドサイド
シャワーブース

オールトゥギャザー(クアッド)

 8室のみの「オールトゥギャザー(クアッド)」は、グループ滞在向きの広々レイアウト。シャワー付きバスタブを備えた浴室です。

22m2の「オールトゥギャザー(クアッド)」

ワンオブアカインドプラス(スタジオダブル)

 200室中150室と一番多いカテゴリーが、今回泊まらせていただいた「ワンオブアカインドプラス(スタジオダブル)」です。赤が基調のお部屋と青が基調のお部屋があるそうで、私は赤でした。

泊まったのは「ワンオブアカインドプラス(スタジオダブル)」。12m2

 銀座でも感じたのですが、客室面積12、13m2と広くないのに、なぜかミョーに居心地がよいのがlyfの客室。きっとそれは、飽きさせないアートワークやインテリアの効果と、工夫によって生まれた空間設計の上手さなのでしょう。

ブルーのlyfロゴ浴衣。ベッド下のスペースにはスーツケースをしまうことが可能

 lyf渋谷東京では、滞在中に渋谷周辺の提携店舗で宿泊者限定の割引などが受けられる特典が用意されています。例えば老舗ハンバーグ店のゴールドラッシュ本店では、カードキー提示+ハンバーガー注文でコーンスープorアルコール1杯無料になります。現在提携店舗は10店舗ほどですが、提携ショップはこれからどんどん増えていく予定とのことでした。

階によってはエレベーターホール前の窓から富士山も
近隣店舗で受けられる宿泊者限定の特典。客室内のテレビで確認できます
コミュマネージャーが自分の足で回ってお勧めスポットをまとめたローカルガイドもぜひチェックしてみて!
夜はこんな感じ。夕食は渋谷の街に繰り出しました~

 朝食付きプランの場合、同ビル2階に入るレストラン「TO THE HERBS」で朝食ビュッフェを食べることができます。メインディッシュを5種類のなかから選んで、サラダやフルーツ、卵料理などはビュッフェスタイルとなります。メインディッシュには、おにぎりと味噌汁や、焼き魚など和食も用意されていました。

朝食は3850円/人
TO THE HERBS渋谷店。11時からは一般客が入る通常営業となります
エッグベネディクトをメインに選んでみました

 Cluster lyfChampion(lyf統括支配人)の井上絵梨氏は、「せっかく来たのだから、ゲストには“渋谷ってスクランブル交差点やハチ公だけではなくて、おもしろいスポットが点在しているんだ!”という印象を持ってお帰りいただきたいです。そのためにホテルとしてはローカルをどんどん発信していきたいです」と話してくださいました。

なんとこの子、ケニアのビーチに流れ着いたビーチサンダルでできています。さり気なくSDGs発信も

 lyf渋谷東京では、12月19日の開業に先駆けて、渋谷のディープなスポットを発見してSNS投稿する「#ShibuyaDive」プロジェクトをスタートしています。宿泊ゲストや渋谷にゆかりのあるアーティスト・クリエイターと一緒に、これまでのイメージと異なる渋谷の魅力を発信する試みです。2025年1月24日からは写真家2名の写真展も! 詳しくはこちらを。

開業後はおそらく海外ゲストが大多数となるlyf渋谷東京。唯一無二の渋谷カルチャーを感じたい人、新しい旅のスタイルを楽しみたい人はぜひlyf渋谷東京へ!
空室・料金チェック