スタジオツアー東京、ハリー・ポッターの豪華クリスマスシーンを大広間で完全再現！　冬限定グッズもさっそく見てきた

今年の冬は、スタジオツアー東京が映画「ハリー・ポッター 賢者の石」で描かれたクリスマスの世界に！　日本初開催の特別企画をさっそく見てきた

　ワーナー ブラザース スタジオツアー東京（東京都練馬区春日町1-1-7）は、日本で初となる冬の特別企画「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」を本日11月9日から開催する。

　映画シリーズ第1作目「ハリー・ポッターと賢者の石」のクリスマスシーンを忠実に再現した煌びやかな大広間セットや雪が降り積もるホグワーツ城の24分の1サイズ模型など、通常のスタジオツアーとは異なる冬の世界観が楽しめるというもので、ワーナー ブラザース スタジオツアー ロンドンでも人気あるイベントのひとつ。メディア先行公開に行ってきたので、さっそく見どころを紹介しよう。

「大広間」が今だけクリスマス仕様。大きな扉の先に、ハリーたちが初めて見たあの煌びやかな光景が……！

　スタジオツアー東京のなかでも人気の高い、ホグワーツ魔法魔術学校の「大広間」のセット。ホグワーツ・イン・ザ・スノー期間中は、映画のクリスマスシーンを細部まで再現した煌びやかで豪華な装飾が施される。大きな扉の先に広がるのは、ハリーやロン、ハーマイオニーたちがホグワーツに入学して初めての冬に体験したあの光景だ。

　長い大広間の両側に、高さ5mのクリスマスツリーが8本立ち並び、正面奥にはひときわ目を引く高さ6mの巨大ツリーがそびえる。また、大広間の暖炉の上には大きなクリスマスリースが掛けられ、直径2.4m、重量は69kgもあるという。

　驚きなのが、そのすべてに映画撮影当時と同じ美術スタッフの手作業によって作られたオーナメントが飾られており、その数なんと1000個以上。星や三日月、ヤマウズラ。てっぺんでは金色の星が輝き、箒に乗った魔女がくるくる飛び回る。

　そして、生徒たちが食事をする長いダイニングテーブルには、こんがり焼かれた七面鳥や果物、クリスマスケーキやプディングなど、イギリスの伝統的なご馳走が並ぶ。また、グリフィンドール、スリザリン、ハッフルパフ、レイブンクローの各寮で、配膳されている料理やカトラリーのデザインが異なるのもポイント。

　装飾や料理といった小道具・美術を“映画のまま”に再現しつつ、それぞれのアイテムが均一化しないよう工夫を凝らしているという。例えば、ケーキの上の雪だるまは少しずつ表情を変えて、七面鳥には表面のパリパリ感や肉のしっとり感を残すなど。まるで本物の料理のように美味しく見せる徹底ぶりで、クリスマスムードを盛り上げている。

　さらに、ツリーに飾られるオーナメントの塗装もどの位置からどう見えるかを考慮しながら自然な光沢を放つように計算され、“ご馳走が並ぶクリスマスの大広間のセット”が完成した。

冬の美しい「ホグワーツ城」が見られる！　24分の1サイズの模型には美術製作の職人が施した超リアルな雪化粧

　荘厳にたたずむ「ホグワーツ城」の模型。ホグワーツ・イン・ザ・スノー期間中は、その特徴的な屋根や石垣が一面真っ白な雪に覆われ、幻想的な雰囲気へと変貌する。繊細な粉雪も、映画撮影当時と同じように職人たちの手作業で施されたもので、美しくとてもリアル。

　24分の1サイズと言っても模型は巨大だが、城をぐるっとまわるようにスロープをのぼることで、ホグワーツ城の裏側にある温室や禁じられた森の方までじっくりと鑑賞することができる。

　また模型に当てられる照明は、明るい日中のイメージから薄暗い夜のイメージへゆっくり変化を繰り返していく。時間帯による雰囲気や見え方の違いにも注目したい。

　映画の撮影において模型は欠かせない道具だという。「ハリー・ポッターと賢者の石」を撮影するため、当時86名の職人によってホグワーツ模型の初版が作られた。撮影ではこの精巧な模型の映像にデジタル効果を融合させることでリアルな魔法世界を描き、照明用の光ファイバーを2500本以上使ってランプやたいまつを表現するなど、さまざまな手を加えて多くのシーンで活用された。

　今回、日本で初めて「ホグワーツ・イン・ザ・スノー」を公開するにあたり、大広間の小道具や模型の装飾を手掛けたのは、映画「ハリー・ポッター」「ファンタスティック・ビースト」でも美術製作を務めたフィルムメーカー。映画の世界観を忠実に再現するため撮影当時のスタッフを再結集し、素材や工程に至るまで、すべて同じ方法で作り上げたという。

　職人のこだわりと技術が結集した、ハリー・ポッターのクリスマスの世界に没入体験することができる。

映画でも美術製作を務めたフィルムメーカーのピエール・ボハナ氏とロージー・グッドウィン氏。スタジオツアー東京での開催にあたり、「オリジナルとまったく同じように復元することにこだわった」という

ふくろうのヘドウィグセーターに、こんがりスモアとチョコのデザートピザ。クリスマス限定グッズ＆フードも要チェック！

　このほか期間中は、クリスマス限定グッズやフードを多数販売。グッズでは、ハリーのふくろう“ヘドウィグ”をモチーフにしたふわもこアパレルをはじめ、友達とシェアもできる靴下、蛙チョコレートのぬいぐるみとマグカップのセット、ホグワーツ特急を刺繍で表現したオーナメントなど。

ハリポタグッズやお土産を扱うスタジオツアー東京の「メインショップ」

店内もクリスマス仕様。入口付近に期間限定クリスマスグッズがディスプレイされている

注目アイテムは、親子で楽しめるヘドウィグモチーフのふわもこあったかウェアなど。ギフトにもぴったり

ホグワーツクリスマスマグカップ（1800円）

ホグワーツ特急と蛙チョコレートの刺繍オーナメント（各2400円）

クリスマス3足組ソックス（2000円）、ヘドウィグニットソックス（1200円）

ハニーデュークスマグカップ蛙チョコレートぬいぐるみセット（2500円）

　フード＆ドリンクは、館内3か所の飲食店舗で味わうことができる。初登場の「クリスマス アフタヌーンティー」（7200円）は豪華スイーツとセイボリーが3段に盛り付けられ、スコーン、スパークリングワインのウェルカムドリンク、ポストカード付き。

　ほかにもウィーズリー家の食卓に登場するケーキをイメージした「隠れ穴のクリスマスケーキ」（2200円）、こんがり焼き目の付いたマシュマロの「スモアデザートピザ」（1600円）、コーンを持ち上げた際にお菓子が飛び出てくるツリー型のスイーツ「クリスマスサプライズコーン」（800円）など、見た目もユニークなメニューが揃う。

「クリスマスサプライズコーン」の中には色とりどりのマーブルチョコレート、ジェリービーンズ、蛙チョコレートが詰まっており、コーンを持ち上げた際にお菓子が飛び出てくる

「隠れ穴のクリスマスケーキ」。キャンドルを持ってスケートしているスノーマンは、映画のシーンのように今にも動き出しそう

「クリスマス アフタヌーンティー」の上段・中断は、手編みセーターをアイシングで再現したクッキー、ラズベリーケーキ、「Hogwarts in the Snow」の文字を描いたチョコレート、林檎のシブースト、ブッシュ・ド・ノエル、ハリーの好物の糖蜜パイなど

下段のセイボリーは、クリスマスカラーで表現したコロネーションチキンとアボカドサーモンのサンドウィッチ盛り合わせに、温かいクラムチャウダー

「スモアデザートピザ」は生地にチョコレートを敷き詰め、バナナとアーモンドをまぶし、マシュマロをトッピングしてオーブンで焼き上げた甘いピザ。仕上げには、降り積もる雪のようにホイップクリームと粉砂糖をデコレーション

　また、スタジオツアー東京の屋外広場（エクステリア）は夜も見どころ。ハリーの巨大なメガネやパトローナス像、蛇のナギニなど、映画からインスパイアされたオブジェの冬だけのライトアップ＆イルミネーションが楽しめる。