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開業したて「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」行ってきた! 東京初出店3店舗ほか全39店舗が出店、都心最大級のサミットストアも
2024年3月1日 22:00
- 2024年3月1日 開業
三井不動産は、3月1日にグランドオープンを迎えた「三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAG」(東京都中央区晴海5-2-31)の内覧会を実施した。
三井ショッピングパーク ららテラス HARUMI FLAGは、東京2020オリンピック競技大会の選手村跡地となるHARUMI FLAGエリア内に位置するライフスタイル型のショッピングパーク。「“新しい街”からはじまる“新しい暮らし”」をコンセプトに、「晴海エリア近傍のお客さまの日常生活を支える商業施設」としてオープンする。
施設内には東京2020大会選手村で提供されたGAP認証食材を活用したレストラン「TEAM JAPAN 2020 VILLEGE Cafe & Restaurant CENTRALE」など、東京初出店3店舗をはじめ全39店舗が連なるほか、同大会の歴史を伝えるスポーツピクトグラムのオブジェやアートウォール、イベントスペースなどを設置する。さらに、サステナブル社会の実現に向けて太陽光パネルの設置や水素エネルギーを活用した電力供給など、再生可能エネルギーを積極的に導入することで環境に優しい地域を目指している。
なお、初年度の集客目標は240万人、売り上げ目標は50億円。
都内初出店を含め39店舗が出店
HARUMI FLAGは東京2020オリンピック競技大会の選手村として活用後、新築住宅・商業施設として再開発。賃貸住宅を中心とした「PORT VILLAGE」、分譲住宅を中心とした「SEA VILLEGE」「SUN VILLEGE」「PARKVILLEGE、そして今回オープンする商業施設ららテラス HARUMI FLAGから構成。約13ヘクタールの土地に5632戸の分譲および賃貸住宅、商業施設の合計24棟が建設されるほか保育施設、介護住宅、シェアハウスなども整備。人口約1万2000人となる街づくり計画。
そのほぼ中央に位置するのが、ららテラス HARUMI FLAGとなる。
施設概要
敷地面積: 1万1300m2(約3400坪)
店舗面積: 1万100m2(約3060坪)
店舗数: 39店舗
駐車台数: 104台
営業時間: 10時~21時(店舗によって一部異なる)
アクセス面では新橋駅と晴海5丁目地区を直結する東京BRTの利用が便利。新橋駅から最短11分で最寄りの晴海5丁目ターミナルに到着。横断歩道を渡れば目の前が「キャナルサイドゲート」入口となる。東京駅などを結ぶ都営バスの便も設定されており、こちらは「ほっとプラザはるみ前」が最寄りの停留所で、「クロススクエアゲート」入口側になる。
駐車場は104台分を確保するほか、急速充電器1基、普通充電器2基が設置される。利用は専用アプリが便利で満空、予約、決済が可能。そのほか、自転車シェアリングサービス「ドコモ・バイクシェア」のサイクルポートも設置される。
1階
道路に面する1階部分はデイリーマーケットと位置づけ。大部分を占めるスーパーマーケット「サミットストア」は、都心で最大級の店舗面積と品揃えを誇る。共働き世代が多く見込まれることから冷食、レンジアップ食品を一般的な店舗の2倍以上のラインアップしている。また、日本オリンピックミュージアムのサテライト施設となる「TEAM JAPAN 2020 VILLEGE Cafe & Restaurant CENTRALE」は、東京2020大会のレガシーを継承していく店舗として、さまざまなアイテムの展示や流れをくむ飲食が楽しめる。
3階
歯科、眼科、耳鼻科などのクリニック、中央区認可保育所の「ポピンズナーサリースクール ららテラス HARUMI FLAG」、フィットネスジムなど、同エリアでの生活を豊かで快適なものにしてくれる施設を用意する。
ポピンズナーサリースクール ららテラス HARUMI FLAGは、生後57日から未就学児を対象としており、保育時間は7時30分から18時30分(延長保育は~19時30分)。定員は初年度118名、3年目以降153名。年齢別に用意された部屋は「まちなみをめぐる6年の旅」をコンセプトに、それぞれ異なる世界観の内装に仕上げられているのが特徴。なお、HARUMI FLAG内PORT VILLAGEにも同施設が用意されており、そちらの定員は初年度141名、3年目以降204名となる。
新しい町の交流、にぎわいの拠点として活気あるまちづくりに貢献
開業前日の内覧会で行なった報道向け説明会では、三井不動産 常務執行役員 商業施設本部長の若林瑞穂氏が主催者を代表して登壇。「HARUMI FLAGは東京都様施工による晴海5丁目西地区第1種市街地再開発事業により、東京2020オリンピック・パラリンピック大会選手村として活用後、約5600戸の住宅や商業施設を再整備する新たなまちづくり計画でございます。当社は特定建築者として選定され、HARUMI FLAG内の商業施設の開発を推進してまいりました」とこれまでの経緯を説明。
そして、HARUMI FLAGエリア内では「1月から入居者の入居が始まり、今月初旬より晴海5丁目ターミナルが本施設の隣にオープンし、新たな公共交通機関「東京BRT選手村ルート」の運行を開始いたしました。また、4月には中央区立晴海西小学校、 晴海西中学校が開校いたします。まさに新しい町が動き出していくなかで、ららテラス HARUMI FLAGは明日3月1日にグランドオープンいたします」と述べた。
同施設は「地域住民の方々に日常生活に利便性をもたらす飲食サービス店舗を中心に、全39店舗をラインアップしており、新しい町の交流、にぎわいの拠点として活気あるまちづくりに貢献」するとともに、「チームジャパン2020ビレッジを開設し、東京大会選手村跡としてのレガシーを提唱」していくと説明。同じ東京湾岸エリア近傍に位置する広域商圏型商業施設「三井ショッピングパーク アーバンドック ららぽーと豊洲」との相乗効果を図りつつ、エリア全体のさらなる発展、利便性の向上に寄与していきたいとコメント。
また、同施設は「ZEB Oriented(物販等)」認証を取得するとともに、「日本初の 水素エネルギーを活用した電力の実用利用を実現しました。サステナブル社会の実現に向けて積極的に取り組んでまいりたいと思います」と述べるとともに、「皆さまから長く愛される施設となるよう全力を尽くしてまいります」と締めくくった。
続いて三井不動産 商業施設本部 アーバン事業部長の牛河孝之氏が施設の概要を説明。まず、HARUMI FLAGについて「東京2020オリンピック・パラリンピック大会の選手村として整備、使用されております。その後、大会の終了後に建物を利活用する形で、私ども三井不動産を含みます11社のデベロッパーによって進められている再開発のプロジェクト」であると説明。
このエリアは「ここ数年人口増加が著しい東京ベイエリアの中央区晴海に位置」しており、約13ヘクタールの開発地に5600個の住宅が建設され「トータルで1万2000人の方がお住まいになられる新しい町を作る」ものであると述べるとともに、「分譲住宅、賃貸住宅、 あとはららテラス HARUMI FLAGだけではなくて、お住まいになられる方々の日常生活を支えるさまざまな公共施設、インフラが整備されてきている」として、地域交流センターはるみらい、国内初となる本格的水素エネルギー活用のための水素ステーション、4月からは小中学校の開校、2022年にリニューアルした晴海ふ頭公園など、周辺整備が進んでいると説明。さらに交通機関に関しても、東京BRTを中心にさまざまな交通アクセスの起点となる「晴海5丁目ターミナル(通称:マルチモビリティステーション)」などが開業しているとした。
三井不動産ではユーザーのニーズやウォンツにあわせて多彩な形態の施設を運営しており広域な商圏向けのリージョナルショッピングセンターとして「ららぽーと」など、アウトレットモールの「三井アウトレットパーク」、都市型・複合型施設として「東京ミッドタウン」などを展開しており、この“ららテラス”に関しては「エリア居住者の生活を支える施設」と位置づけ。HALUMI FLAGの中心部に建つ同施設については、「新しい地域から新しい日常を創造していくという思いや願いを込めて、新しい町から始まる新しい暮らし」をコンセプトにしていると説明するとともに、「にぎわいをもたらして、この街にお住まいになられる方々の日常生活にしっかり答えていきたい」とコメント。
また、このエリアに関しては「大規模なマンションが多数ある一方、生活利便施設としての商業施設がまだまだ少ない」「30代から40代のファミリー層が多くお住まいになられる」「お子さまの保育園や習い事などの送迎する時間がとりにくい」「近隣に家族のかかりつけのお医者さんが欲しい」「週末の隙間時間などに運動や趣味など自分磨きをしたい」といった都市生活者固有のニーズがあることから、スーパーマーケットやドラッグストア、認可保育園、英会話教室、医療クリニック、フィットネススクールなど、「機能的でかつ毎日の生活に必要なニーズにお答えする店舗を揃えている」と述べた。