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この夏、箱根の進化がスゴい! ロマンスカーも温泉宿もスマホで完結する小田急「旅行予約システム」を体験してきた
2023年6月28日 11:15
- 2023年6月27日 実施
小田急電鉄は6月27日、公式Webサイト内「箱根旅行の予約システム」の体験会を実施した。
「箱根旅行の予約システム」とは、小田急ロマンスカーからホテル、現地での観光・体験、日帰り温泉まで、自由に旅行プランを組み立てられるオンライン予約サービス。5月に機能がリニューアルされ、新しくなったばかりだ。
大手の旅行会社やOTAでも主流になってるこの“ダイナミックパッケージ”方式の導入により、利用者の選択肢が増え、より便利でお得に予約できるようになった。
今回は夏の行楽シーズンを前に、進化した「箱根旅行の予約システム」を改めて周知しようというプロモーションで、小田急電鉄社員が体験ツアーに同行し、参加者たちに利用方法をレクチャーしてくれた。
使いやすさのポイントは大きく3つ。まずは前述のとおり、箱根旅行に欠かせない「ロマンスカー・宿・観光を自由に組み合わせてベストレートで予約できること」。2つ目はデジタルチケットEMotとの連動で「宿泊予約から各種チケットの購入、旅当日の利用までスマホ1つで管理できること」。そして3つ目は「箱根や小田原など沿線の観光・体験のみでも優待チケットを購入でき、都心からの日帰り旅も気軽に楽しめること」。
「箱根旅行の予約システム」では新規登録しなくても、GoogleやFacebook、LINEの既存アカウントでログイン可能。また、ロマンスカーの予約を含む旅の申し込みは、遠方の利用者もゆとりを持って準備できるよう宿泊の90日前から(ロマンスカー座席指定は1か月前から)可能としており、発車時刻までならスマホで列車変更や座席変更もできる。
小田急グループではこれまでも、旅行予約の「小田急トラベル」や観光情報を発信する「箱根ナビ」、箱根フリーパス(登山電車・ロープウェイ・ケーブルカー・登山バス・芦ノ湖の海賊船など)といった独自のコンテンツを展開してきた。
小田急電鉄 観光事業開発部 部長の藤田謙氏は、「“箱根”に特化した商品を豊富に取りそろえることで他社や大手OTAとの差別化を図っていく。鉄道という自社の強みを活かすとともに、地域事業者や行政と連携し、今後も小田急ならではの魅力的な企画造成に取り組んでいく」と説明した。
新しくなった予約システムで、小田急ロマンスカー×日帰り旅を体験してみた!
小田急電鉄の公式Webサイトを開いて下にスクロールしていくと(もしくはページ上部の「旅行・おでかけ」タブを開くと)表示されるのが、新しくなった「箱根旅行の予約システム」。
以下の組み合わせから、〈1〉プランを探す、〈2〉必要に応じてオプションを選ぶ、〈3〉オンライン決済するの3ステップで、登録したメールアドレスに完了通知とデジタルチケットの案内(EMotのページへ移行)が送られてくる。
ロマンスカー&宿泊
ロマンスカー発着駅と時刻を指定したあと、宿泊先となるホテルや温泉旅館を選択する。
旅館・ホテル
多数ある宿の選択肢から、客室タイプや「露天風呂付客室がある宿」「女性におすすめの宿」「富士山が見える宿」といったテーマでも絞れる。
箱根ベストパック
往復のロマンスカー、利用区間の往復乗車票、デジタル箱根フリーパス、宿泊(日帰りも可)などがセットになっている。
観光・体験チケット
箱根の美術館や小涌園ユネッサンなど人気施設の割引チケットほか、新たに小田原エリアで食事や買い物が楽しめるお得なオプション「Enjoy!おだわらチケット」(2日間有効で3600円)も選択可能に。
趣味・学び・鉄道ツアー
日帰りの鉄道イベントや季節の絶景ツアー、歴史見学など、小田急沿線ならではの企画ものを多数ラインアップ。
今回はこのなかから「箱根ベストパック(日帰り)」を体験。新宿~小田原~箱根の旅程で、デジタルチケットの使い勝手を試してみた。
メディア向けに用意されたプラン内容は「往復ロマンスカー」「箱根フリーパス」「Enjoy!おだわらチケット」の3点セットで、料金は大人1名1万1420円。
通常ならば、往復ロマンスカーの特急券(今回は新宿~小田原1000円、箱根湯本~新宿1200円)+箱根フリーパス(新宿発着2日間有効で6100円)+Enjoy!おだわらチケット(3600円)をそれぞれ単品で購入すると合計1万1900円かかるので、新予約システムを利用すればたしかにお得ということがうかがえる(取材時点の参考価格)。
使い方はEMot上で発券したチケット画面を、利用する先々で提示するだけ。駅では有人改札に設置されているQRコード読み取り機にかざし、バスでは運転手に見せる、というように。
なお「Enjoy!おだわらチケット」を使う際は、まず小田原駅構内の小田急旅行センターで紙券に交換。その後、好きな3つの店舗(食事1店舗+体験または土産2店舗)を選び、来店したタイミングで紙券をもぎり店員に渡すという仕組み。
あえてアナログなのは、「見た目もかわいい紙券とともに記念写真を撮りながら、レトロな小田原の城下町さんぽを楽しんでほしい」という想いが込められているそう。
もちろん時間に余裕があれば、箱根フリーチケットをフル活用して箱根でアートを鑑賞したり、自然アクティビティで遊んだり、旅の目的や好みに合わせて訪問先を増やすこともできる。
また箱根では、登山電車沿いのアジサイが見頃を迎えているほか、7月12日には「箱根ホテル小涌園」がグランドオープン。さらに親子に人気の「箱根小涌園ユネッサン」は、箱根初の流れるプールを新設するなど開業以来の大規模リニューアルがこの夏に完了する。
ぜひ小田急電鉄の予約システムを使って、アップグレードした箱根の旅を楽しんでみてほしい。