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ZIPAIR、サンフランシスコ初便就航。成田21時台発“北米行き最後の便”で新しい旅のスタイルに

2023年6月2日 就航

ZIPAIRが成田~サンフランシスコに就航した

 ZIPAIR Tokyoは6月2日、成田~サンフランシスコ線を就航した。機材はボーイング 787-8型機で、座席はフルフラットになる「ZIP Full-Flat」が18席、普通席「Standard」が272席の計290席。

 同社はすでに成田~ロサンゼルス線、サンノゼ線を運航しており、今回のサンフランシスコ線で西海岸は3路線目にあたり、週間の便数は17往復になる。

 運賃は「ZIP Full-Flat Value」が8万9500円~、普通席「Standard Value」が3万5000円~、6歳以下向け定額料金「U6 Standard Value」が1万円。

ZIPAIRの成田~サンフランシスコ線(2023年6月2日~10月27日)

ZG26便: 成田(21時35分)発~サンフランシスコ(15時00分)着、月・火・水・金・日曜運航
ZG25便: サンフランシスコ(17時00分)発~成田(翌20時05分)着、月・火・水・金・日曜運航

株式会社ZIPAIR Tokyo 代表取締役社長 西田真吾氏

 就航式典のなかで、代表取締役社長の西田真吾氏は、今回の就航で週間17便に多頻度化できたこと、西海岸へのアクセスがよくなるだけでなくサンフランシスコからアジアを目指してくる人も増えるのでは、と現況を説明した。また、同社はZIPAIR Mediaなどを通じて若い世代を応援する取り組みも行なっており、西田氏は「若い皆さんに海外に飛び出して挑戦してほしい、そのお手伝いがしたい。移動がハードルにならないよう安い運賃、ネットワークで支えたい」と話す。

 なお、成田21時35分発のZG26便は、「成田から夜21時台に北米本土向けに出発する最後の便」ということもあり、日中働いて夜に出発するという新しい旅のスタイルを提案できるのではと期待を示した。

カリフォルニア観光局 日本代表 マージョリー・L・デューイ氏

 会見にはカリフォルニア観光局 日本代表のマージョリー・L・デューイ氏も登壇。サンフランシスコはゴールデンゲートブリッジやアルカトラズなど観光名所が数多くあるが、「食にも注目してほしい」と述べ、ミシュランの星付き店舗が市内に20軒以上、三つ星が3軒あることを紹介。さらに2026年はNFLスーパーボウルのホストシティにもなっており、スポーツでも注目してほしいと話した。

テープカットを行なった
初便搭乗者に手渡す記念品
26番スポットで出発を待つZG26便
ZG26便の初便クルー
ゲート前の式典では、西田氏が「今は小さな会社だが、太平洋で著名なエアラインになる」という夢を語った
西田氏みずからゲート前で搭乗者を案内した
プッシュバックしていくZG26便