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ZIPAIR、片道1万円台のマニラ線就航。成田で一番早い便は“到着してすぐ活動できる”ダイヤ
2023年7月1日 13:15
- 2023年7月1日 就航
ZIPAIR Tokyoは7月1日、成田~フィリピン・マニラ線を就航した。機材はボーイング 787-8型機で、座席はフルフラットになる「ZIP Full-Flat」が18席、普通席「Standard」が272席の計290席。これで同社の路線は(ハワイ含む)北米方面4路線、アジア方面4路線の計8路線となった。
初便の成田発ZG95便は普通席が満席の計277名という盛況で、ゲート前の待合スペースは家族連れの姿が非常に目立った。同社によると初便は日本のパスポートが4割ほどとのことで、帰国需要やVFR(友人・親族の訪問)のニーズが高いことが伺える。
ZIPAIRの成田~マニラ線(2023年7月1日~10月28日)
ZG95: 成田(09時25分)発~マニラ(13時10分)着、毎日運航
ZG96: マニラ(14時35分)発~成田(20時05分)着、毎日運航
また、ZG95便は9時25分発~13時10分着のダイヤで、これは1日のなかで成田発~マニラ行きの最も早い便となっている。ZIPAIR 代表取締役社長の西田真吾氏は、昼過ぎに現地に到着することで「初日から観光などをじっくり楽しめるスケジュール」としたほか、復路もマニラ発14時35分のため、「ホテルを遅めにチェックアウトするとちょうどよい頃合い」であり、活動しやすいダイヤになっていることを強調した。
運賃はフルフラットになる「ZIP Full-Flat Value」が4万円~、普通席「Standard Value」が1万1000円~、6歳以下向け定額料金「U6 Standard Value」が5000円。
西田氏が「名刺代わりの料金設定」という運賃は、当面低廉なまま抑えて競争力を高めるようで、実際にZIPAIRのWebサイトで航空券を検索してみると、7月~8月の夏休みシーズンも片道1万円台に収まる日が大半になっている。