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新青森駅「三陸産穴子と贅沢五種の海鮮弁当」

「三陸産穴子と贅沢五種の海鮮弁当」

 北海道へ向かう新幹線の本州最後の駅「新青森駅」。ここから北上するとトンネルをくぐって、もう北海道です。そんな新青森駅で購入したのが「三陸産穴子と贅沢五種の海鮮弁当」。ちょっぴりモチっとしているご飯は薄っすらと醤油風味。その上には、穴子、ウニ、いくら、とびうお卵、カニ、ホタテの6種類。かなり贅沢な布陣です。商品名では主役扱いの穴子はかなり肉厚。弾力もあり甘く煮ていながら焼いた風味と食感も同居していて、満足度は非常に高いものです。確かに主役です。

6種類の海鮮がぎっしり詰まった贅沢なお弁当です
主役の穴子は肉厚でたべごたえあり

 味付け蒸しウニはその名のとおり蒸してあるのですが、味付けも調理もウニの風味を損なうことなくウニっぽさ全開です。カニフレークはもちろんカニの味がほんのりしますが、必要以上に強い主張もない優しい味。いくらの醤油漬けはきわめてスタンダードな味。誰もが知っているいくらの醤油漬けです。

左からカニフレーク、いくらの醤油漬け、味付け蒸しウニ

 とびうお卵醤油漬けはどちらかというと食感を楽しむものです。味付けホタテ貝柱は味、食感ともにお酒のつまみ的味付けで、おかずではありますがあえてそのまま食べました。商品名にある5種類の海鮮はそれぞれが味だけではなく香りや食感のバリエーションにも富んでいて、まさに贅沢な食事が楽しめます。

左から味付けホタテ貝柱、とびうお卵醤油漬け

 付け合わせのわさび菜醤油漬は最初ほんのりとしていますが、あとからじわじわピリッときて、脇役的存在ですがとても気に入りました。ほんのりとした甘さの玉子は厚みおさえめです。ちなみに、ご飯は醤油風味、いくらもとびうおの卵もわさび菜も醤油漬となっていますが、決して醤油の味で単調になることはなく、それぞれの素材の味がちゃんと楽しめます。

左から白ガリ、わさび菜醤油漬、厚焼き玉子

 このお弁当を製造する吉田屋は「分とく山特性海鮮幕の内」や以前こちらで紹介した「銀座久兵衛ばらちらし」など、日本料理の名店の名を冠したちょっぴり高級なお弁当も手掛ける八戸の老舗です。海鮮系駅弁のバリエーションも豊富で今回食べた「三陸産穴子と贅沢五種の海鮮弁当」もその1つ。とても満足感の高いお弁当でしたので、青森に再訪する際にはまた別の駅弁も食べてみたいものです。

「三陸産穴子と贅沢五種の海鮮弁当」

価格: 1380円
販売駅: 新青森駅
購入場所: 改札内 ブナの森弁当売店
購入日: 2023年5月10日