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ムーミンバレーパークの全天候型“あそびのひろば”。ボーネルンド監修の知育玩具を揃え、子供が楽しく学べる環境に

4月28日から期間限定オープン

2023年4月28日 開業

子供が楽しく学べる「ムーミン谷のあそびのひろば」期間限定オープン

 ムーミン物語が運営するムーミンバレーパーク(埼玉県飯能市宮沢327-6)は、子供たちが夢中で楽しめる屋内型の体験施設「ムーミン谷のあそびのひろば」を4月28日にオープンする。

 これに先立ち実施された報道関係者向けプレビューでは、ムーミン物語 代表取締役社長 伊東久美子氏が施設のコンセプトや背景について説明を行なった。

株式会社ムーミン物語 代表取締役社長 伊東久美子氏

 北欧の暮らしをテーマに、1年中ムーミンに会える世界初の施設として2019年3月に開業したムーミンバレーパーク。コロナ禍を経て、生活様式にさまざまな変化がもたらされるなか、心身の健康と幸福を目指す“Well-being(ウェルビーイング)”の考え方も浸透しつつある。

 同社では北欧の教育と童話「ムーミン」のキャラクターを通じてこのウェルビーイングをより来園者に体験してもらうべく、段階的な施設リニューアルを進行している。

 今回オープンする「ムーミン谷のあそびのひろば」はその第1弾。子供の知育玩具の老舗企業であるボーネルンド監修のもと、パーク内の屋内展示施設「コケムス」3階の一部エリアを改装し、遊びながら楽しく学べる遊具やプログラムを導入した。

株式会社ボーネルンド 代表取締役 中西弘子氏。1981年の設立以来、あそびの道具と環境を提供してきた
「海のオーケストラ号のボールプール」エリア

 ひろばは、ムーミンの世界をモチーフにした3つのエリアで構成される。1つ目は、小説「ムーミンパパの思い出」に登場する船「海のオーケストラ号」がテーマ。ボールの海に飛び込む・泳ぐ・潜るなど、心地よい浮遊感で全身をリラックスし、バランス感覚も鍛えられるという。

ボールの海に飛び込んだり浮かんだり、全身で楽しめる

 2つ目の「ムーミン谷の空のトラック」は、小説「たのしいムーミン一家」の雲に乗るシーンをモチーフにしたエリア。空気の入った弾力のある床面や壁にぶつかる・ジャンプする・転がるなどの動きで反発力を育む。

「ムーミン谷の空のトラック」エリア
思いっきりジャンプしてどこまで上に手が届くか挑戦! やわらかい素材のブロックでも遊べる

 そして3つ目は、同じくムーミンの物語に登場するモランの作り出した氷をモチーフにした「モランのコロコロホイール」のエリア。360度回転する大きなホイールのなかに入り、全身を使って自在な動きを安全に楽しむことができる。

 なおひろば利用は子供・大人ともに1人30分300円で、4月28日〜5月31日はオープニング記念として無料となる(ムーミンバレーパークの1デーパスは別途購入)。

身体ごと360度回転する「モランのコロコロホイール」エリア
ひろば内にあるモニュメント。まるで「たのしいムーミン一家」の世界へ入り込んだ気分に
そのほかコケムスではさまざまな展示物を鑑賞できる

 ムーミンバレーパークは森と湖が広がる豊かな自然に恵まれている一方、「雨や雪、台風などの悪天候時には、晴れの日と同じだけの体験を得られない」という課題があった。

 新施設「ムーミン谷のあそびのひろば」はこれを解決するとともに、「天候にかかわらず子供も親も質の高いウェルビーイングを体感していただける」と伊東社長。本国フィンランドのMOOMIN CHARACTERS社も本プロジェクトに力を注いでおり、今後は夏以降、第2弾、3弾とリニューアルを進めさらにパワーアップしていくという。

子供たちも参加したオープニングセレモニー。株式会社ボーネルンド 遊環境事業部 課長 鈴木洋滋氏(右)が遊具について解説した
身体を使って楽しく学ぶ「ムーミン谷のあそびのひろば」
2023年は4月、8月、11月と3段階に分けてリニューアルを実施
パークのシンボル「ムーミン屋敷」
森の自然と宮沢湖が広がる
リニューアルが進む展示施設「コケムス」
ムーミンの仲間たちにいつでも会える