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東京モノレール、2024年3月に運賃改定。普通運賃は区間最大45円値上げ

通学定期は据え置き

2024年3月 改定

東京モノレールは2024年3月に運賃を改定する

 東京モノレールは、2024年3月の改定に向けて、鉄道旅客運賃の変更認可申請を行なった。

 新型コロナウイルス感染症の流行と新しい生活様式の浸透によって利用者が減少し、今後もコロナ禍前の水準への回復は困難であるとみられている。こうした状況下で安定した輸送サービスを継続し、また浜松町駅の建て替え工事などによる利便性向上を推し進めるため、25年ぶりとなる運賃改定を決定した。

主な申請内容

 改定率は10.8%、増収率は10.6%で、普通旅客運賃の平均改定率は11.5%となる。初乗り運賃は1円単位で157円から177円に、10円単位で160円から180円になり、その他区間も1円単位では27~45円、10円単位では0~40円値上げする。例えば、モノレール浜松町~羽田空港間の運賃は、これまでの500円から520円となる。

 通勤定期旅客運賃については、現在の上限運賃から平均16.1%値上げする。ただし、2019年10月に値下げを実施したため、現在の実施運賃からの平均改定率は25.2%となる。これに対し、通学定期旅客運賃は、家計負担に配慮し運賃を据え置きとする。

 なお、定期運賃の平均割引率は、通勤定期が現行の49.6%から47.8%に、通学定期が現行の75.5%から78.1%となる予定。

【お詫びと訂正】初出時、改定額に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。