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JAL、ビジネスクラス機内食にシーフード・ワントレイメニュー追加。事前キャンセルで途上国に寄付など食品廃棄削減の取り組み
2022年11月17日 05:00
- 2022年11月16日 発表
JALは11月16日、機内食におけるSDGsに配慮した取り組みをさらに拡大させることを発表した。
機内食が不要な人が事前にキャンセルを申し込める「JAL Ethical Choice Meal Skip Option」を12月から国際線全路線に展開するほか、要望に応じた機内食を用意する事前予約の対象メニューの追加、ワカメから作られたツナを使用したラップサンドを一部路線のファーストクラス、ビジネスクラスで提供する。
JAL Ethical Choice Meal Skip Option
2020年11月にバンコク線で開始後、東南アジア・東アジア路線を中心に展開している機内食が不要な人が事前にキャンセルを申し込めるサービス。機内でゆっくりと休みながら食品廃棄削減にもつながるもので、特に深夜便に搭乗する人に好評という。
キャンセルされた機内食1食ごとに、JALからTFT(TABLE FOR TWO International)事務局に一定額が寄付され、寄付金は飢えに苦しむ開発途上国の子供たちの学校給食事業に充てられる。JALは食品廃棄削減と開発途上国の飢餓の解消、誰もが質の高い教育を受けられる環境のサポートを目指すとしている。
ビジネスクラスの機内食の事前予約に新メニュー追加
各個人の要望に応じた機内食を用意する事前予約にメニューを追加している。日本発対象路線のビジネスクラスでは、これまでの和食と洋食(ビーフ)に加えて、新たにシーフードなどを提供する洋食メニューを追加し、3か月に1度更新しながら提供する。
また、食後の時間をより自由に過ごせるよう、ワントレイで手早く美味しく楽しめる「事前予約専用エクスプレスミール」の提供も開始。第1弾となるうなぎ御膳では、うなぎの老舗野田岩の蒲焼を楽しめる。
同社は事前予約を通して機内食搭載数の適正化を図り、食品廃棄削減につなげるとしている。