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東京の全国旅行支援ともっとTokyo、都民なら陰性証明を忘れても無料の当日検査で乗りきれる

2022年10月20日~12月20日 実施

ただいま東京プラス/もっとTokyoの陰性証明は、都の無料検査で取得できる

 東京都の全国旅行支援「ただいま東京プラス」が10月20日に始まり、都民向けの観光促進事業「もっとTokyo」も同日に本格実施となったことで、全国から東京都へ向けた旅行・都民の都内旅行気運が高まっている。

 ここで気を付けたいのが、助成(割引やクーポン付与)を受けるためには、「新型コロナウイルスのワクチンを3回以上接種」しているか、「PCR検査などの陰性証明」を提示する必要がある、という点だ。

 接種証明についてはスマートフォンのアプリを使うのが簡単だが(関連記事「全国旅行支援のワクチン接種証明はアプリが簡単! 発行の手順を解説します」)、アプリや紙の書類といった準備を忘れてきてしまった場合、宿泊施設などのチェックインの際に助成適用外になってしまう。

 しかし、もしその旅行者が都民の場合は、東京都が実施している無料検査を受診して、その場で陰性証明を取得できれば、無事助成対象の要件をクリアすることができる。

 ただいま東京プラス/もっとTokyoのどちらも、陰性証明については以下のように規定している。

陰性証明の条件

検査種別: PCR検査、抗原定量検査、抗原定性検査
通知項目: 受検者氏名、検査結果、検査方法、検査所名、検体採取日、検査管理者氏名、有効期限
有効期限(PCR検査、抗原定量検査): 旅行・宿泊開始日の3日前以降のもの
有効期限(抗原定性検査): 旅行・宿泊開始日の前日以降のもの

ただいま東京プラスの陰性証明の条件
もっとTokyoの陰性証明の条件

 そして東京都では、新型インフルエンザ対策特別措置法第24条第9項に基づき、「発熱などのない無症状の都民」かつ「感染している可能性に不安を抱える人/あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある人」を対象に、PCR検査や抗原定性検査を無料で行なっている。

 この対象は、「飲食、イベントまたは旅行・帰省等の活動に際し、検査結果通知書が必要な方も受検可能」と記載しており、ただいま東京プラス/もっとTokyoのWebサイトでも本無料検査を案内している。

都民向けの検査

対象:
・発熱などのない無症状の都民
・感染している可能性に不安を抱えている
・あらかじめ感染不安を解消しておきたい事情がある
実施期間: 2021年12月25日から当面の間
検査:
・PCR検査等(LAMP法等の核酸増幅法、抗原定量検査などを含む)
・抗原定性検査

 すでに知られているとおり、PCR検査は受診から結果通知まで数時間を要するが、抗原定性検査なら30分程度で結果が分かるため、「旅行に来たが書類を忘れてしまった」という急な事態にも対応しやすいだろう。

 受診できる医療機関などはGoogleマップで公開しているため(下記)、現在地の最寄りの期間を探してみていただきたい。「現在比較的検査が受けやすい場所」というPDFも公開しているので、合わせて活用するとよいだろう。

都の無料PCR検査
都の無料抗原定性検査