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キャンピングカーユーザーの98%がプライベートスペースや電源確保に期待。アクティビティだけでなく防災も

2022年8月24日 発表

キャンピングカーユーザーの98%がプライベートスペースや電源確保に期待しているという

 JRVA(日本RV協会)は、実際のキャンピングカーユーザーに調査した「災害時にキャンピングカーに期待すること」や「購入後の意識変容」について取りまとめた「キャンピングカー白書2022」を販売している。

 7月に実施した「東京キャンピングカーショー2022」「北海道キャンピングカー&アウトドアショー2022」では、JRVAによるキャンピングカーに関する情報を発信するブースも設け、キャンピングカーの非常時での活用法を伝える展示なども行なった。防災におけるキャンピングカーのニーズは日々高まっているという。

 全国のキャンピングカーユーザーを対象に、キャンピングカー購入後のライフスタイル変化について調査したところ、「時間を気にせずに旅行ができるようになった」「今まで行けなかった場所を目的地にできるようになった」という回答が多く見受けられた。公共交通機関ではたどり着くことができない場所や、宿泊施設のない場所での宿泊などを目的地として、キャンピングカーの利便性を発揮した使い方がされていることが分かる。

 また、「災害等への備えの意識が高まった」と答えたオーナーが25.8%となり、キャンピングカーが防災対策として認識されていることも分かった。

 さらに、キャンピングカーが災害時に活躍するかどうかについて調査すると、98.4%が災害時に活躍すると感じていると回答。キャンピングカー購入のきっかけとしても、4人に1人が防災・災害対策を考えており、「キャンピングカー=アウトドアライフを楽しむもの」という枠に収まらない形で活用されている。

 具体的にどのような形での活躍を期待しているのかを調査すると、「空間(プライバシー)の確保」が最も多く、次いで「電源の確保」が挙げられた。キャンピングカーの電源は、走行充電・ソーラーパネルなどからも充電できることから、停電になったとしても、明かりの確保やスマホ充電など、現代生活に欠かせない生活を維持できることが大きなメリットとなる。