ニュース
ソラシドエア就航20周年を祝う、地元宮崎~羽田の特別フライトに乗ってきました。SNA時代の懐かしい制服着たCAも乗務
2022年8月5日 15:00
- 2022年8月1日 実施
ソラシドエアは8月1日、就航20周年記念の特別フライトを実施しました。旧社名のスカイネットアジア航空(SNA)として、宮崎~羽田線の運航を開始した2002年8月1日からちょうど20年。搭乗ゲートでは髙橋社長らが参加者に記念品を配布したほか、スカイネットアジア航空時代の旧制服を着用したCAが乗務するなどしてお祝いムードを盛り上げました。
また同日宮崎空港では就航20周年を祝う記念式典が催され、鏡開きや書道パフォーマンス、地元小学生に向けて募集していた作文コンテストの表彰式なども行なわれました。
地元・宮崎空港で行なわれた就航20周年記念式典
朝10時から開催されたセレモニーでは、ソラシドエア代表取締役社長の髙橋宏輔氏が登壇。利用客や地元企業・関係者に向けて、20周年を迎えたことに感謝を述べ、「20年前の今日、当社はスカイネットアジア航空として宮崎~羽田線の運航を開始しました。就航当初は6往復12便のみだったのが、現在は14路線、1日39往復78便までになりました」と振り返りました。
さらに、今年10月に北海道の翼「AIRDO(エア・ドゥ)」と共同設立する「リージョナルプラスウイングス」についても言及。その社名について「日本の北と南の“リージョナル=地域”の豊かな個性や魅力に寄り添いながら、“ふたつの翼=ウイングス”で、次世代の地域の魅力や価値を作り出していくという決意を込めた」と紹介。両社の強みを合わせ、地域をつなぐエアライングループとして地域社会の貢献に発展していきたいとの豊富を述べました。
式典では宮崎県出身の書道家・今井美恵子さんによる特別書道パフォーマンスも行なわれました。大勢の人が見守るなか音楽に乗せて書かれた字は「20年分の感謝と共に どんな時も変わらない 九州・沖縄を大切に想う気持ち 想い一つに次の未来を一緒に創る これからもたくさんの笑顔に出会うために」。これはソラシドエア社員が考えた文章とのことで、「社員の皆さんの思いと言葉の力を伝えられたらと思って書きました」と今井さん。
またソラシドエアの思い出を聞かれた今井さんは、「ちょうど20年前に東京在住の先生に弟子入りしたのですが、月1回上京する際に使っていたのがソラシドエアでした」と書道家としてスタートを切ったころのエピソードを語っていました。
続いては「10年後のソラシドエアに期待すること」をテーマに宮崎市の小学生に募集していた作文コンテストの表彰式が行なわれました。髙橋社長いわく「素晴らしい作文ばかり」だったそう。入選した10名の児童に表彰状を授与したほか、後日、保護者とともに東京のソラシドエアオペレーションセンターに招待する予定とのこと。夏休みのよい思い出になりそうですね。
就航20周年記念 特別フライトに乗ってみた
就航20周年記念特別フライトとなったのは宮崎(12時20分)発の羽田行きSNA58便。私も実際に搭乗させていただいたのですが、この日はスペシャルなことが目白押しでした。まず地上アナウンス。普段はANAに委託している宮崎空港ですが、この日は羽田に勤務しているソラシドエアのグランドスタッフが来て出発案内のアナウンスを行ないました。
また機内へと向かう途中、髙橋社長らが搭乗客に記念品をプレゼント。さらにスカイネットアジア航空時代のネイビーのつなぎを着た整備士さんの姿も遠目に見られました。幼児3名を含む113名を乗せたSNA58便は、髙橋社長や地上スタッフ、みやざき犬のひぃくんたちに見送られながら、入道雲が浮かぶ真夏の空に向けて12時29分に宮崎空港を離陸しました。
この記念フライトを担当したパイロットおよびCAは、宮崎県出身だったり宮崎市にある航空大学校出身だったりと、全員が宮崎にゆかりのある方々。4名いたCAのうち2名はスカイネットアジア航空時代の紺の制服を着用して業務にあたり、現制服と旧制服が見られるというレアなフライトでした。
2002年~2011年6月に使用されていたという旧制服のスカーフには宮崎県の県花「はまゆう」がプリントされ、エプロンには白い刺繍が施されていました。ちなみにはまゆう(浜木綿)はヒガンバナ科の多年草で開花は夏。ちょうど今の時期に日南海岸などあちこちで見られるそうですよ。
その後14時01分に羽田空港に着陸したSNA58便。「空から笑顔の種をまく」をブランドプロミスとするソラシドエアの就航20周年フライトは、たくさんの笑顔が見られたステキなフライトとなりました。